最高の人生の終り方~エンディングプランナー~ (第3話 1/26) 感想
1/12からTBSで始まったドラマ『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(公式)の第3話『嫁VS姑バトルと涙』の感想。
山下さんが刑事で、榮倉さんが葬儀屋で良かったかも?
相変らず今回も“ドラマみたいな話”だった。これまで葬儀屋が刑事を経由して“いい話”のオチに導く展開に違和感と無駄を感じていたのだが、今回その解決策がわかったような…
それは、山下さんと榮倉さんの役を入れ替えて、刑事の真人(山下智久)がまず事件ありきで遺体を捜査し、死因究明から導いた“いい話”を葬儀屋の優樹(榮倉奈々)に話して円満葬儀で終了。
こうすれば、榮倉さんより刑事姿の似合う山Pも見られるし、榮倉さんは女性の新人葬祭ディレクターって新しい役どころに合いそうだし。こうすれば流れがスムーズになって、視聴者が自然と物語に入り込みやすいと思うがどうだろう…
とは言え、やはり都合過ぎて無理矢理な脚本が残念…
主役の入れ替えは無理だろうから、脚本に話を戻そう。やはり気になるのは都合の良さと無理矢理さ。今回は、そもそもレギュラーの夕子(磯野貴理子)の見せ場の回で、そのための姑の澄子 (草笛光子) とホストの星矢こと高井良彦 (前川泰之) が何処で出会いなぜ一緒に死んだかと言う話だったはず。
だとすれば、良彦がホストである必然性もないし、そもそも良彦そのものが必要だったか怪しいし、経営が厳しい葬儀屋が毎回探偵まがいの行動をなぜするのかとか、休暇の度に警察手帳を見せて私的な捜査をする刑事とか、バラ園に辿り着くのに足湯は必要だったかとか。
物語を描くのに、絶対的な必然性があるなら良いが、何となく雰囲気と手抜きのためにご都合主義的な設定で話を進めると、作り話すぎて私は醒めてしまうのだが…
ここらで一度、交通整理をした方が良いと思う…
脚本にもう一捻り欲しいとか、演出に工夫が欲しいとか言うレベルでなく、ここらで一度、全体を交通整理し取捨選択したら良いと思う。
特に井原家の兄弟たちの全エピソードと、元刑事の岩田逸郎(山崎努)の位置付け。
それらを整理して、何を描きたいのかを絞り込めば、キャラクター設定も“いい話”そのものも悪くないから、劇的に面白くなる可能性は秘めていると思う。何せ、山Pのテレビドラマにハズレ無しのはずだから…
ドラマは虚構の世界ですから、リアリティーと設定の整合性の追求がすべてでは無いと思います。ただ、今回なら観ながらずっと、星矢の存在について違和感がありました。そう言う部分だけでも無くなれば、だいぶ違うと思うんですけれど。来週に期待します。
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