相棒season10 (第13話 1/25) 感想
10/19からテレ朝で始まったドラマ『相棒season10』(公式)の第13話『藍よりも青し』の感想。
冒頭の期待感…
完全に好き嫌いの問題として、評価に困る回だった。冒頭のレストランでの逮捕劇のシーンは、『相棒』らしいコント風に始まり事件に引き込むパターンとしては、その先への期待感含めて上手い脚本だと思う。
また、終盤の二度目の捻りと効かせたどんでん返しから、「花の里」での冒頭の生ハムつながりまで、1時間を通しての『相棒』らしさの統一感を出そうと言う脚本の意図には共感する。その意味では好きな回と言えるのだが…
中盤の都合良過ぎる展開と終盤の二重のどんでん返し・・・
最近の『相棒』の傾向として、単なる刑事が事件を解決すると言う刑事ドラマの王道は当然として、「巨悪を封じる」や「社会問題にメスを入れる」と言ったサブ・テーマを抱える回が増えているが、今回も「産業廃棄物」「不法就労等外国人」「伝統技術」と、かなり盛り込んできた。
盛り込むなら、すべてをうまく絡めてくれれば良いのだが、結局1時間で辻褄を合わせて、右京(水谷豊)にトントン拍子で解決させるために、中盤の展開がかなり強引に都合良く描かれたように感じた。その意味で先に書いた“統一感”が足を引っ張ったと言う部分が好きでない回と言える…
今回はトントン拍子にするために、(いつもより更に)説明台詞が多過ぎたように思います。お陰で映像的と言うより舞台的な雰囲気が強くなったと思います。
それでなくても「右京の事件簿」「右京の独演会」になり易いので、その点は脚本が演出で巻き返せるレベルで無かったのが、ホント残念でした。中盤前まで良かったのに…
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
第10話(元旦SP) 第11話 第12話
相棒 シナリオ傑作選2 [単行本]
相棒 シナリオ傑作選 [単行本]
ドラマ「相棒」はビジネスの教科書だ!杉下右京に学ぶ「謎解きの発想術」
相棒 Season 10 オリジナル・サウンドトラック 池頼広
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