最後から二番目の恋 (第1話 1/12) 感想
1/12からフジテレビで始まったドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の第1話『寂しくない大人なんていない』の感想。
木曜10時に、大人向けまったりドラマも悪くない…
個人的に夜ゆっくりテレビを観るのは木曜の夜くらいだし、一般的な40、50歳代も金曜の夜は休日前夜ってことで、いろいろ忙しいと思う。そう言う意味でも、この位の大人向けのまったりしたドラマは悪く無いと思う。
登場人物や設定など、若い人たちには一昔以上前のように古臭くて目新しさは感じないだろうが、これからの高齢化社会やCM購買層を考えても、万人ウケするドラマだけではテレビ局も生き残れないだろうし。その意味では、おじさんの一人として本作の企画を応援したい…
いろいろ…
まず、中井貴一さんのコメディ演技は好きだ。また、小泉今日子さんと口論するタイミングなんかも絶妙だし。そこに辿り着くまでの47分が長かったの何の…
次に、スタジオセット全般(特に、古民家カフェのテラス)のキャメラワークが映画っぽく落ち着いていて良かった。また、海辺や路地裏などのオープンロケの画もきれいだった。物語と画が合っているのは良い。
台詞に年齢相応の本音が入り混じっていて、ちょっとドキュメント風なのも面白い。また、アラフォーの独身女性を全否定したり、小泉さんを痛い役柄にしたりと、今までのドラマには無かった視点も悪くない。
岡田惠和さんだけに『ビーチボーイズ』風な…
脚本が岡田惠和さんで、古い家に見知らぬ人がやってきて、次第に家族のようになりながら、笑いあり涙ありって言うと、どうしても『ビーチボーイズ』を思い出す。
今回は、千明(小泉今日子)が裏切り者2号に携帯電話を夜空に向けてシーンがあった。『ビーチボーイズ』では広海(反町隆史)が海都(竹野内豊)の彼女・桜(秋本祐希)に携帯電話を海辺で夜空に向けて打上げ花火の音を聞かせるシーンがある。
その他にも、古民家カフェの雰囲気やら、ちょっと似ている部分がある。岡田惠和さんやBBファンには楽しみが増えそう…
若い人たちには、面白くないんでしょうかね。その辺が視聴率に影響しそうですが、絞り込んだ視聴者層のドラマですから。想像していたより、ずっと楽しめそうなドラマでした。来週も期待します。
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