最高の人生の終り方~エンディングプランナー~ (第1話 1/12) 感想
1/12からTBSで始まったドラマ『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(公式)の第1話『僕、葬儀屋になります~恋あり、涙あり、ミステリーありのヒューマンホームドラマ』の感想。
音量上げたらCM爆音!
ここまでボソ(小さい声)をOKテイクにする演出も音声担当も共感できない。肝心の浩太郎(蟹江敬三)の死に際の台詞に始まり、挙げたらキリが無いほど多くの台詞が聞き取りにくかった。
私の加齢による聴力劣化もあるのだが、これでも一応仕事では問題ないから、多分同じように思った視聴者が多いはず。とにかくボリュームを上げたらCMが爆音になってビックリ。来週から演出、音声、編集さんには、きっちり仕事をして貰いたい。
開けてみたら「葬儀屋・井原真人の事件簿」とは!
映画『おくりびと』の山崎努さんと吉行和子さんも出演するし、突然後継ぎになった新人葬儀屋の話ってことで、勝手に新人葬祭ディレクター山Pの感動物語を期待したのだが、開けてみると何と『葬儀屋・井原真人の事件簿』だったとは驚いた。
きっと、山下智久さんを新人葬儀屋にして、共演は榮倉奈々さんと言うだけでスタートした企画なのだろう。2人が兄妹役では新鮮味が無いし、何とか榮倉さんを毎週登場させられる役柄ってことで刑事役にし、死体を捜査して遺体をそのまま葬儀屋へって、単純な発想から始まったような感じ。
更に、全篇が『劣化版ひとつ屋根の下』みたいな中途半端な雰囲気。大きいお兄ちゃんの健人(反町隆史)は釣りしてるだけ、妹2人も性格も設定もよく見えてこない。まあ、今回は初回と言うことで次週に期待したい…
演技がどうこう以前に、脚本のやりたいことが全然書けていないと想像します。従って演出もピンボケ。これでは山下さんが気の毒になります。何とかして欲しいですね。
今回はゲストの吉行さんと子役のおかげで、最後は些か強引でしたが「いい話」に落ち着いて良かったです。せめて強引さや偶然具合は毎週この位に留めて頂きたいです。
しかし、何より脚本の「つかみ」が全く感じられないのが最悪です。「視聴者の心をつかもう」と言う気迫すら伝わってきませんでした。現在は山崎努さんが何者かわかりませんが、山下さんにしか見えない「何か」なのでしょうか。何にせよ、引き延ばしをしている場合じゃ無いと思います。
ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ) [単行本] 冨安 徳久 (著)
今日のご遺体 女納棺師という仕事 [文庫] 永井 結子 (著)
「葬儀」という仕事 [新書] 小林 和登 (著)
遺品整理屋は聞いた! 遺品が語る真実 [新書] 吉田 太一 (著)
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