デカワンコ 新春スペシャル (1/7) 感想
2011年1月15日から日テレで放送されたドラマ『デカワンコ』(公式)の『新春2時間スペシャル』の感想。なお、過去の連ドラとSPドラマ等は全て鑑賞済み。
また、放送当日の午前10時30分から放送された番宣『デカワンコ新春SP!』の『今夜復活!やっぱり13係ラブ!!』の感想も含む。
「13係ラブ!!」な私だから、敢えて言いたい!
「期待ハズレ!」だった。9ヶ月振りの13係集結の新春のお祭り騒ぎは納得できる。
しかし、本作の面白さは、飽くまでゴスロリ・ファッションで身を固めた主人公・花森一子(通称:ワンコ 多部未華子)が、警察犬並みの嗅覚で事件を解決すると言う本格的?な刑事ドラマを目指しながら、実際には有り得ないような13係の個性的なメンバーに囲まれ成長していくと言う面白まじめな部分だと思う。
しかし、今回は事件すら起こらず、まあ言ってみればワンコ自身が作り上げた騒動が自然に解決しただけ。これでは刑事が出ているだけで、“刑事ドラマ”とは言い難い。
いろいろな大人の事情があったのかもしれないが、『デカワンコ』の大事な部分を見失った、『HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~』に続いて残念な伴一彦氏の脚本だった。伴氏が最も「13係ラブ!!」だと思っていたのに…
内輪ネタありの「番宣SP」が超面白かった!
7日午前中に放送された1時間枠の、ボス曰く「スペシャルのスペシャル」が凄く面白かった。全体は刑事部屋に13係のメンバーたちが集まり、その『番宣SP』を観ていると言った体の番組。
特に、役柄と本人のキャラクターがごちゃまぜになるのが最大の面白さ。例えばフランス女性に聞いた人気投票で、年上のデューク(水上剣星)が1位になると、後輩の桐島(手越祐也)は「当然」と先輩を立てながら、現役ジャニーズとして悔しさを見せたり、和田(石塚英彦)が13係全員で捜査する場面にいないのは膝が痛くて走れないからだとか。
むしろ、こう言う場面こそ、初見の視聴者より番組のファンが楽しめると思う。2時間スペシャルも、前半は新作、後半は新作を皆で観ながらネタバラシの鑑賞会みたいなのが、本当の「13係ラブ!!」な企画だと思う…
深く考えなければ面白かった!?
惜しくも先日終了した『水戸黄門』や『JIN-仁-』のパロディーに生類憐れみの令をテーマにした江戸時代パートと、パリのロケをふんだん使ったモナカ王国パートの2部構成は、各パートを別々に捉えれば、ワンコらしさも描かれていたし、13係のメンバーも活かされていたし、深く考えなかければ面白かった。
でも、結局2部の繋がりは無いし、テンポも悪いし、引き延ばし感が強かったのが残念。これなら江戸時代パートと(上記の)ネタバラシ鑑賞会で2時間か、モナカ王国パートだけでもっとワンコを恋のキューピッド役に仕立てても良かったと思う。
まあ、こう言う辛口レビューも、私が「13係ラブ!!」過ぎるが故なのだが…
サウンドトラックに新曲が数曲追加されてました。パリの街並みに合いそうなミュゼット風アレンジの楽曲が。小西康陽さんのサントラとサウンドデザインの石井和之さんの仕事は見事でした。
いろいろ書きましたが、今度は是非「刑事ドラマ」らしいストーリーで、13係のメンバーたちに戻ってきて欲しいですね。因みに私は、“ディカプリオ派”でなく“オリヴィア・ハッセー派”です(笑)
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話(最終回) ちょっとだけリターンズ(番外編) オリジナル・サウンドトラックを入手!
デカワンコ スペシャル(Blu-ray Disc)
デカワンコ スペシャル [DVD] 多部未華子 (出演)
デカワンコ Blu-ray BOX 多部未華子 (出演), 沢村一樹 (出演)
デカワンコ オリジナル・サウンドトラック , 小西康陽
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