妖怪人間ベム (第10話・最終回 12/24) 感想
10/22から日テレで始まったドラマ『妖怪人間ベム』(公式)の最終回『さよならベム・ベラベロ…人間になれるのか!? 最後の大決闘!!』の感想。第1作目(1960年代後半)原作アニメは幾度も鑑賞済み。
最初に断っておきますが、最終回はもちろん本作で感動した人は【絶対に】読まない方が良いです。苦情は受け付けません(苦笑)
最終回として、うまくまとめたと思う…
前回の流れからほぼ3人の選択は見えていたから、今回はそれをどうやって魅せるかがポイントだった。
その意味で、原作アニメのエンディングを踏襲しながら、現代のテレビドラマらしく「鬱」さを抑えて、ソフトランディングしたのは悪く無い。
若干、続編ありきを覗かせたり、(後述するが)ベムと夏目中心になりすぎた感は否めないが、うまくまとめたと思う。
後半、ベムと夏目に物語が集中しすぎたのが残念…
総括的に見ると。私は原作と比較しない立場だが、原作と大きな違いは、テレビドラマとしての営業戦略とて、物語の中心がベロ(鈴木福)からベム(亀梨和也)になっている点と、夏目章規(北村一輝)と言うドラマのオリジナル・キャラクターの二つ。
亀梨さんをメインするのは当然として、夏目刑事と言う視聴者の誰からも受け入れられ易い(感情移入し易い)登場人物の設定で、大人も子供も妖怪人間への共感を呼び易くする(誰でも楽しめる)狙いがあると思う。それは上手い作戦だと思う。
ただ、第7話(ベラの恋愛回の次)辺りからベムがベラ(杏)より夏目と一緒にいる方が多くなったような。最終回のラストもベムが夏目の守護神みたいな描き方だったし。やはり、最後まで妖怪人間3人をセットで描いて欲しかった。
「名前の無い男」の存在感も最終回で示したし、コンサート会場での人質事件も人間の愚かさと妖怪人間3人の決意のきっかけには上手いエピソードだし、最後の最後で上手くまとめてきたなと思います。少なくとも『ミタ』より遥かにまともなエンディングにホッとしました。
また、亀梨さん、杏さん、福くんもドラマが進む度に妖怪人間らしさが増して良かったです。特に最終回の火事の中での福くんの表情が良かった。キャストとスタッフの皆さん、お疲れさまでした。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
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