ドラマスペシャル「越境捜査」 (12/22) 感想
12/22にテレ朝で放送されたドラマスペシャル『越境捜査』(公式情報)の『警視庁VS神奈川県警 暴走車を炎上させた空飛ぶ刑事!?』の感想。なお、笹本稜平氏の原作小説『破断 越境捜査3』は未読、過去2本の同名スペシャルドラマも未見。
こっちの「相棒」も悪くない!
やはり二人の刑事がコンビを組んで事件を解決する刑事ドラマと言えば、どうしてもあの『相棒』と比較してしまう。こちらの相棒同士は徹底的に立場も性格も違っているから、初期の右京&薫時代に近いかもしれない。
しかし、本作の場合は鷺沼と宮野と言うより、柴田恭兵と寺島進と言う個性は俳優二人が目立ってるわけで、その意味では、今の『相棒』とどっこいどっこいって感じだが、些かこちらの方が二人で動いているだけマシと言える。
普通の刑事ドラマとして普通に楽しめる…
脚本的には、状況説明などはほぼ鷺沼の独白処理ってのが、私が最大に気になった点。もちろん事件解決まで幾つか捻りもあるし、二人のキャラを上手く活かして笑いもあって、更に謎解きの楽しみもある。
ただ、全体的に台詞が説明臭くて、予定調和的で臨場感が薄い。単純な台詞のキャッチボールと言おうか。でも、普通の刑事ドラマとして普通に楽しめる完成度ではある。
『俺たちは天使だ!』『プロハンター』『あぶない刑事』など、この手のシリアス&コミカルな役は上手いですね、柴田恭兵さん。演出は村川透氏ですから、刑事ドラマの安定感は抜群です。違った脚本家で次回作を見てみたいです。
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