家政婦のミタ (第11話・最終回 12/21) 感想
10/12から日テレで始まったドラマ『家政婦のミタ』(公式)の最終回『本当の母親…それはあなたたちが決めることです!』の感想。
最初に断っておきますが、最終回はもちろん本作で感動した人は【絶対に】読まない方が良いです。苦情は受け付けません(苦笑)
最終回の感想を一言で…
感想を一言で表現するなら、中途半端。中盤までは第1話の流れを汲んだ“ジェイソン・ミタ”の復活でかなり面白かった。しかし、中盤以降は、話題性と視聴率の高さに押し切られ、エンディングは平凡。まあ、最終回と言うより、伏線の回収回ってことで…
遊川氏の脚本で良かったのは、主人公を家政婦にしたこと!
遊川和彦氏の脚本で良かったのは、主人公を家政婦にしたことだ。第1話の感想でも書いた通り、部外者で無感情のミタだからこそ、妙に内向的で感情的な家族を変えることが出来ると言う点に着目したこと。「部外者 VS 家族」「無感情 VS 感情的」の対比こそ、このドラマの面白さ。だった…
脚本で残念だったのと、高く評価できること。
残念なのは、本来なら“人生は感情が邪魔をして、本筋を見失うことがある”と言う人間の尊厳的な部分を描けるはずだったのに、第3話から単に騒動を起こす自己チュー家族と強引に問題解決するミタになってしまい、第9話からミタのキャラが変えてしまったこと。
ただ、原作ありのドラマが多い昨今、このようなオリジナル脚本でも視聴率が取れると言うことを証明した点と、最後まで自己中心的で他者依存性が高い阿須田家の設定がブレなかった点は高く評価できる。
世間ではミタと阿須田家に激しく感情移入して、「絆は大切だ」と盛り上がっているようで何よりです。一方私は最後まで阿須田家に共感できずに終わりました。ここが最も楽しめなかった理由だと思っています。
『特別版』も観ましたが、特記するような内容ではなかったと思います。感動した方々には叱られそうですが…
予想以上の高視聴率の中、無事に完走したキャストとスタッフの皆さん、お疲れさまでした。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
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