相棒season10 (第8話 12/07) 感想
10/19からテレ朝で始まったドラマ『相棒season10』(公式)の第8話『フォーカス』の感想。
最後の「写真オチ」に持っていきたいのはわかるが…
30分頃までは良かったのに、そんな今回。結局、交番相談員・谷川(佐川満男)の殺害理由をどんでん返しさせたのは『相棒』らしいとも言えるが、それをやるために二段構えのミスリードを作ったため、話がややこしくなってしまった。
また、いろいろな点が偶然に頼りすぎて、物語り全体がこじつけっぽかったし、何より谷川が通り魔は逃げているのに被害者を助けない理由や、本当の動機を隠す理由も弱く、全体的に最後の「写真オチ」に持っていきたいと言う部分の焦りが全体を歪ませてしまったように思う。残念…
「フォーカス」ってサブタイトルに引っ張られ過ぎでは?
更に、脚本が『フォーカス』と言うサブタイトルに引っ張られ過ぎ(意識し過ぎ)たのか、妙に「焦点」「組写真」に拘ったり。映像的にも「焼きそば」や「ガラステーブル越しの週刊誌」とか意味不明なインサートやカットが目立ったし。
それに、最後の「写真オチ」で写真パネル一枚ずつに暗幕をかけておいてめくりながら自供させるってのも、些か演劇的で映像的とは思えない。まあ、今回は“被害者と加害者の心のフォーカスのズレ”ってのを上手いと取るかってコトで評価が分かれるのだろう…
鬱っぽい、勘違い殺人、後味悪い…
「鬱っぽい」「勘違い殺人」「後味悪い」ってのが、『season10』に多いなと思う。今回も最近のこの王道パターン。自分が3年前に暴行され自殺した佳苗を救えなかった負い目からカメラマンを殺したり、そのカメラマンも通り魔の被害者を撮影しただけってことで、今一つスッキリしない。こう言うのが『相棒』らしいのはわかるのだが…
最初から右京が組写真を見て気付けば、何てことは無い事件でしたよね。それをミスリードやら偶然を重ねるから、あれよあれよと進んでいく内に、尊の活躍を書くのを忘れちゃったって感じで。なんか『相棒』も仕上がりにバラつきがあるなぁ。来週に期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
ロレンツォのオイル/命の詩 [DVD] ニック・ノルティ (出演), スーザン・サランドン (出演), ジョージ・ミラー (監督)
相棒 season9 DVD-BOX I(6枚組) 水谷豊 , 及川光博 (出演)
相棒 season9 DVD-BOX II(5枚組) 水谷豊 , 及川光博 (出演)
相棒 Season 10 オリジナル・サウンドトラック 池頼広
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