私が恋愛できない理由 (第8話 12/05) 感想
10/17からフジで始まったドラマ『私が恋愛できない理由』(公式)の第8話『恋なんて、大嫌い!? 傷ついて傷つけて!?』の感想。
最初に断っておきますが、今回が面白かった人は読まない方が良いです。苦情は受け付けません(苦笑)
1に説明、2に説明…
優(田中圭)が拓海(萩原聖人)に渡米の相談をするまでの前半22分まで、ほぼこれまでの初期設定の説明コーナー。シェアハウス、レストラン、クリーニング店などでの会話は登場人物たちの感情の説明コーナー。
これまでは闇雲に登場人物たちがあちこちで好き勝手動いていただけだったのと比べれば、どうしてこうなったのかってのが解り易くなって悪くない。でも、それらがすべて台詞だと話は違ってくる。こんなに登場人物が感情を喋るなら、脚本と言うより戯曲か小説で出版すれば良いのに…
3,4がなくて、5に捻り無し。これが「月9」!?
咲(吉高由里子)のキャバ嬢のバレ方、恵美(香里奈)と優の照明談義?、真子(大島優子)の料理を榎本(青柳翔)が味見、野口(永井大)のヘッドハンティングなどなど、最終章に向けてこれだけベタな設定を巻き散らかせば、脚本家の先生もさぞ安心のことだろう。それに予告編であそこまで「月9」の王道を匂わせるネタを見せておけば、演出&制作陣もさぞニヤッとしていることだろう。
全体的には三人三様の恋愛の方向性が明確に示されたから悪くない。いや、ここ数回の中では最も“マシ”だと思う。ただ、これだけ都合の良い設定を並べて、「この恋、クライマックスへ」と言われても、むしろ「こちらこそ、是非きっちりお願いします」と言いたいだけ…
幾ら何でも、恵美が「どこでもドア」を使い過ぎやしないか?
主人公の露出を増やしたいのはわかる。主人公だし当然だ。しかし、幾ら何でもここまで恵美があちこちに顔を出したら、恵美本人の恋愛に身が入らないのでは?(苦笑)
いや、そう言うことでなくて、幾ら大人の事情とは言え、もう少し出番を抑えれば、単純に他の登場人物の出番が増える訳で、特に咲と真子のくだりが尻切れトンボにならずに済んだのにと思うのだ。なんか今期フジの9時はこのパターンが多い…
面白くない訳ではないんです。ただ、台詞は説明くさいし、エピソードの詰め込み過ぎで、もう何が起こってもビックリしないような状況が残念なんです。折角興味深いキャスティングなので期待しただけに…
婚礼の仕事で言うと、披露宴演出でやってはいけない一つに「サプライズ演出のやり過ぎ」があります。映像や余興やテーブルスピーチなど何でも「サプライズ」と司会者に言わせてしまうパターン。サプライズは一回きりですよ。何度もやったら刺激はどんどん薄まるだけ。これから披露宴をなさる方はお忘れなく。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
フジテレビ系ドラマ「私が恋愛できない理由」オリジナルサウンドトラック
アンアン特別編集 恋愛できない女たち (マガジンハウスムック) [ムック]
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