南極大陸 (第8話 12/04) 感想
10/16からTBSで始まったドラマ『南極大陸』(公式)の第8話『栄光なき勇者達』の感想。本作とは直接無関係だが、高倉健主演映画『南極物語』は鑑賞済み。
飽くまで、タロジロと言う犬たちの奇跡の物語ですので…
第3話の感想で、史実なんだから、妙な思わせ振りな予告編や演出をしても、多くの人が知ってるわけだから、もっと視聴者を楽しませる演出や脚本を期待したいと書いた。しかし、それは全く果たされないままの今回。
以前、ラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、電車内でOL2人が「南極大陸の予告編がムカつく。南極船が到着しちゃうの見せちゃうんだもん」と言っていたと話していた。そう言う一部の大人たちや子供たちは別にして、この史実のポイントがタロジロと言う犬たちの奇跡の物語であることは周知だと思う。
なのに、スタッフは本作を豪華キャストの越冬隊物語に仕立てたのだ。それもカラ太犬たちを脇役にして。いや、視聴率稼ぎの道具にしたと言っても良い。
簡単に「男と犬の物語」は構築できない…
やはり、本来の主役はカラ太犬だ。物言わぬカラ太犬だ。その奇跡の物語を犬に代わって越冬隊たちが語るのだ。それだけに、本作での越冬隊の役割は重要だ。彼らと犬との絆をきちんと描くことでしか、奇跡は描けないから。なのに、これまでカラ太犬は脇に追いやられてきた。
ここ数回はテコ入れなのか、カラ太犬たちの苦悩の描写が大量にインサートされるが、日本を出発する前からしっかり描いてこなければ、時既に遅しと思う。ちょっとやそっとで描ききれないのが「男と犬の物語」なのに…
視聴者からの反響で「実は犬は全部生きてましたとさ」って最終回になっても、不思議ではないくらい、本作への待値が下がっています。一応キムタクを応援する立場の私としては残念ですが…
柴田恭兵さんと香川照之さんが「これからですね」と頷いてましたが、これからあと2話もあるんですね。予告編以上にもうわかってるんだから、次週は最終回90分スペシャルにして、再来週は『ドッグトレーナー 宮忠臣』って特番にして欲しいです。宮さんは映画『南極物語』のドックトレーナーで、本作の犬の指導もしている方です。その方が視聴率も取れるのでは?
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
南極越冬隊 タロジロの真実 [文庫] 北村 泰一 (著)
南極物語 [DVD] 蔵原惟繕 (出演), 高倉健 (出演)
南極物語 [DVD] ポール・ウォーカー (出演),高倉健主演映画のハリウッド・リメイク
南極料理人 [DVD] 堺雅人, 生瀬勝久 (出演)
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