家政婦のミタ (第8話 11/30) 感想
10/12から日テレで始まったドラマ『家政婦のミタ』(公式)の第8話『私の過去、すべてお話します』の感想。
視聴率と注目度が高けりゃ、何でもアリなのだろうが…
犯罪を推奨したり人権を侵害しなければ、視聴率と注目度が高いんだから何でもアリの展開なのは日テレに限ったことでは無いと思う。その意味で、本作がどんどん初めの頃の雰囲気からだいぶ変わっているのも無理も無い。
しかし、前半14分頃子供たちが灯(松嶋菜々子)のバッグを無断で開けようとするのに父・恵一(長谷川博己)が加担するシーンを見て、ここまで何でもアリなのかと呆れてしまった。明らかに第5話から方向転換してる…
第2章は、トンチンカン親子がミタの問題を解決?
今回、阿須田家と結城家の唯一の“こじれ”であり“しこり”であった、自殺した母・凪子と凪子を自殺に追い込んだ父・恵一(長谷川博己)の問題が一段落した時点で、これ以上に何を描こうと言うのか。その意味で、今回が第1章終了と言えよう。
では、第2章は?と言えば、トンチンカン親子が更に進化した“怪人ミタ2”が抱えた問題を解決するドンデモ展開らしい。ただ、灯の過去は明々白々になったし、何でも出来るのは本人の努力であるわけで、本作の最大の武器であった“謎めいた”ミタはもういない。
まあ、可哀想なミタと可愛いうらら目当ての視聴者向けでも視聴率20%超えなら、何も言うことも無い…
ミタが、ただの心が病んだ家政婦になっちゃった?
う~ん、個人的には残念な展開になってる。やはり灯の過去には興味が無いからだ。しかも今回明らかになったことで、ついに灯は“ただの心が病んだ家政婦”になってしまった。まさかここまで急ハンドルを切るとは思わなかった。
更に今週から、より音楽の終わり方もCMのまたぎ方もスムーズに且つキッチリ作られていた。それだけ完パケ(完成品)を意識した脚本になっているのだろう。と言うことは物語より営業第一ってワケで、いろんな意味で残念…
今回の、義之(平泉成)の暴力とか、ミタの境遇もそうですが、このドラマって女性軽視(蔑視?)が甚だしいなと思います。その裏返しにミタのキャラクターがあって逆説的に正当化しているように思えてしまいます。まあ、そんな感想しか思い当たりません。一応、最終回まで観てみようとは思いますが…
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
日本テレビ系水曜ドラマ「家政婦のミタ」オリジナル・サウンドトラック
女王の教室 DVD-BOX 天海祐希, 羽田美智子 (出演)
リバウンド DVD-BOX 相武紗季, 速水もこみち (出演)
ハケンの品格 DVD-BOX 篠原涼子.加藤あい.小泉孝太郎.大泉洋 (出演)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3213/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/237977187.html でも、受け付けております。
- 関連記事