相棒season10 (第6話 11/23) 感想
10/19からテレ朝で始まったドラマ『相棒season10』(公式)の第6話『ラスト・ソング』の感想。
ある意味「相棒」である必然性がない?(その1)
犯行現場をチラ見させる『古畑任三郎』形式でスタートした今回。あれだけ充子(西山知佐)と安城瑠里子(研ナオコ)とサックスプレーヤーをカットバックさせれば、大体犯人は見えちゃうと思うのだが。
さて、冒頭辺りの右京(水谷豊)と尊(及川光博)の絡み方は、古畑と今泉・西園寺風にコント風で攻めるのかと思いきや、結局最後まで右京の独壇場。これでは何のための『新・相棒』なのか?
ある意味「相棒」である必然性がない?(その2)
更に、物的証拠が殆ど無く、状況証拠をもとに緻密な推理で真犯人を追い詰める『相棒』らしさが抑え込まれていたような。
真犯人がきちんといるのに、右京と瑠里子の絡む場面をより多く作りたいためだろう。死因が安易に「はぐれ死」だったし、決定的な物的証拠も無かったし、何より全体に締りが無くて、登場人物にも共感できなかった。普通の刑事ドラマなら、この程度の仕上がりでも許されると思うが、こと『相棒』だから…と思ってしまう。
(注)「はぐれ死」→http://2chcopipe.com/archives/51314494.html
必要性があるなら構わないが…
充子のタバコの再現シーンや録音スタジオでの字幕スーパー、「ミス・アンルーリー」の謂れのくだりの楽屋前のシーンでのキャメラワークなど、『相棒』としては斬新で実験的な演出があった。
正に橋本一氏らしい演出とも言えよう。しかし、いずれも本作中に必要だったろうか。いくらやってみたくても、必要性や必然性が無く、むしろ視聴者にネタを提供するだけのような演出なら無い方がいい…
大物ゲストの回はハズレが多いですが、今回も出演者と所属事務所に押し切られた脚本になってしまったのでしょうかね、残念。瑠里子が高所恐怖症なのにバンドは空中分解ってこれもネタだったの(苦笑)
来週は尊が右京に反抗するみたいです。尊の反旗に期待します。
相棒 season9 ブルーレイBOX(6枚組) [Blu-ray] 水谷豊 , 及川光博 (出演)
相棒 season9 DVD-BOX I(6枚組) 水谷豊 , 及川光博 (出演)
相棒 season9 DVD-BOX II(5枚組) 水谷豊 , 及川光博 (出演)
相棒 Season 10 オリジナル・サウンドトラック 池頼広
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3191/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/236699786.html でも、受け付けております。
- 関連記事
-
- DOCTORS~最強の名医~ (第5話 11/24) 感想 (2011/11/25)
- 家政婦のミタ (第7話 11/23) 感想 (2011/11/24)
- 相棒season10 (第6話 11/23) 感想 (2011/11/24)
- HUNTER―その女たち、賞金稼ぎ― (第7話 11/22) 感想 (2011/11/23)
- 謎解きはディナーのあとで (第6話 11/22) 感想 (2011/11/23)