私が恋愛できない理由 (第5話 11/14) 感想
10/17からフジで始まったドラマ『私が恋愛できない理由』(公式)の第5話『恋愛ニートは卒業!? 二人だけの秘密!?』の感想。
埋もれ気味の咲と大介を救済するために、26分使ってBBQ?
なぜか第5話で突然に恋の指南役に抜擢された咲(吉高由里子)に違和感を覚えたが、今週は流石に急ハンドルを切ってきた。なんと、埋もれ気味の咲を救済するために?、26分間も使って全員野球でBBQ開催とは驚いた。
まあ、先週から恵美(香里奈)の新恋人・大介(小柳友)が登場して、視聴率も少々上がったから、大介のプロフィール紹介も兼ねてのテコ入れだろうが、BBQとは唐突過ぎるような…
急接近&急展開。でも恵美と大介のくだりは悪くない!
咲と拓海のくだりが人物設定もエピソードも無責任同士で、少々キャラクターなど作り過ぎでうんざり気味だ。
一方で恵美と大介のカップルは、(脚本家先生は、咲と拓海と対比させたいのだろうが)二人とも誠実で、久し振りに『月9』王道らしく悪くない。ただ、今後は『月9』らしく優(田中圭)に振り回されるのだろうが…。がんばれ、大介!当て馬かもしれないけど(苦笑)
脚本があるのに、脚本が無い!
脚本の目的は、俳優さんたちに演技をさせるためや、スタッフへの指示書の役割もあるのだが、何より脚本家が描きたいテーマのための物語の中で、自ら創り出した登場人物たちにエネルギーを注ぎ、魂を吹き込み、生き生きと輝いて魅せるかが重要だと思っている。
いや、登場人物たちが魅力的なら、自然とストーリーは出来るものだし、「また来週も会いたい」と思うはず。皆さんも好きなドラマには、魅力的な登場人物がいたと思う。
脚本はもっと登場人物たちに魂を吹き込むべき!
しかし、本作では「一つ屋根の下」「処女」「不倫」などネタや設定ばかりが目立ち、登場人物たちこそあっちこっちで繋がっていて複雑に見せてはいるが、登場人物たちはそれら設定の上で動かされている駒にしか、私には見えない。
そう、登場人物たちが生き生きとしていないのだ。折角二人で書いているのだから、もう少し創意工夫して魅力的なキャラクターを創造して欲しいと思う…
一応関東の視聴率は第4話で16・1%(Wiki)あるので、制作的には成功しているのでしょう。
私は、先日の『フリーター、家を買う。スペシャル』(感想はこちら)での香里奈さんの存在感が過去の作品と変わってきたので、そこを期待して観ています。なので、現状の主役である恵美(香里奈さんでない)のカゲの薄さがとても気になります。今後の山崎宇子さんと坂口理子さんの二人三脚の脚本に期待します。
フジテレビ系ドラマ「私が恋愛できない理由」オリジナルサウンドトラック
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