相棒season10 (第4話 11/09) 感想
10/19からテレ朝で始まったドラマ『相棒season10』(公式)の第4話『ライフライン』の感想。
内容もさることながら、サブタイトルが秀逸!
なるべく予告編は観ないようにしているため、『ライフライン』と言うサブタイトルからいろいろ想像した。終わってみると、正に“生命線”であり“借金と戦い続ける緊張の糸”と言う、“生きるための線”のお話。
後々になっても、「あの闇金と運送会社の社長たちの切ない事件ね」とすぐに思い出せるような秀逸なサブタイトルだと思う。もちろん、脚本の内容も素晴らしいが…
このレベルの作品を、他の脚本家先生にも求めたい…
冒頭の財務分析の入り方から、今回は数字を扱う難しいお話かと思いきや、闇金問題を経由して、数年前から急増している中小企業経営者の自殺問題に切り込み、最後には人情話でまとめてくるとは。
まあ、脚本の櫻井武晴氏の得意な“社会派”ジャンルの本であるが、巨悪にも行かず詰め込み過ぎもなく、その点でもうまく作られていたと思う。このレベルの作品を他の脚本家先生にも求めたいものだ…
敢えて言うなら…
冒頭から右京(水谷豊)が中心のドラマになったことが残念。折角、先週に尊(及川光博)の存在感が増したのに。
二人の相棒らしさを描くのなら、数字が得意の右京に対して、数字が不得手の尊って設定にするとか、もう少し相反のキャラクター設定をしても良かったかも?
アザの話の後から「帯川運送」の社長・帯川(林和義)は、ずっとキャメラに後ろ向きで顔を見せず、「やっぱり同業者に迷惑かけちゃだめです。取引先を守らないと…」って社長の台詞の少し前から横顔だけのショット。
その後に二人は顔をつき合わせて意思疎通すると言う、少々ベタな演出ではありますが、その後の背後からナイフで一突きを活かすには良かったです。ベタでも必然性があれば面白いと言う良い例だと思いました。来週にも期待します。
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相棒 Season 10 オリジナル・サウンドトラック 池頼広
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