妖怪人間ベム (第1話 10/22) 感想
10/22から日テレで始まったドラマ『妖怪人間ベム』(公式)の第1話『悪を倒し闇に隠れ生きる妖怪が今甦る! はやく人間になりたい』の感想。第1作目(1960年代後半)原作アニメは幾度も鑑賞済み。
予想外に、【傑作】に化ける可能性大!?
小学生時代に1作目のアニメを観た世代としては、つい「あの名作を壊すな」と言う意識で恐る恐る観た訳だが、一先ず「予想外に悪くなかった」と思う。
特に、名前の無い男(柄本明)のアレンジが良かった。これで1話完結の各エピソードのマンネリ化を予防できる可能性が大きいからだ。あとはエピソード次第で話は面白くなりそう…
詰め込み過ぎは否めない。だが、【制作意図】は伝わった…
もう少しうまくまとめれば、1本のスペシャルドラマとして成立しそうな程に、詰め込みすぎではあったが、制作陣の本作で表現した部分はよく解った。
例えば、番宣では平成時代の設定に妖怪コスチュームに違和感があった。しかし、「最近はコスプレみたいな衣装で町を歩く若者もたくさんいるし」と言った印象に変わった。この辺は、原作よりも若いイメージのキャスティングが良かったと思う。
また、原作にあるお笑い要素を破棄して、終始謎めいた世界観を踏襲したのも悪くない。この辺は、『怪物くん』『こち亀』などの、“コスプレコント”のドラマとは一線を画していたのも悪くない。
何が正義かわからない…
3人の合言葉「早く人間になりたい!」が全面に押し出されているが、安直に答えを出したり決め付けたり、勧善懲悪の解り易いドラマが多い中で、ベラの台詞「何が正義かわからない」と言う部分が、本作のポイントだ。
「人間になれなかった」人造生物たちが、人間になるために人間を決して人間を傷つけない。その理由(信念)を人間の醜さや愚かさを通して描くと言う方向にアレンジもされており、なかなか面白そう…
土日は婚礼の仕事でホテルに缶詰状態だったので、今朝録画で観たのですが、予想以上の面白さでした。土日休みの人にとっては、ただバカ笑いするだけのドラマで無いのも貴重だと思います。想定外に予約録画決定です。但し、仕事の関係で、感想は月曜日になると思います。
ただ、残念なのが「変身」と「戦闘」シーン。変身のVFXはなかなかですが、変身後の造形がチープ。またアクションの演出(殺陣やカット割り含む)にスピード感や緊張感がなくやっつけ仕事的だった。これらは『仮面ライダー』シリーズに教えを請うたら良いと思います(笑)
妖怪人間ベム 初回放送('68年)オリジナル版 DVD-BOX<通常版> 小林清志 (出演)
妖怪人間ベム大全 [単行本] 不知火プロ (編集)
妖怪ソングセレクション お化けは死なない
日本テレビ系土曜ドラマ「妖怪人間ベム」オリジナル・サウンドトラック [Soundtrack]
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3088/
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