南極大陸 (第1話 10/16) 感想
10/16からTBSで始まったドラマ『南極大陸』(公式)の第1話『戦後日本復活への愛と命の感動物語~56年前に起きた犬と人間の奇跡が今、動き出す』の感想。本作とは直接無関係だが、高倉健主演映画『南極物語』は鑑賞済み。
いつものキムタク主演ドラマの安定感…
物語は既に皆さんご存知の通りだから、興味は全10話でどこまでどう描くのか?ってだけ。因みに、映画版は、南極で兄弟犬タロとジロと再会するまでの越冬隊の苦悩を実話+創作で見事に描いた。
本作では「戦後日本復興の扉を開く」と言うテーマを加えて、より主人公重視(中心)に仕立てた印象。全体的には平均的ないつものキムタク主演ドラマって安定感だった…
総集編のような、各エピソードがブツ切れの編集で…
「樺太犬」「宗谷」「政治」「資金」「隊員」など、すべてのエピソードが劇的で面白いのに、各エピソードがブツ切れの編集によって、総集編のように“感動狙い”の挿話の連続で、逆に盛り上がりもメリハリも無くなってしまった。
また、狙い過ぎ言えば“音楽”。BGMも主題歌もどこかで聴いたようなワザとらしさと狙い過ぎな印象で残念。もう少しオリジナリティは出せないのか?
チャラ男より、敬語を使うキャラクターが似合う…
演技力はよくわからないから語らないが、最近の木村拓哉さんの声を張った演説や説得シーンは見応え(存在感)がある。特に、過去にも総理大臣・財閥専務・検察官・脳科学者と言った敬語と言うか、丁寧な言葉遣いの冷静な人物が、実は情熱的なと言うキャラクターが似合うと思う。
ただ、ここまで主人公を持ち上げて、あちこちに顔を出させるのは、逆効果のようにも思うが…
予告編や番宣の枠を出ない内容でしたが、豪華な大人の俳優陣と、期待外れの子役たちで作り上げた“大人の男たちのドラマ”ってのは悪く無かったです。次週に期待します。
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