映画「メカニック」 感想と採点 ※ネタバレあります
映画『メカニック』(公式)を、8月に観ていたのにレビューを忘れてました。ってことで備忘録と11/2にブルーレイ&DVDセットが発売されるので一応書いておきます。
尚、オリジナルのチャールズ・ブロンソン主演『メカニック(1972)』は鑑賞済み。
採点は、★★★★☆(5点満点で4点)100点満点なら70点、にします。
ざっくりストーリー
どんな殺しも事故に見せかけて完璧に遂行することから“メカニック”と呼ばれる殺し屋のアーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)に、唯一の友人であり殺し屋の師匠でもあるマッケンナの暗殺命令が下る于。
戸惑いつつも淡々と仕事をこなすアーサーに、マッケンナの息子・スティーブ(ベン・フォスター)が弟子入りを願い出る…
70年代の殺し屋映画の中の「男の美学」がぎっしりと…
ブロンソン版と比較しても意味が無いが、ブロンソンが無表情で冷酷な不気味さの中で「男の美学」を演じたとすれば、ジェイソン・ステイサムはただ冷たいだけでなく孤独感や哀愁を漂わせながら演じていたと思う。
いつものジェイソン・ステイサムと一味も二味も違う「寡黙な職人」に、70年代の殺し屋映画へのオマージュを感じる。全体にメリハリは少なく淡々と進んでいくのが最近のアクション映画らしくないが、ここはじっくり「美学」にハマるのが一番だ。
今回も相当辛口の感想なので、出演者や監督はじめスタッフのファンの方や、最初から4点の採点に異論のある方は、読まないで下さい。また、誹謗中傷の類のコメントは掲載及び返事を控えさせて頂く場合があります。
それでも、「意見には個人差があるから」と寛大なお心の方のみ、採点理由も含めて、詳細はネタバレが含まれますので、ご理解の上、“続きを読む”よりお進み下さいませ。
リメイク大成功の、誰でも楽しめるアクション映画だ!
普段はオリジナルと比較しないのだが、今回は別。これはこれでリメイク大成功と言えるからだ。70年代の殺し屋映画でお馴染みの、アクションスターの男臭さやアクションシーンでの汗の匂いみたいなテイストを残しつつ、アクション部分は現代風にCG等を駆使して、レトロな雰囲気を醸し出しつつってのが、逆に新しさにつながっていた。こう言うリメイクなら大歓迎だ。
暗くて男臭くて、好き嫌いは分かれそう…
最近は本作のような、男のダンディズムを描いたハードボイルドタッチのどっしりした作品が少なくなった。その意味で★を1つ追加したのだが。
ただ、お話自体は、ステレオタイプの主人公や若干メリハリの無い(淡々と進むだけだが)展開に、物足りなさを感じる人もいるはずだ。だが…
男の美学を貫いた哀愁あるラストのどんでん返し!
ラストは賛否両論あるかもしれない。やはり、残酷に見えるかもしれない。しかし、私は男の美学を貫いた主人公が選択した、哀愁あるラストのどんでん返しは好きだ。
今夏にロードショーされた作品ですが、当時あまり話題になりませんでしたね。私も観たのに、あれやこれやでレビューを書き忘れてしまったほどです。でも、面白かったので、是非ブルーレイで観直してみたいなと思います。
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3050/

















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