映画「ドライブ・アングリー3D」 感想と採点 ※ネタバレあります
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映画『ドライブ・アングリー3D』(公式)を、初日の初回(20:15開演)にて鑑賞。180席余りに6名は多いのか少ないのか…。
採点は、★★★☆☆(5点満点で3点)。100点満点なら50点。
ざっくりストーリー
愛する家族を奪ったカルト教団への復習を誓うジョン・ミルトン(ニコラス・ケイジ)。浮気した婚約者に別れを突きつけた勝ち気なウエイトレス、パイパー(アンバー・ハード)を巻き込み、次々と手ぐすねを引く敵陣を倒しながら暴走の旅を続ける。
一方、ミルトンはFBIを名乗る謎の追跡者を始め、警官やカルト教団も背後に迫ってくる。徐々にヒートアップする攻防戦。ミルトンは復讐を遂げることが出来るのか…
オチがイマイチ。だが悪乗り全開ニコラスを楽しもう!
予告編で連呼する「脱獄犯」が“どこからの脱獄なのか?”と言うのがオチなのだが、何よりそこがイマイチ弱い。従って本来30分間もあれば十分なお話を約2時間に引き伸ばしている印象。
ただ、とにかく40歳代後半のニコラス・ケイジがやりたい放題全開なのが良い。家族への復讐と言う建前の上に、残虐、殺りく、女、裸、車が大好きと言う本音を中年ニコラスが「流行の3Dで撮ってみるか」みたいな悪乗り満載のB級バイオレンス映画。
今回も相当辛口の感想なので、出演者や監督はじめスタッフのファンの方や、最初から3点の採点に異論のある方は、読まないで下さい。また、誹謗中傷の類のコメントは掲載及び返事を控えさせて頂く場合があります。
それでも、「意見には個人差があるから」と寛大なお心の方のみ、採点理由も含めて、詳細はネタバレが含まれますので、ご理解の上、“続きを読む”よりお進み下さいませ。
この程度のオチなんだから…
愛する娘を殺され孫まで奪われたミルトンは、憎きカルト教団に復讐すべく「地獄」から脱獄してきたと言うお話。そう主人公は死者で、謎の追跡者は死神ってことなのだ。だから、何でもありなのは当然。
これを知ってから観るかどうかだが、私は知らずに観て少々がっかりしたから、ここでは書くことにした。多分、知った上で観た方が純粋におバカな世界を楽しめると思う。だって、この程度のオチなんだから(笑)
いろいろ残念…
冒頭からバイオレンスシーンは残虐この上ないし、裸も満載。流石R-15指定だけあって、エロ・グロは十分。アメ車の往年の名車も登場して、ニコラスが楽しそうに撮影に臨んでるのが見えそうなほど。
ただ、あとはいろいろ残念ばかり。まず、ニコラス。カット割りでカッコよく撮ろうとしているが、肝心の本人はインパクト不足。それを補足するのが勝ち気なウエイトレス、パイパー(アンバー・ハード)と謎の追跡者(ウィリアム・フィクトナー)。
正に肉食系女子のハイパーは見ていてスカッとするが、肝心のお色気シーンはお預けのまま終了。また、謎の追跡者も無表情で怪力で残酷なのだが、根っからの悪人なのか善人なのか中途半端のまま終了。
せめて上記の3つがクリアできていれば、なぜハイパーと一緒に復讐するのか、なぜ地獄に高級ヴィンテージカーなのか、カルト教団は何が目的なのか、なぜ3Dにしたの?とか容易にスルーできちゃうのに(笑)
復讐するためにあの世からやってきて、散々殺して地獄へ帰ると言う、何とも合理性の乏しい共感しづらい内容。でも、才能枯渇とコスト重視で残念な作品が多いこのご時世に、これだけやり放題な作品は、潔くて観た後に何も残らないほどスカッとする。
元気なニコラスを観たい人、アンバー・ハードとウィリアム・フィクトナーのファン、アメ車の高級ヴィンテージカーが好きな人、そしてB級映画をこよなく愛する人にはおススメ。
なお、手首はすっ飛ぶは、頭に斧が刺さるは、足はザックリえぐられる等のグロなカットが連続します。それも3Dで飛び出しながら。その辺が苦手な方は要注意です。













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