さだまさしドラマスペシャル 故郷 ~娘の旅立ち~ (7/5)感想
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7/5にフジテレビで放送されたドラマ『さだまさしドラマスペシャル 故郷 ~娘の旅立ち~ (公式)』の感想。
単純にドキュメンタリーのドラマ化で良かったのでは?
さだまさし氏の『案山子』をモチーフにした“家族”のドラマだと思って観ていたが、最後まで違和感が残った。
それは『案山子』が故郷にいる兄が都会で一人暮らしをする弟を気遣うメッセージであるのに対し、本作では前半での寅夫(松平健)の横暴ぶりと、上京したちづる(堀北真希)がプロのキャメラマンを目指す部分が大部分を占めた。
おかげで、ちづるが故郷や家族を思い出す部分や、家族の絆の部分は結婚式以降の15分程度しか描かれなかったため、普通の“ホームドラマ”になってしまったのが残念。
単純にドキュメンタリーのドラマ化で良かったのでは?
観た後で知ったのだが、2003年に放送済みの『五島のトラさん ~9人家族の10年~』(公式)と言うドキュメンタリー番組がベースになっているそうだ。こちらは父親“トラさん ”夫婦と7人の子育ての話。
だから、ドラマも一際キャラが立っていた寅夫を中心にした大家族が、働きながら生きていく人生奮闘記が良かったように思う。
そこへ、大人の事情だか、、堀北真希さんをメインに起用するからテーマがぼやける。おかげで、当初放送予定だった3/11は報道特番で流れ、続いて堀北さんが裏番組の『生まれる。』に主演したから放送が遅れてしまった。
卒業シーズンの方がタイミングは良かったと思うが、今となっては震災後、家族の絆が注目されているから怪我の功名か?
ちづる周辺の描き方が中途半端過ぎる…
どうも、ちづる周辺の件(くだり)が中途半端だったのも、ドラマとして盛り上がらず捻りも感じなかった原因に思う。
石田卓也さん演じるプールに落ちたキャメラマンも、木南晴夏さん演じるバイト仲間も、意味不明の行動を何の回収も無く終了。
そもそもちづるのプロのキャメラマンになりたいと言う夢がどれほどのものなのかわからなかったし、それなのに寅夫は最後に何の根拠も無く応援するし。まあ、根拠が無くても応援するのが親だと言われればそうとも言えるが。
親に押しつけられる苦労(うどん屋の手伝いや役場への就職)と、自分で選択した夢のための苦労の比較の構図ももう少し丁寧に描けば…と思う。
そもそも『さだまさしドラマスペシャル』枠でなければ、もっと面白いドラマになっていたと思います。そうすれば、まず無意味に音楽を大音量で挿入しなくて済むから(笑)。本末転倒かもしれませんが、このスタート地点が無理だったと思います。
アマゾンで、原作の五島の名物親父犬塚虎夫さん一家が丹精込めて作ったうどんを見つけました。暑い夏に、熱い家族のうどんで元気を貰うのも良いかも!
















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