DTI障害で企業の危機管理を考えた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100905-00000001-jct-sci
インターネット接続業者のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が提供している「DTI Cloud Mailサービス」で2010年9月3日、障害が発生し、メールの送受信が困難な状況となった。障害発生から2日が経過した5日午後現在も「メールの滞留」は続いており、ネットには利用者の怒りの声が書き込まれている。 DTIが9月4日になって発表した内容によると、3日18時50分頃、「Cloud Mailサービス」で、「物理サーバーの再起動によって」複数のサーバー群に負荷の高い状況が発生し、メールの送受信がともに困難になった。
14年間、信頼していたプロバイダーなのに…
私がインターネットの扉を開けた14年ほど前から、使い続けているプロバイダー『DTI(ドリーム・トレイン・インターネット)』。"信頼度ナンバー1"を売りにしてきた。実際、料金など他のプロバイダーに劣る点もあるが、接続の安定性と、サポート窓口の丁寧さで、他に乗り換えることなく使ってきた。多くの人にも勧めてきた。その信頼のブランドがまさか…
6日(金)の夕方には、完全におかしな兆候があった。
細かい事は省略するが、春頃からメールの遅延が度々あった。私はSOHOだから、メールは生命線のため、レンタルサーバやGmailなど並行利用し、なるべく低コストでリスク回避をしているが、それ以外は結構DTIメールを転送先にしたりして、依存度が高い。そんな6日(金)の夕方から、パタリとメールが受信できなくなった。個人認証もできない。それから、これが自分の設定で無い事は、あちこちググって1時間ほどでわかった。
故障ならしょうがない。せめて、きちんと危機管理を。
故障ならしょうがない。ただ、DTIが障害の原因ならば、公式サイトのTOPでアナウンスすべきで、ユーザが書き込む掲示板に、担当者がこそこそ経過報告するようでは、企業の姿勢として疑わざるを得ない。とにかく、土日に配信されなかったメールの再送信と、障害原因と今後の対応を、迅速に示して欲しい。でなければ困る。
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