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正直不動産2 (第8話・2024/2/27) 感想

正直不動産2

NHK・ドラマ10『正直不動産2』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)YouTube

第8話〔全10話〕『無限ループ地獄』の感想。

なお、原作となった漫画・大谷アキラ(漫画) 夏原武(原案) 水野光博(脚本)「正直不動産」は、既刊19巻(2023年12月現在)を完読



神木(ディーン・フジオカ)の紹介で、永瀬(山下智久)を訪ねた客の篠崎(大鶴義丹)。不動産投資に失敗した彼に、神木は新たな投資を勧めていた。神木の真意が分からないまま、永瀬は投資に反対するも、娘の進学費用の工面に焦る篠崎は諦め切れない。一方、営業成績1位を取りたい永瀬の同僚・黒須(松田悟志)はある客から成約を取るが、それは神木のわなだった。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:漫画・大谷アキラ(漫画) 夏原武(原案) 水野光博(脚本)「正直不動産」
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ) 2024SP,第1,2,5
   清水匡(過去作/僕の姉ちゃん) 第3,6,8
   木滝りま(過去作/カナカナ,青春シンデレラ)) 第4,7
演出:川村泰祐(過去作/正直不動産,ドS刑事,屋根裏の恋人) 2024SP,第1,2,5
   金澤友也(過去作/正直不動産,ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~) 第3,4,6,8
   下向英輝(過去作/カナカナ,青春シンデレラ) 第7
音楽:佐橋俊彦(過去作/正直不動産,ちりとてちん,テミスの剣,集団左遷!!,行列の女神)
主題歌:小田和正「so far so good」
※敬称略

今回が『2』の「成熟した、最適化された理想形」

いつかは、始まると思った…
正直過ぎる不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)と、悪魔的最強最凶の不動産営業マン・神木涼真(ディーン・フジオカ)との因縁の対決だ。

更に、『1』からの視聴者にとっては、登坂不動産社長・登坂寿郎(草刈正雄)とミネルヴァ不動産社長 ・鵤聖人(高橋克典) の宿命の戦いの代理戦争でもあるわけだ。

ただ、それだけだと連ドラとしての最終章の始まりになってしまうからひと工夫だ。

それが、フルコミッションで中途採用されたやり手営業マン・黒須圭佑(松田悟志) を組み込んだ。

このことによって、登坂不動産の商売のやり方と、ミネルヴァ不動産の商売のやり方と、黒須の商売のやり方の3つが比較されることになり、より “正直営業” が際立つという脚本の構図だ。

当然だが、まだ最終回を見てはいない。

でもきっと、今回が『2』の「成熟した、最適化された理想形」だと思う。

要するに、主人公である “正直不動産のさいちん” を映像で見せて(show)、物語で魅せる(fascinate)ための全体の仕掛けが、この上なくしっかりと構築されていたってことだ。

"今作らしさ"が、ふんだんに盛り込まれたいいエピソード!

これだけのことを盛り込んだわけだから、これまでと多少の違いがあるのはしょうがないことだ。

例えば、いつもよりゲストも多く、ネタも多く、描くべきことが多いため、“不動産営業あるある” な部分が少なめだった。

ただ、これまたいつもの不動産売買とは一味違った投資物件の話だから、今回くらいシンプルでないと分かりにくくなってしまう。

従って、徹底的に、次の登坂社長のセリフを突き詰めて描き切った… といえる。

登坂「町の不動産屋さんっていうのは
 顧客だけでなく
 町の人々に生かされて商売してる。
 それを忘れるな」


『1』で描いた、さいちんが登坂社長に拾われて、“正直風” の祟りによって “理想の町の不動産屋さん” に向かって働き生きていることを、映像化したわけだ。

その意味でも、今回を「成熟した、最適化された理想形=一種のコンプリート状態」と評価できる。

なかなか、複雑だが人情話としても、“らしさ” がふんだんに盛り込まれたいいエピソードだ。

美波の使い方が秀逸! 更にほかのサブキャラも大活躍!!

『2』らしさの象徴的なキャラクターである光友銀行八起支店融資担当・榎本美波(泉里香)の使い方も秀逸だ。

前回で永瀬宅にやってきた美波が、そのまま押しかけ女房のごとく居座ったわけだが。

本編のエピソードが家族を巻き込んだシリアス展開だったから、美波が次々と繰り出すコミカル要素が、いい感じのメリハリにも温もりにもなった。

もう少しサブキャラクターの使い方に注目してみる。

課長代理・藤原結弦(馬場徹)のナイスアシストに加えて。

Z世代でタムパ重視の新入社員・十影健人(板垣瑞生)の協力。

カスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)のフォロー。

それぞれが適材適所で、しっかりと <チーム登坂不動産> を作り上げた。

細かいことをいえば。

例えば、24分ごろのホワイトボードには、ちゃんと「十影 下見 2件」と仕事をやるようになったと表現があったし(笑)

十影が少しだけ成長したから、さいちんが本件に向き合っている余裕があると解釈できるし。

欲をいうなら、月下が黒須に「カスタマーファースト」を主張しても良かったと思うが。

でも、あまりそっちを強調すると、月下が前面に出過ぎてしまうから、さじ加減としては納得できる。

アバンタイトルで、ワクワクドキドキ感の創出に成功

さて、演出的に「いいな」と思った点を三つ挙げてみる。

一つめは、アバンタイトルで、神木から永瀬に相談しろと言われてやってきた顧客・篠崎文彦(大鶴義丹)の次のセリフの直後の映像構成だ。

篠崎「ミネルヴァ不動産の神木さんという方から」


その直後から、お約束の劇伴が流れて、怪しげな神木のイメージカットを挟んで、ワクワクドキドキ感の創出に成功した。

5分20秒のアバンだが、今回のキーパーソンをほぼすべて組み入れて黒須案件と神木案件の「さいちん二本立て」であることをうまく魅せた。

篠崎の背中を使ったオーバーラップは王道の編集

二つめは、メインタイトル直後、先述の篠崎が事の次第を永瀬に説明するくだりだ。

単純に、登坂不動産の接客スペースだけで進めるのではなく、以前に篠崎が神木に相談した回想を混ぜて、一本の説明として編集していた。

このことで、篠崎の心が、まだまだ神木にも残っていると分かるし、視聴者も「騙されるな!」という感情が沸きやすくなる。

篠崎の背中を使ったオーバーラップは王道の編集だが、王道だからこその伝わりやすさを選択したのも評価したいところだ。

今回の「正直風」の使い方は面白かった

三つめは、さいちんがウソを言いそうになるとどこからともなく吹いてくる、いわゆる「正直風」の使い方だ。

今回は、不動産あるある的な部分での「正直風」が意外と少なかった、いや印象強いものを敢えて置きにこなかった。

そして、ここぞとばかりに「正直風」を吹かせて見せて魅せたのが、43分すぎの居酒屋「しょうじきもん」での美波との関係を月下にバラしちゃうくだりだ。

そして、ここでもアバン同様の劇伴で、いろいろなことを次回へ華麗につなげた!

単発としても面白いが、全10回の “連ドラ” の最終章直前の第7話として、期待感の高揚など完璧だったといえると思う。

「未完の原作の連ドラ化」のもどかしく、難しいところ…

前回の感想で…

花澤涼子(倉科カナ)が第7話で急に「ミネルヴァ不動産=花澤=悪徳不動産業者」になったことを「過程が描かれていない」と、辛口の意見、手厳しい指摘、“正直感想” で綴った。

で、今回の花澤は、また第6話以前に逆戻りして “アンチ神木&ミネルヴァ” になった。

どうやら、前回だけがイレギュラーだったと解釈したほうが良さそうだ。

本来は、連ドラなのだから連続性や一貫性こそ重視してもらわないと困るわけだが。

ただ、この辺が「未完の原作の連ドラ化」のもどかしく、且つ、難しいところではある。

もちろん、今回の仕上がりを見れば、残りを話数を考えて「やるしかなかった」と思うが。

あとがき

今作の山下智久さんは、本当にコミカルな演技で魅せてくれますね。

ハードボイルド、シリアス、ナーバスな役柄がお得意なのは見てのとおりですが。

今作のようにシリアスからコミカルまで幅広いキャラで魅せてくれると嬉しくなります。

今作とは関係ないですが、4月期の新ドラマ『ブルーモーメント』も楽しみです。

次回は、久し振りに和菓子職人でインフルエンサーで「正直風」の張本人? である石田努(山崎努)が登場。

山下智久さんと山崎努さんの共演、競演の楽しみです。

最後に、前回の第7話の感想に<74回(投稿時点)>も Web拍手をいただき、ありがとうございます。

また、SNSで当ブログをご紹介してくださった方々へも感謝いたします。


すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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