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不適切にもほどがある! (第4話・2024/2/16) 感想

2024/02/18 19:08 記事更新
不適切にもほどがある!

TBS系・金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)InstagramTicTok

第4話『既読スルーしちゃダメですか?』の感想。


キスをしようとした瞬間にビリビリッと弾け飛んだ市郎(阿部サダヲ)と渚(仲里依紗)は、2人の間に何かの障壁があることに気付く。後日、喫茶「SCANDAL」で井上(三宅弘城)が恩師である市郎と再会。井上の協力の元、市郎はキヨシ(坂元愛登)のスマートフォンを自分名義に変え、メッセージアプリをダウンロードしてはしゃいでいた。一方、昭和の小川家では、キヨシがクラスメートのイノウエ(中田理智)に告白されたと話し始め…。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---


原作:なし
脚本:宮藤官九郎(過去作/あまちゃん,ゆとりですがなにか,俺の家の話)
演出:金子文紀(過去作/恋つづ,逃げ恥,俺の家の話) 第1,2
   坂上卓哉(過去作/死にたい夜にかぎって,ブラザー・トラップ) 第3
   古林淳太郎(過去作/100万回 言えばよかった) 4
   渡部篤史(過去作/パリピ孔明,100万回 言えばよかった)
   井村太一(過去作/ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第5話のみ)
音楽:末廣健一郎、MAYUKO、宗形勇輝
振り付け:八反田リコ(過去作/ウォーターボージズ"陸ダンス",うぬぼれ刑事,吾輩は主婦である)
ミュージカル作曲:MAYUKO(過去作/海月姫,チア☆ダン,メゾン・ド・ポリス)
主題歌:Creepy Nuts「二度寝」
P:磯山晶(過去作/ごめんね青春!,俺の家の話)
  勝野逸未(過去作/俺の家の話,王様に捧ぐ薬指)
  天宮沙恵子(過去作/プロデュース作品不明)
※敬称略



映画『アルマゲドン』(米国/1989)に似ているって話

さあて、どこから書こうか…
まず、真面目な感想というか、分析みたいなことから書こう。

今作の物語の構造が、マイケル・ベイ監督、ブルース・ウィリス主演の映画『アルマゲドン』(米国/1989)に似ているって話から。

「なに言っちゃってんの?」と排除しないで、脚本に興味があるなら読んでほしい。

脚本に興味がなければ、既読スルーしちゃって構わない(笑)

未見の人にあらすじを書くと。

小惑星の接近で、滅亡の危機に瀕した地球を救うべく宇宙に旅立つ男たちの死闘を描いた、感動のヒューマン・アドベンチャー映画だ。

主人公は、ブルース・ウィリス演じる石油会社の三代目社長・ハリー・スタンパーで、石油採掘の腕と高い統率力とカリスマ性でチームを引っ張るリーダー。
そのハリーが、娘グレース・スタンパーが住む地球と、部下で娘の恋人A.J.フロスを生き残らせるため居、自分の命と引き換えに地球を守るってお話。

しかし、実は本当の主人公というか、『アルマゲドン』が描いたのは娘グレースの成長物語なのだ。

根っこに「一人娘の成長や父娘の関係が描かれる」部分が…

それは、全編が娘グレースの “回想形式” で描かれることから読み取れる。

要するに、両親の離婚で母親知らずで成長した娘が、屈強な男性社会で育ったことへの反発から、父を「ハリー」と呼び捨てにしている。

そして、自立するために結婚をしようとするが、それも当然反対される。

そんな大嫌いな父が、自分と恋人のため、そして全世界の人たちのために命を捨てる姿を見て、父親を尊敬し、成長していく物語がベースなのだ。

もう、察しの良い読者様はお分かりだろう。

表面上は「ヒーローのオッサンが命を懸けて地球を救うヒューマン・アドベンチャー」だが。

根っこの部分には「父親に反発する娘の成長物語」があるわけ。

そして、全体が合わさって「うまくいっていない父と娘の永遠の再生ストーリー」に仕立てたわけだ。

この『不適切にもほどがある!』が、今後どのような展開になるかは分からない。

しかし、少なくとも、主人公・市郎(阿部サダヲ)のタイムスリップ物語の背後に、一人娘の純子(河合優実)の成長や、父と娘の関係が描かれると思う。

そんなことから、ふと『アルマゲドン』を思い出したのである。


バリエーションの多さも、宮藤官九郎脚本らしい采配

さて、少しずつ「本編」の感想に入ろう。

今回で、最も意外だったし、「なるほどね」と思ったところ。

それは、次のキヨシ(坂元愛登)のセリフだ。

キヨシ「スマホないのに 純子見つけられた。
 雨の夜 スマホ使わずに 純子に会えた」


これまでは、タイムスリップによって現実が混同してしまう市郎のドタバタが大きな見どころだった。

でも今回は、それもあるけど、キヨシが昭和に馴染み始めることでのドタバタもあることが判明した。

もちろん、ここでいう “ドタバタ” とは、当ブログではマイナス要素として用いる「騒動至上主義」や「 騒動依存症候群」に於ける “ドタバタ” でない

あくまでも、物語の肝となる壮大な見せ場としてのトラブルのことだ。

この辺の、バリエーションの多さも、宮藤官九郎脚本らしい采配だと思う。

宮藤官九郎脚本らしい多種多彩な表現が見えるミュージカル

宮藤官九郎脚本らしい多種多彩な描写、表現として、もう一つ挙げたいのが「ミュージカル」パートだ。

これまでの「ミュージカル」は、令和での常識を昭和あるあるで馬鹿馬鹿しいから吹き飛ばせ! 的な意味合いを面白おかしく描写するパートとして作られていた。

しかし今回の「ミュージカル」は、令和の常識を知らない市郎にみんなが丁寧に教えましょう! 的な、逆の使い方になっていた。

普通の連ドラなら、折り返しの第5話あたりで変化をつけるものだが、宮藤官九郎脚本はそんな出し惜しみはしない! ってことだろうか。

もしかすると、ぼちぼちミュージカルが受け入れられて期待されるから模様替えして楽しませようというサービス精神の表れかもしれない。

種明かしも、私好みのさじ加減

そして、恐らく、全話の折り返しでもないのに…
‘ムッチ先輩’こと秋津睦実(磯村勇斗) と‘秋津くん’秋津真彦 (磯村勇斗)がつながって。

サカエ(吉田羊)の元夫で大学教授・井上昌和(三宅弘城)と2年B組中学生・井上(中田理智)も。

この辺の種明かしも、私好みのさじ加減だ。

“考察好き” のための無用な引き延ばしをせず。

妙であざとい、チラ見せで客寄せするでもなく。

「気づいてたよね」的に、さらりと種明かしをして見せている感じ。

そもそも、今作は謎解き要素に見せようなんてしていないわけだし。

本当に見せたい、魅せたいのは違うところにあると思うから、これくらいがちょうど良いと思う。

今回は少しだけ小ネタに言及してみよう

さて、いつもはやらないが、今回は少しだけ小ネタに言及してみる。

まず序盤の、携帯ショップの店員・若井(中井千聖)のひと言への市郎のツッコミ。

市郎「よろしかった? 何で 過去形なんだよ」


ちょうど2年ほど前に下記の投稿をしたのだが。

「~だと思っていて…」の話し方が、「なぜイラつくのか?」を考えてみたいと思っていて… 新窓で開きます

もうね、昭和のオッサンは本当に、この手の言い回しが気になってしょうがないのだ。

ほかにも「お名前を頂戴できますか?」「カフェラテのお客様」「お皿のほう、おさげいたします」「千円からお預かりします」とか(笑)

だから、どんどん新しい店には行かなくなって、安心できるお店にしか行かない…

 

共学の学校なら、授業中の手紙回しはあるあるだろう(おっと、昭和は)

で、その授業が、五七五調の文語定型詩で書かれた島崎藤村の「初恋」

藤村が、初めての恋にゆれる少年の心を、美しく繊細に描き出した名作だ。

 

授業終わりの屋上の場面では、漫画『風と木の詩』が登場して。

井上「ジルベールの孤独が 痛いほど分かるんだ 僕には」


対照的な二人の少年の出会いと運命を描いた漫画史に残る名作だ。

もちろん、あのドラマの磯村勇斗さん演じた役にも通じるし。

サカエ「BLは ボーイズラブ」
純子「桑田と清原が!?」


まことに斬新な解釈だ(大笑い)

さすがに、この発想はなかったぞ。

そのうえで…

市郎「『人間7人夏物語』なら いいのか?」


ホント、令和はめんどくさい(笑)

で、最後は次の市郎のセリフに男泣きした(これも、じぇんだあ?笑)

市郎「俺達はさあ KYON2が好きだから
 応援しているんであって
 KYON2が女だから
 応援してるわけじゃねえよ」


不倫騒動のときは凹んだが、俺もデビュー以来のファンだから! (`・ω・´)キリッ! 笑
以上

あとがき

“連ドラらしさ” が垣間見えたのが、栗田(山本耕史)の次のセリフですね。

栗田「八島騒動では お世話になりました」


「#八島無双」だと思っていましたが、社内では「八島騒動」ってわけですね(笑)
この辺は、ちゃんと連ドラであることが分かる、うまい表現だと思います。

斬新さは薄めでしたが、カラオケのシーンも“歌” を扱うドラマとしては、出演者総動員で楽しく歌ってツッコんで、時代の違いを描いて面白かったです。

それにしても、近藤真彦ネタとパンツ一丁の磯村勇斗さんが、頭から離れません…

で、次回はフリー転身後初&5年ぶり民放ドラマ出演の錦戸亮さんがゲスト。
楽しみでしょうがないです…

最後に、前回(第3話)の感想に対して、46回(本投稿時点)も Web拍手をいただき、ありがとうございます。

関連投稿です。良かったら読んでみてください。
↓  ↓  ↓
拍手コメント返信(2024/2/18)その2:不適切にもほどがある!(第4話)※磯山晶Pとクドカン脚本の最初の作品に映画『アルマゲドン』が! 新窓で開きます


すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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