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連続テレビ小説「ブギウギ」 (第40回・2023/11/24) 感想

連続テレビ小説「ブギウギ」

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)InstagramYouTube

第40回第8週『ワテのお母ちゃん』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


ツヤ(水川あさみ)が亡くなり、スズ子(趣里)は梅吉(柳葉敏郎)と今後のはな湯をどのようにしていくか相談する。スズ子は、赤字が続く状況では売るか閉めるしかないのではないかと言う。ゴンベエ(宇野祥平)は自分の貯金でなんとかならないかと申し出るのだが、その金額ではどうしようもないと考えるスズ子ははな湯を閉めることを決断する。そんな時、三沢光子(本上まなみ)と名乗る女性がはな湯を訪ねてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~8
   櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに)
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3,8
   二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ)
   泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2,7
   鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 第4,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん) 第6
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
「土曜日版」ナレーション:北郷三穂子(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
     櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略



アバンタイトルからエピソードの取捨選択のうまさが光る

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
(私のブログに来てくれて、ありがとうございます。)

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!)

多くの視聴者が、予告編で、前回で、金曜日がどんな雰囲気になるのか気になっていたに違いない。

私もその一人だが。

すると、ファーストシーンの冒頭で、作り手たちの意図が発表された。

梅吉「ツヤちゃんは しみったれたんが好かん。にぎやかに送って…!」


ありがちな展開であれば、しめやかで、どんよりして、薄暗い雰囲気の葬儀シーンから始まると思う。

銭湯の煙突ではなく、葬儀場の煙突からの煙を使うなんて、デリカシーのない描写をする作品もあるかもしれない。

しかし、今回、今作は、ツヤ(水川あさみ)が望んでいるであろう、梅吉(柳葉敏郎)がツヤに相応しいであろう、葬儀を描く… そこを徹底的に考慮した展開になっていた。

そのことが明瞭になったのが、久しぶりに登場したスズ子(趣里)の親友・タイ子(藤間爽子)のご懐妊の話題だ。

やり方次第ではあざとく見えてしまうデリケートな組み込みではあるが。

前段で「しみったれたんが好かん」と明言していることで、むしろ “その場に馴染む話題” になっていた。

こういうところが、エピソードの取捨選択のうまさだと思う。

「逆光」の使い方に注目

ゴンベエ(宇野祥平)が、自分の貯金でなんとかならないかと申し出る。

しかし、スズ子はその金額では「はな湯」の再建は困難だと判断し、廃業することを決める。

ここでいいなと思った演出は「逆光」の使い方だ。

一つは、スズ子と梅吉のやり取りの背景に、ガラス戸越しに見えるゴンベエの影の使い方。

もう一つは、無人の洗い場に立つ梅吉を背後から照らす脱衣所の照明。

ふたりの男、ツヤという明るい女性にずっと光を当ててもらっていた二人の男性の寂しさが陣割りと伝わる演出だ。

「はな湯」を見上げるスズ子のカットでは、煙突の突端を見せない、ささやかな配慮も忘れてはいない。

決して、湿っぽい雰囲気でなく、あくまでも “静かな別れ” を描いたのは、本当に良かったと思う。

更に、細かいカット割り、演出に注目してみる

廃業が決まったことを受けて、アホのおっちゃん(岡部たかし)、アサ(楠見薫)、易者(なだぎ武)、キヨ(三谷昌登)、熱々先生(妹尾和夫)ら常連客が、何とか営業を続けてほしいと集まっていた。

そこへ、‘三沢光子’と名乗る女性(本上まなみ)が「はな湯」を訪ねてくる。 ゴンベエが、まさかの‘玉さん’、まさかまさかの‘ 伊福部玉五郎’であることが判明する。

そしてナント、葬儀シーンから、求婚宣言シーンへ連結だ。

うまい演出と思うのは、アホのおっちゃんの見せ方だ。

アホのおっちゃん「乗っ取るんか!?」


上↑のセリフがオフ(画面に映っていない状態)として編集されている。

ここが、オン(画面に映っている状態)だと、このくだりのメインがアホのおっちゃんになってしまうのだ。

そこを配慮して、わざわざケンカを売るようなセリフだけオフにして。

その後のキヨたちとの小競り合いはオンで描いて。

ここでも、「しみったれたんが好かん」がちゃんと踏襲された。

なかなか、細かいカット割り、演出だと思う。

「はな湯」の運命が決まる日であるにもかかわらず…

まだまだ、細かいカット割りは続く。

ゴンベエ「ツヤさんの起こしてくれた この奇跡 無駄にしたないんです!」


土下座するゴンベエの目線が、最初は梅吉になっており、カメラは “梅吉目線” のまま、途中でスズ子に頭を下げる描写になっていた。

このことで、ゴンベエの “義理と人情” が、まずは拾ってくれた梅吉に、そして食わせてくれたツヤ、更に心の友であるスズ子であることが見えてくる。

この繊細なカット割りと、ゴンベエの目線の動きで、次のスズ子のセリフに命が吹き込まれるのだ。

スズ子「ホンマに お母ちゃんの贈り物かもしれへん」


そしてそして、‘玉さん’と‘三沢光子’の感動の再会劇は…

梅吉「半額や! ツヤちゃんやったら そう言うで」
キヨ「やった! スズちゃん! おめでと!」


メインキャラの一人の死を描く放送回、「はな湯」の運命が決まる日であるにもかかわらず。

思わず踊りたくなるような、乗りが良くアップテンポなカントリーウェスタン調の曲でバンザイしながら、テンションを上げるだけ上げていく。

互いにそっぽを向いきつつも笑顔の福助とお福の夫婦人形…

そして、11分、白木位牌が飾られた後飾り段の前にスズ子。

続いて、いつもツヤの傍らに座っていた福助とお福の夫婦人形を見ながら、静かにツヤをしのぶ梅吉とスズ子

福助とお福が向き合っておらず、互いにそっぽを向いきつつも笑顔の姿が、生前のツヤと、梅吉の仲良き夫婦喧嘩を思い出させる。

背後のピアノとストリングスが奏でる「ハッピー☆ブギ」のほんわかするインストバージョンが、前向きな雰囲気を付け加える。

ラストカットのツヤの笑顔のセピア色の写真が、第1回から今作でしっかりと紡がれ、貫かれている次のセリフにフィードバックする…

ツヤ「この世はな 義理と人情で出来てんねん」


正に、『ワテのお母ちゃん』の1週間であり。

NHK大阪がつくる朝ドラらしい完成度だった。

あとがき

予告編を見た時から、どのくらいワクワクさせてくれるのかと思っていました。

想像以上に、♪心ズキズキ ワクワク させてくれました。

今作らしさにあふれていた15分間だったと思います。

全話数は未発表ですが、全120回前後とすると「3分の1」が終わったことになります。

これまで以上に、作品のビジョン、作り手のプライドが明確に見えたと思います。

お見事な1週間でした。

「土曜日版」の仕上がりも楽しみです。

今朝の『あさイチ プレミアトーク 水川あさみ』は、これから見ます!

お知らせ

このあと少ししたら、“花田家” と “はな湯” の[史実]を知ると奥深さが見えてくる記事を投稿予定です。

放送終了時点の[史実]しか書かないので、ネタバレを気にしてる方もご安心ください。

※笠置シヅ子の弟・八郎さんについてだけ、少しはみ出しております(謝)

みっきーの植物図鑑(第171回)

先日訪問した、‘歴博’こと国立民族歴史博物館の「くらしの植物苑」での写真です。

ユズリハ

ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木の「ユズリハ (譲葉)」です。

樹高は5~15mにもなる木で、関東地方以西の暖地に生え、 庭に植えられる常緑高木。

ユズリハの葉や実は有毒なので、動物が誤って摂取すると重篤な場合は死亡するので要注意です。

しかし一方で、「縁起の良い木」とされ、正月飾りに使う場合は「ショウガツノキ(正月の木)」とも呼ばれます。

「縁起が良い木」の理由は、新しい葉が出てから古い葉が枯れるので、新旧の世代交代が絶え間なく続くことで、子孫繁栄を象徴するからです。

葬儀場の中庭などにも、ひっそりと植えられているのは、これが理由です。

今回の「はな湯」の “新旧の世代交代” と重なるような気がしたので、採りあげました。

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで!』
1 2 3 4 5 
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 
第3週『桃色争議や!』
11 12 13 14 15 
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 
第6週『バドジズってなんや?』
26 27 28 29 30 
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39

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連続テレビ小説『ブギウギ』第40回

内容ツヤ(水川あさみ)が亡くなった。湿っぽいのは。。と、梅吉(柳葉敏郎)は、親しい人たちを呼び、大騒ぎ。その後、スズ子(趣里)は、梅吉と、“はな湯”の今後を相談する。赤字が続いていることもあり、売るか閉めるかしかないのではとスズ子。だがツヤとの思い出が詰まっているため、悩む梅吉。するとゴンベエ(宇野祥平)が自身の貯金でなんとかならないかと言ってくれる。ただ、金額的にどうしようもなく。“はな湯...

The Show Must Go On>『ブギウギ』第8週

​​​​​​​​​​​​​​​おいおい! …と思ってしまうエピソードが多かったけど ワザとなんだろうな。 そう思わせることでファンタジー色を強め 悲しみを和らげる算段ね。 侮れんぞ、『ブギウギ』!>ぉ …ひじゅにですが何か? 「寧ろ自分の苦しい心持ちを味方にして いつもよりいい歌だなんて言われるくらいじゃなきゃ」                                 ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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