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連続テレビ小説「ブギウギ」 (第39回・2023/11/23) 感想

連続テレビ小説「ブギウギ」

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)InstagramYouTube

第39回第8週『ワテのお母ちゃん』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


大阪に戻ってきたスズ子(趣里)は病床のツヤ(水川あさみ)と再会する。ツヤの病状のことを受け止めきれないスズ子は、梅吉(柳葉敏郎)にもっといい病院に入院すれば治るのではと聞くが…。そんな時、アホのおっちゃん(岡部たかし)がツヤに食べさせてあげようと桃を見つけてくる。その晩、スズ子はツヤに桃を食べさせようと看病していると、いつの間にか眠ってしまう。翌朝、スズ子は信じられない状況を目にする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~8
   櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに)
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3,8
   二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ)
   泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2,7
   鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 第4,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん) 第6
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
「土曜日版」ナレーション:北郷三穂子(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
     櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略



まえがき

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
(私のブログに来てくれて、ありがとうございます。)

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!)

個人情報なので詳細は書きませんが、今日は午後からいろいろ忙しく急いで投稿するので誤字脱字等々あると思います。

更に、今日はいつものように即修正とはいきません… あしからず。

でも、時間の許す限り、詳細に書きます!

「帰阪」で始まるのは悪くない

冒頭から、いい演出だ。

前回で「ハハキトク」を受け取り、目の前が真っ暗になったスズ子(趣里)ではあるが。

見事に、「センチメンタル・ダイナ」のステージを済ませたところで、ジ・エンドだった。

だから今回のアバンタイトルは、あれこれとスズ子の迷いを描いてから、帰阪に至るプロセスを描くと思っていた。

しかし、そのプロセスはすっ飛ばして、早朝の大阪、見慣れた風景から始まった。

うまいなと思ったのは、空、それこそ「はな湯」の煙突や店先などから始まらずに、シーン頭(シーンの最初のカットのこと)から、手相の看板(布か?)、今風ならターポリンのアップから始まったことだ。

あの大きな顔、手相の絵が映るだけで、「馴染みの舞台=大阪の街」であることが容易に分かる。

更に、決定づけるために易者(なだぎ武)が小鳥のさえずりの中で開店準備。

スズ子の複雑な心境が見えてくるカット割り

そこに、下手(しもて:画面左)から足音先行でスズ子がフレームインして、上手(かみて:画面右)へフレームアウト。

詳細は省くが、例の『映像の掟』に準ずれば、スズ子は “前向きに希望を板いた状態” で走っているという演出になる。

しかし、次のカットのスズ子は下手から上手に走り去り、3カット目で戻る。

これらのカットを連続させることで、スズ子の複雑な心境が見えてくるのだ。

本当にワンカットワンカットが丁寧に作り込まれている

更に、演出に関しては、いろいろと読み取ることができる。

早朝だから、スタジオセット全体に “朝靄” を発生させているのは、当然の演出効果だ。

しかし、一方で「映像に紗をかける」という演出テクニックがある。

写真などでは「ソフトフォーカス」とも呼んだりするが。

レンズの前に薄い布をかけることで、繊維に光が乱反射し、うっすらと白みがかった感じでぼやけて見える効果のことだ。

今回では、物理的に霧を発生されて撮影していると思うが。

これによって、15分間の冒頭だから、これから描かれるであろう展開について、若干ではあるが視聴者に対して次の2つを表現できる。

●シリアス過ぎないようにする
●現実に起こっている悲劇のように今は感じさせない

そして、真正面向きの父・梅吉(柳葉敏郎)でスズ子を受け止めることで。

梅吉の心情、メインタイトル映像明けの展開、そう “ワテのお母ちゃん” がどうなっているのか? 良い意味で分からないように仕掛けがしてあるのだ。

もちろん、このような演出の作戦は知る必要はない。

しかし、知って、見ると、本当にワンカットワンカットが丁寧に作り込まれていることは分かると思う。

でも、こんな基本的なことすらできない “ドラマ” が多いのだ。

「桃」で脱線して、こじつけてみると…

さて、時間はないが、やっぱり脱線してみる(笑)

今回も、そして今作では、これまで「桃」が何度か登場している。

最も印象的なのは、子ども時代の鈴子(澤井梨丘)が風邪で寝込んだ時の特効薬として。

もう一つは、あの大和礼子(蒼井優)と共闘した「桃色争議」だ。

私の見立てでは、前者の「桃」には、2つの意味があると思う。

1つは、桃の花言葉である「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」「天下無敵」を主人公に重ねるためだ。

もう少し、オッサンにうんちくにお付き合いいただきたい。

「桃」という漢字が「木偏」に「兆=数や量が多い意味」と書く。

桃の花はとても多くの実(子供、子孫)を付けることから、昔から多産を意味する縁起のよい花とされ、「ひな祭り」に桃が飾られるのは、そのためだ。

2つめは、古事記に於いてイザナギノミコト(桃太郎伝説のもと)が、桃の実を投げつけて鬼女から逃げ切った逸話から、女性の強さの象徴的な意味がある。

昔話「桃太郎」が桃から生まれてくる設定は、桃太郎が秘めた力を持っていることを描いているわけだ。

そして、「桃色争議」につなげるなら、もちろん、あのときに梅吉が「桃色」は「赤色=アカ=共産主義」とは違うのかというくだりがあったように、「桃色」は女性的な色合いとして使われたが。

もう、「ホントの桃太郎伝説」を知ったあなたは、「桃色争議」の桃にもほかの意味付けができているはずだ。

こうやって、脱線してみて分かるのは、ツヤを元気づけるだけでなく、スズ子にとっても「桃」が大切な意味を持っていることが分かると思う。

もちろん、全部わたしの “こじつけ” だが、まんざら全部が的外れではないと思う… DA.YO.NE(古っ!)

"連ドラ"っていいもんだな、"連ドラ"らしい描写でいいな

“連ドラ” っていいもんだな、“連ドラ” らしい描写でいいなと思ったのが。

病床のツヤの枕元の机の上に飾ってあった「歌手になって歌を唄う鈴子の姿」の絵だ。

第3回(10/4)で、小学校の田山先生(大塚宣幸)が鈴子に渡した、ちょっぴりジブリ風味が漂う似顔絵だ。

そして、映像は、病床のツヤから、子ども時代の鈴子へ、劇伴はずっとつながっているが、ちゃんとツヤから鈴子への切り替えポイントで、楽曲もちゃんとブレイクする音編集の細かさ

この音編集のおかげで、映像的にフェードアウトが不要になり、「桃の思い出」が時代を超えてシームレスにつながって映るのだ。

更に、涙ぐむスズ子の背景に、ロウソクに灯がともっていない仏壇がぼやけて見えるのが、なんとも切ない…

"桃の魔法"が本当に効いちゃうファンタジーも悪くない

夜が明けて、まぶしすぎるくらいの日差しの朝がきた。

アホのおっちゃん(岡部たかし)とゴンベエ(宇野祥平)のやり取りも「桃」にまつわるエトセトラだ。

アホのおっちゃん「見てみい ワシの桃が効いたんや。
 魔法の桃や。どんぶらこ どんぶらこ 流れてきた桃や!
 お前のヤブ桃とは ちゃうぞ!」
ゴンベエ「ホンマ えらい効き目や」


やはり、この脚本家は「桃」の意味、使い方を分かってやっている。

プロだから当然のことだが、この程度の事もやれてないプロが多いから情けないわけだが。

話を今作に戻す。

このシーンを私が好きな理由は、ツヤも、前回の弟・六郎(黒崎煌代)も、周囲の人たち、そしてスズ子を心配させまいと、全力で生きようとする点だ。

もちろん、「非現実的すぎる!」の異論反論もあろう。

しかし、我々が見ているのは正真正銘のフィクションであり、“ドラマ” なのだ。

フィクションや “ドラマ” だからこそ描けるファンタジーこそ受け入れて楽しまないなら、『ブギウギ」を見る意味も時間ももったいないと思うが。

だから、私は昨夜も、民放の音楽青春コメディードラマは見ないのだが(苦笑)

だって、親子なんだから…

きっと、ツヤも前回の六郎のように思っているのだ。

六郎「ワイ 死ぬ時に一人は嫌や。ワイ 死にとうないわ」


ツヤ「ワテ あんたと もっともっと おりたかったわ。
 あんたと 少しでも長く…」


だって、親子なんだから。

そして、スズ子は「ハハキトク」で即帰阪しなかった自分を責めるが。

スズ子「ワテ どアホや!」
 ツヤ「どアホで 上等やがな。さすが ワテの子や」


うまく "ホームドラマ" "花田家の物語" に落とし込んだ

少しだけ、分析してみる。

今週を各日を「起承転結」風に見てみると。

六郎の出征で、六郎とツヤを描いて、梅吉を絡め。

次に、六郎とスズ子を描いて、そのままツヤと梅吉に移行し。

今回で、スズ子とツヤに絞り込んだ上で、梅吉が合流。

最初は梅吉を絡めないで、ふたりの関係を描き、全部を描いたあとで、視聴者代表的な位置づけも加味して梅吉でまとめる。

この構成は、六郎とツヤはほぼ同じだ。

しかし、六郎は出征による戦死、ツヤはがんによる病死だから、状況は似て非なる。

そこで、六郎パートは、スズ子に「姉やん」という境遇を印象付けて。

ツヤパートでは、「灯滅せんとして光を増す」のファンタジー要素で味付けした。

※灯滅せんとして光を増す:ろうそくなどが燃え尽きようとする前に、一度明るく輝くこと。 病人が息を引き取る前に、容体がちょっと持ち直したりすることにたとえ。

同じ、「死が近づいている」という状況であっても、個々の特徴を利用して、うまく “ホームドラマ” “花田家の物語” に落とし込んだ。

"生きている姿"で"生きることの意味"を描いてこそ意味がある

ここまで良くできていると、正直スズ子が何を唄っても感動するわけだが(苦笑)

第4回(10/5)だと思うが、プロ歌手を目指す鈴子が唄った『恋はやさし野辺の花よ』だった。

もちろん、生歌で収録されていた。

いろいろな意見があると思う。

だから私は常々、「劇中で主要キャラの死を扱うのは細心の注意を払うべし」と主張しているのだ。

今回だって、スズ子の歌で瀕死のツヤが一瞬意識を戻す… みたいなほうが、グッとくる人もいるだろう。

しかし、敢えていうなら、そんなのは、あちこちの “ドラマ” でやっている展開であり、演出であり、演技なのだ。

やはり、歌える俳優が主演をし、演技で魅せることができる俳優が揃っているなら、“生きている姿” で “生きることの意味” を描いてこそ、今作をつくる意味があると思う。

あとがき

今回も良かったです。

これ、秀作は超えそうですね(今のところは)

「はな湯」がどうなるのか、次回も目が離せません。

それと、今日は「11月23日」で「いい夫妻の日」です。

昨日に続いて今日も、パートナーへの感謝を忘れませんように(自戒…)

みっきーの植物図鑑(第170回)

先日訪問した、‘歴博’こと国立民族歴史博物館の「くらしの植物苑」での写真です。

ナンテンの実

キリ番の第170回は、もう、お分かりだと思います…「ナンテン(南天)」の実です。

本州中部以西の山地に生え、 庭に植えられる常緑低木。

6月ごろに茎の先に多数の白色小花をつけ、果実は秋から冬にかけて赤く熟します。

咳止め飴で有名な「南天のど飴」は、乾燥させた果実「南天実(なんてんじつ)」を使っているので、赤色のイメージですね。

日本では「ナンテン」が「難転=難を転じて福となす」に通じるので、古くから縁起の良い木とされています。

どうか、スズ子や花田家に良いことが起こりますように

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで!』
1 2 3 4 5 
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 
第3週『桃色争議や!』
11 12 13 14 15 
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 
第6週『バドジズってなんや?』
26 27 28 29 30 
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38

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連続テレビ小説『ブギウギ』第39回

内容大阪に帰ってきたスズ子(趣里)。ツヤ(水川あさみ)は床に伏せていた。梅吉(柳葉敏郎)に、もっと大きな病院に行けばと話をするが。。。。そんななかアホのおっちゃん(岡部たかし)が桃を手に帰ってくる。桃を食べさせようと看病していたスズ子だが、いつの間にか眠ってしまう。敬称略作、足立紳さん六郎とツヤに始まって、そこに梅吉。六郎とスズ子、ツヤと梅吉。最後は、スズ子とツヤ。。そこに梅吉。シチュエーシ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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