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連続テレビ小説「ブギウギ」 (第7週/土曜日版・2023/11/18) 感想

連続テレビ小説「ブギウギ」

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)InstagramYouTube

第7週『義理と恋とワテ』の「土曜日版」の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


東京に来て1年。スズ子(趣里)と秋山(伊原六花)は劇団の人気者になっていた。秋山はダンサーの中山(小栗基裕)と付き合っている。そして、スズ子も、恋心をいだいている松永(新納慎也)から内緒の話があると呼び出されるのだが・・・それがきっかけとなり、スズ子のために「センチメンタル・ダイナ」を作曲していた善一(草彅剛)も巻き込んだ大騒動へと発展する。仕事に、恋に、悩むスズ子たちの青春のセッション!
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~7
   櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに)
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3
   二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ)
   泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2,7
   鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 第4,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん) 第6
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
「土曜日版」ナレーション:北郷三穂子(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
     櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略



選びに選んだシーン、カット、セリフのオンパレード!

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
(私のブログに来てくれて、ありがとうございます。)

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!)

今週は、「本編」の出来が本当に良くて。

更に、細かい部分まで作り込まれ、金曜日ではきれいに “回収” までやり尽くした感じだった。

従って、この濃い内容の「週5放送分」を、どのような15分間にまとめるのか興味津々だった。

結論から言うと、選びに選んだシーン、カット、セリフのオンパレード! と、いった感じだ。

流れを壊さない程度に "恋バナ" 部分を削除

では一体、何の、どこを基準に選びに選んだのか?

恐らく、いかに読後感を「スズ子の物語」にすることができるか? だと思う。

そのために、恐らくやったこと、3つを解説していこう。

一つめは、流れを壊さない程度に “恋バナ” 部分を削除することだ。

年上の演出家・松永(新納慎也)の思わせぶりな態度や、松永に思いを寄せるスズ子(趣里)は当然のこと。

秋山(伊原六花)とダンサーの中山(小栗基裕)に至っては、伝蔵(坂田聡)の “おでんのコロ” を含めてほぼ全部削除。

その上、冒頭で次のナレーションを付けて、恋バナであることすら薄めた。

N「一方 秋山は娘役として踊るよう勧められ…」


この補足によって、<秋山は娘役として踊らされるのが嫌だから>の印象付けに成功した。

この3つのセリフを今週の見どころにしたかったのだと推測

二つめは、弟・六郎(黒崎煌代)からの「ネーヤンへの手紙」を強調することだ。

これによって、スズ子が日宝に移籍する目的も、<母の治療のため>の印象付けに成功した。

恐らく、次週の展開への布石だと思うが。

本当は、「本編」でも、ちゃんと布石として強調したかったのかもしれない。


三つめは、作曲家の羽鳥善一(草彅剛)と、‘ブルースの女王’こと茨田りつ子(菊地凛子)を強調したことだ。

特に、次の3つのセリフを、今週の肝、ポイント、見どころにしたかったのだと推測する。

りつ子「どうするか選ぶ権利は この子にあるんじゃないかしら。
 この子が どこで どうしたいかなんて
 この子にしか決められないんだから。
 ま でも 何も考えちゃいないでしょうけど。
 浮かれて 自分が見えなくなってるんじゃない?」


スズ子「悔しいけど あの女の言うとおりですわ。
 ワテ 浮かれとっただけでなんですわ。
 義理も人情もないんです」


善一「福来君 これからも きっと 人生は いろいろある。
 まだまだ こんなもんじゃない。
 だから うれしい時は 気持ちよく歌って
 つらい時は やけのやんぱちで歌う。
 僕たちは そうやって生きていくんだよ」


善一とりつ子の言葉で、もやもやしているスズ子の霧が晴れた展開になったと思う。

要するに、スズ子にとって、歌、踊り、人生の “よき助言者” 的な存在にしたいのでないだろうか? と、思う。

この編集によって、善一とりつ子に進むべき方向に導かれた「スズ子の物語」に見えたし、なった。

エピソードの取捨選択がここまで的確にできるのはスゴイ

断っておくが、これらは、『舞いあがれ!』の「土曜日版」でよくやっていた、印象操作とは違う

テレビドラマの編集における印象操作とは。

視聴者がもった印象を、送り手側に取って好都合なものになるよう、情報の出し方や内容を操作すること。

今作がやったのは、伝えたかったことを強調するために無駄を削いだだけ。

とはいえ、エピソードの取捨選択がここまで的確にできるのはスゴイと思う。

私なら、下宿の相撲や「せっせっせ~」やタップダンスも、もう少し残しちゃうかも?

あとがき

今回の「土曜日版」は、次週への橋渡しの役割もこなしていたと思います。

本当に良くできたダイジェスト版でした。

もちろん削除した部分が多いので、「土曜日版」だけ見た人は、違う印象を抱いてしまうかも。

でも、「土曜日版」だけ見る人は、次週も整理整頓された「土曜日版」を見るだけなので、しょうがないかなと思います。

やはり今作は、「本編」を見ていただきたいです。

みっきーの植物図鑑(第166回)

今回は、『ブギウギ』にちなんで、「芸をする菊」のお話です。

先日(11/7)、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館に併設する「くらしの植物苑」で開催中の特別企画「伝統の古典菊」を見てきました。

特別企画|くらしの植物苑|展示のご案内|国立歴史民俗博物館 新窓で開きます

江戸菊(新秋の紅)

今回は、江戸時代に江戸(東京)の庶民の間で盛んに栽培された古典的な中菊である「江戸菊(エドギク)」の中の「新秋の紅(しんしゅうのくれない)」をご紹介します。

「江戸菊」の特徴は、花弁全体が平たくて、開花直後から約1か月間さまざまな形に変化すること。

これを「芸をする」といって、変化自体のことは「狂い」と呼びます。

写真の状態が “ほぼ初期段階” で、時間経過とともに、花弁が折れ曲がって全体を包み込む形に芸をするわけです。

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”


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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで!』
1 2 3 4 5 
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 
第3週『桃色争議や!』
11 12 13 14 15 
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 
第6週『バドジズってなんや?』
26 27 28 29 30 
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35

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連続テレビ小説『ブギウギ』土曜版第7週

今まで以上に、小ネタなども含め情報量が多くて、盛りだくさんだった今週のエピソード。今回の“土曜版”は、編集の苦労が、今まで以上に伝わってきた。こだわって、こだわって、苦渋の決断で取捨選択を行った感じ。見ていると。。。。アレもコレも。。。削除してるんだ。。。と感じると同時に。そういう編集を行ったことで、“主人公の物語”が“本編”よりも、ハッキリさせた。そういうコトなんだろうね。目立ったポイント...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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