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コタツがない家 (第2話・2023/10/25) 感想

コタツがない家

日本テレビ系・水曜ドラマ『コタツがない家』
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第2話『舅 VS 夫』、ラテ欄『グータラ夫に父怒りのゴング! 同居を賭けた大バトル』の感想。


深堀家に達男(小林薫)が来てから5日が過ぎた。万里江(小池栄子)は今まで泊まることを嫌がっていた達男がなぜ居続けるのか分からず、不安を覚える。そんな中、順基(作間龍斗)が大学の推薦を断ると言い出し、万里江は猛反対。達男が自堕落な悠作(吉岡秀隆)にあきれる一方、悠作も監視してくる達男にいら立ち、2人は衝突する。やがて、達男が居座る事情が明らかになり…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:金子茂樹(過去作/世界一難しい恋(セカムズ),もみ消して冬,俺の話は長い,コントが始まる)
演出:中島悟(過去作/デカワンコ,セカムズ,これは経費で落ちません!,俺の話は長い) 第1,2
   丸谷俊平(過去作/#リモラブ,ハコヅメ,すきすきワンワン!)
CP:田中宏史(過去作/家庭教師のトラコ,Dr.チョコレート,最高の教師1年後、私は生徒に■された)
P:櫨山裕子(過去作/セカムズ,俺の話は長い,#リモラブ)
音楽:不明(過去作/不明)
主題歌:石川さゆり「ダメ男数え唄」作詞:金子茂樹,作編曲:阿久津健太郎)
ナレーション:高橋惠子(貝田清美 役)
制作協力:オフィスクレッシェンド(過去作/世界一難しい恋,もみ消して冬,俺の話は長い,すきすきワンワン!)
※敬称略



会話劇中のカット割りと編集について"深掘り"してみる

演出担当の中島悟氏に確認したわけではないが。

第1話以上に強い傾向を感じたので書いてみる。

それは、会話劇のカメラのカット割りと編集について。

文字で伝えるのは非常に難しいが…

複数名の会話劇を撮影する際の独特な撮影・編集に「ダイアローグ・カット」がある。

簡単に書けば、「セリフをしゃべっている人だけ」をカメラで撮影して、つなげていく手法だ。

一方、一般的な撮影と編集では、1つの画面に “セリフをしゃべる人” と “セリフを聞く人” が同居させることで。

セリフを言う人の様子だけでなく、セリフの受け手側の様子も、同時に見せることができる。

逆に「ダイアローグ・カット」の場合は、“セリフの受け手側” が見えないから、視聴者や観客は想像しなければならないという負担を強いることになる。

しかし、想像することで作品の世界を理解することにもなるし、世界観に没入できるという効能もある。

なぜ、こんな使い分けをするのか?" 深掘り"してみる

今作では、深堀家の家の中の会話劇は、比較的「ダイアローグ・カット」で作り込まれている。

逆に、職場やサブキャラの家、バーカウンター、警備会社、学校などのシーンは、通常の編集になっている。

なぜ、こんな使い分けをするのか? を、考えてみた。

■一つめの理由は、主人公周辺のシーンは俳優陣の演技をしっかり見せたいから。

■二つめは、視聴者も会話に参加しているような疑似体験をさせたいから。

■三つめは、2つの手法を使い分けることで、メインとそれ以外の雰囲気を変えたいから。

■四つめは、昭和のホームドラマ、敢えて言うなら「橋田壽賀子ドラマ」の雰囲気を醸し出したいから。

もちろん、深堀家の中を全部「ダイアローグ・カット」にすると単調になるから、低いカメラ位置や、ど~っとワイドな画角など工夫が盛り込まれているのはいうまでもないが。

すべて私の想像だが、使い分けられているのはほぼ間違いないはずだ。

今後も、注目して見ようと思う。

一軒家のスタジオセットを使った見せ方 "深掘り"してみる

もう一つ、前回ではあまり見られなかった演出、というか見せ方があった。

中盤で、バーから帰宅した夫・悠作(吉岡秀隆)が、万里江(小池栄子)、あとから加わる息子・順基(作間龍斗)とのやり取りだ。

ここも基本は前述の「ダイアローグ・カット」で作られているが。

興味深いのは、一軒家のスタジオセットを使った見せ方だ。

お気づきの方もいると思うが、深堀家の家のセットは開口部がとても大きい。

要するに、リアルな家のような柱が少なくて、まるで、昭和のころのザ・ドリフターズの公開型お笑い番組『8時だョ!全員集合』の「前半」と呼ばれる舞台コントのセットのような感じだ。

手前の壁や柱が取り外されて、観客が家の中全部を見渡せる… そんな造形だった。

今作の深堀家も、似た作りになっている。

だから、「ダイアローグ・カット」によって、俳優の演技もよく魅せることができると同時に。

俳優たちの位置関係による人間関係、動きによる感情表現、時間経過などが表現できる。

今回のシーン、約3分半だが、刻々と変化する自分勝手な親子同士の心情、関係、状況が見て取れた。

風呂上がりの髪の毛が乾くまでの “間” をうまく使った描写だと思う。

ゴングで始まる<悲劇と喜劇が合体した手巻き寿司バトル>

さて、ホームドラマに欠かせないのが、食事をするシーン、食卓を囲むシーンだ。

「食べること」すなわり「食欲」という本能がむき出しになるシチュエーションだから、食事のシーンでは登場人物の本音が出やすい、描きやすいという特徴があると言われている。

今作も、食事のシーンは、登場人物たちの心情描写に絶妙に利用されている。

今回も冒頭から食事のシーンはあるが。

やはり、サブタイトル『舅 VS 夫』に最もふさわしかったのが、終盤の…

悠作が達男への売り言葉に買い言葉でポロリと言ってしまった万里江と「ホントは結婚したくてしたわけじゃないですからね」のひと言から始まる場面だ。

ちゃんと、ゴングの音が鳴って始まる、<悲劇と喜劇が合体した手巻き寿司バトル>の様相だ。

小林薫さんの計算尽く演技に吉岡秀隆さんが巧みに合わせる

このシーンは、敢えて「ダイアローグ・カット」が使われていない。

その理由を考えてみると、やっぱり「同一リング上でのマイクパフォーマンス合戦」風に見せたかったのかな? と。

意図的に全員を着座させることで、セリフの応酬、マイクパフォーマンス合戦に見えるってわけだ。

そして、自身の軽はずみなひと言で無一文がバレて形勢逆転される達男。

食べながらセリフをしゃべるのは難儀というが、食べている手巻きずしがどんどん小さくなる動作をやりつつ…

ちゃんと寿司を食べ、最後は絶妙なタイミングで退場する演技は、小林薫さんの緻密な演技の計算によるものだろう。

更に、その小林薫さんの緻密な計算の演技に、愚痴と苦笑で巧みに意地悪く応戦しまくる吉岡秀隆さんの芝居も見事だ。

あとがき

ラストの、結局、今日も悠作を観察してメモを書き続ける達男に。

今度は、その達男の監視を始めた悠作は達男の顔をスケッチする。

日常は変わらないけど、深堀家はちょっとずつ変わっているのが面白いです。

まっ、好き嫌いが分かれる作品ですけどね。

すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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【これまでの感想】
第1話 

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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