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連続テレビ小説「ブギウギ」 (第18回・2023/10/25) 感想

連続テレビ小説「ブギウギ」

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)InstagramYouTube

第18回第4週『ワテ、香川に行くで』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


山寺でのストライキは団員たちの要求が全面的に受け入れられ幕を閉じる。山を降り、ようやくいつも通りの練習を始めようとしたスズ子(趣里)たちだったが、その矢先、大和礼子(蒼井優)と橘アオイ(翼和希)が責任を取ってUSKをやめることになったと伝えられる。スズ子たちはその決定に抗議をするものの…。礼子がUSKに残した思いを乗せて、強く、逞しく、泥臭く、そして、艶やかに――。魂の「ラインダンス」!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~4
   櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに)
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3
   二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ)
   泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2
   鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 4
   盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん)
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
     櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略



前半の「主人公のうまい描き方」に注目してみた

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
(私のブログに来てくれて、ありがとうございます。)

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!)

先週から描いてきた「桃色争議」の顛末…
そして、それぞれが次へ… という構成だ。

前回同様に、良かった演出部分を私なりに解説してみる。

まず、注目したのが「主人公のうまい描き方」だ。

主題歌明け、ようやく通常の練習を始めようとしたスズ子(趣里)たち。

そこへ、大和礼子(蒼井優)と橘アオイ(翼和希)が責任を取ってUSKを辞めることが伝えられる場面で。

林嶽男(橋本じゅん)のセリフの直後に、ワンカットだけスズ子の顔のアップでないBS(バストショット=胸から上)が入る。

続いて、大和礼子と橘アオイの2ショット。

そして、大勢の団員の真ん中に小さく映るスズ子のままで、次のセリフがある。

スズ子「な… 何でってか? それ…」


その直後に、団員たちが林部長に詰め寄るカットでは、スズ子が画面の中心になって、日差しが顔に当たって “主人公らしく” 映し出させる。

スズ子のセリフを顔アップにしなかった効果がこれ

これ、普通の演出だと、無言のスズ子のBSが “セリフあり” にすると思う。

しかし、スズ子が詰め寄るまで “寄りのカット” を温存したことで、次の3つのことが起こった。

●「桃色争議」の責任をとる大和礼子と橘アオイの表情が際立つ。

●やたらとスズ子のアップを入れないことで、これみよがしにならない。

●スズ子が誰よりも早く林部長に歩み寄ることで、スズ子の抑えられない心情が映る。

「無言のスズ子の寄りのカット」を入れるか入れないかで、作品が伝えたいことが変わってくる。

やはり、この「桃色争議」のくだりは、「大和礼子と橘アオイの物語」であり。

大和礼子と橘アオイの “梅丸愛”、更にお客様、同期の橘アオイ、後輩たち、会社の人たちへの思いに影響を受け、活力に育てられた「スズ子の物語」へ移り変わった。

2週跨ぎの構成ではあったが、「無言のスズ子」と「足早に歩み寄るスズ子」のツーカットで、ちゃんと「スズ子の物語」に帰着し直したのは、お見事だ。

今回の丁寧な心理描写について、もう少し掘り下げると…

とにかく、今回は心情描写がとても丁寧だ。

前半の稽古室でのやり取りでは、スズ子は当然のこと、役名が付いた団員たち含め、名も無き団員たちの感情が、ちゃんと伝わってきた。

更に良かったのは、林部長、大熊社長(升毅)の感情まで、大袈裟な演技を付けずに、橋本じゅんさんと升毅の小さな芝居で伝えてきた。

もう、前半の8分間だけでも、15分くらい見た満足度があった。

やはり、どうやって登場人物の心情、感情を表現し、視聴者に伝えるのか次第で、内容まで変わって見えてくるってことだと思う。

後半戦の、スズ子の描き方もなかなか秀逸

後半戦も、全く脚本も演出も、俳優陣も、息切れすることがない。

閉店後の銭湯「はな湯」の湯船につかって鼻歌を口ずさむスズ子のシーン。

釜に薪をくべるゴンベエ(宇野祥平)と弟・六郎(黒崎煌代)、番台で歌に聞き入る父・梅吉(柳葉敏郎)と母・ツヤ(水川あさみ)…

そこへ、スズ子の子供のころから続く “梅丸愛” を表す回想シーンの選択、タイミングも抜群だ。

そして、時間がたつにつれて、微妙にスズ子が歌う「♪四季の宴」が<鼻歌から歌へ>変わっていく…

主人公、そして趣里さんのセールスポイントである “歌” 、“歌唱” を押し出して、華麗に「スズ子の物語」へと作り上げた。

ラインダンスの時のカメラ位置に注目してみる

オーラスは、大和礼子の置き土産となった「ラインダンス」のお披露目だ。

恐らくネット上でも「一糸乱れぬきれいなラインダンス!」、「約2分間も見せるなんて満足!」「劇中劇とは思えない完成度!」なんて絶賛の嵐になっているのだろう。

で、ひねくれ者の私は、ちょっと違った視点で見てみる。

以前に、今作の舞台シーンのカメラは、基本的に「客席に座る観客の視点」になっていると書いた。

要するに、不用意にカメラは舞台上に上がらないと。

そのことによって、「カメラ=視聴者」となって、感情移入しやすくなるんだと。

ところが、今回は複数回の「ステージ上のカメラ」のカットがあった。

それは、舞台上手袖でステージを見守る大熊社長と林部長の視点と、二人を視聴者に見せるカットだ。

これらの瞬間だけは、視聴者が、時に大熊社長と林部長になり、時に社長と部長が見守ってくれているんだろうな… というスズ子たちの心情を疑似体験できるという仕掛けだと思う。

世代交代を描いたエピソードとして見事な流れ、展開、映像

あれこれ書いたが、まとめよう。

大和礼子がUSKに残した “梅丸愛” を乗せて、「強く、逞しく、泥臭く、そして、艶やかに…」と、スズ子たちが魂を込めたラインダンスを魅せる!

“ドラマ”、そして “連ドラ” として…
ひとつの世代交代を描いたエピソードとして、見事な流れ、展開、映像だった。

別に「週5放送」に拘る必要もない

さて、少し熱くなったから、冷まして書いてみる。

考えてみれば、今日は… 土曜日でなく、週の真ん中、水曜日だ。

まるで、金曜日のラストのような満足感と充実感と爽快な後味だ。

そして、水曜日で、やっと第3週『桃色争議や!』が終わったともいえる。

これ、もしかすると、作り手側は「週5放送」をあまり意識していない可能性がある。

これまで「1週間縛り」に拘り過ぎて、詰め込み過ぎや引き延ばしになった朝ドラは数多い。

それを考えると、「土曜日版」の編集は難しくなるが。

“流れ” のスムーズさを優先するなら、別に「週5放送」に拘る必要もないと思う。

あとがき

ホント、良い意味できれいにまとめたと思います。

これによって、今週の残り2日間が『ワテ、香川に行くで』として、どうなるのか「先が気になる朝ドラ」になりました。

やはり、今週担当の鈴木航さんの演出は、さり気ないのに繊細でドラマチックで、私好みの作風です。

みっきーの植物図鑑(第147回/復活の第7回)

今朝、ウォーキングロードで撮影した写真です。

今回(第18回)の内容にふさわしい植物なので、ご紹介します。

イロハモミジの木

上が、紅葉がようやく始まった「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」の木

その緑色の葉っぱの間に、種がぶら下がっているのが見えますよね。

イロハモミジの種

これが、イロハモミジの種です。

よく見ると、二つの羽がある「プロペラ」に見えませんか?

このプロペラみたいな種を植物学では「翼果(よくか)」と呼びます。

初夏から初秋にかけて、少しずつ乾燥して茶色くなったころに、風に乗ってプロペラのようにくるくると回転しながら木から旅立ちます。

そして、ふわ~っと着地した場所で発芽するわけです。

自ら、ドラえもんの「タケコプター」を身につけて旅立つなんて、食部の子孫を残す生命力の凄さに驚きます。

そして、大和礼子と橘アオイも、プロペラのように回転して、どこかに着地して、また芽を出すと思います…

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで!』
1 2 3 4 5 
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 
第3週『桃色争議や!』
11 12 13 14 15 
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17

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連続テレビ小説『ブギウギ』第18回

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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