この素晴らしき世界 (第10話/特別編・2023/9/21) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『この素晴らしき世界』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
第10話/特別編『妙子が消えた!今度は家族で隠蔽?』の感想。
浜岡妙子(若村麻由美)の若菜絹代(若村・二役)へのなりすまし生活は、テレビ局ディレクター・沖野島紀明(吉田宗洋)の過去の犯罪を告発することで終わるはずだった。若菜も戻り、『プロダクション曼珠沙華』は比嘉莉湖(木村佳乃)の下で事務所の建て直しを始め、若菜が出演する海外で撮影される大型映画も始まろうとしていた。だが、肝心の若菜が空港からの出発直前にまたしても姿を消してしまう。
若菜の失踪に慌てた室井セシル(円井わん)と西條隼人(時任勇気)は、『ラビットマート』で働いていた妙子を半ば拉致するように水田夏雄(沢村一樹)の車に押し込み、空港へと急ぐ。
だがその様子を浅野真由美(猫背椿)が目撃しており、妙子が何かの事件に巻き込まれたのではないかと騒ぎ立てる事態に。真由美は警察に連絡しようとするが思い留まり、浜岡家を訪ねる。そんな彼女を陽一(マキタスポーツ)とあきら(中川大輔)が迎えるも、心配する真由美をよそに、すでに妙子から連絡を受けている陽一たちは落ち着いた様子。その様子に事情を知らない真由美は陽一たちが妙子に何かをしたのではないかと勘ぐり、育田詩乃(平祐奈)に浜岡家を探るよう頼む…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:鈴木吉弘(今作プロデューサー)※烏丸マル太名義(過去作/無し)
演出:平野眞(過去作/監察医 朝顔シリーズ、ショムニシリーズ、HEROシリーズ) 第1,2,4,7,9(最終),10(特別編)話
山内大典(過去作/、海月姫、知ってるワイフ、しもべえ) 第3,5,6,8話
音楽:村松崇継(過去作/未解決の女 警視庁文書捜査官、昭和元禄落語心中、竜の道 二つの顔の復讐者、桜の塔)
主題歌:小田和正「what's your message ?」
※敬称略
武士の情けで "期待ハズレまくり" を排除したのには理由
“いつも” のフジテレビがやっている “期待ハズレまくり” の “特別編” だったら…
速攻見るのをやめて、『BiSHロス芸人』でロスを共有しようと思ったのだが。
ひと言で例えるなら…
“いつも” のフジテレビがやっている “特別編” に間違いない。
いわゆる、普通の「総集編」「ダイジェスト版」だ。
ただ、敢えて武士の情けで “期待ハズレまくり” を排除したのには理由がある。
真相を知らない真由美の視点で構成されているのは新鮮
それは単なる「総集編」ではなく、最終回のその後が描かている点だ。
そして、想像よりは新規撮影分があった点だ。
特に、工夫を感じたのは、スーパー「ラビットマート」の店員・浅野真由美(猫背椿)視点で構成されていることだ。
思い返して見れば、主要当需要人物たちの中で最終回まで “真相” を知らなかった唯一のキャラクターが真由美なのだ。
そう、完全に “ひとりだけパニック状態” を描いたわけだ。
もちろん、猫背椿さんだから面白いのは言うまでもないが。
脇役、それも唯一の部外者を中心に総集編を構成するというのは、斬新だと思う。
松尾スズキさん主宰の「大人計画」所属だから、マキタスポーツさんらとのアドリブを含むから見方もいい感じ。
"本編の全9話" より面白かった特別編!
誘拐事件から、殺 人事件にまで妄想が膨らんで、誤解を解くのに必死な周囲…
回想シーンも、都度都度のエピソードに合わせてインサート。
これだけ工夫されていれば、“期待ハズレまくり” の形容詞は余裕で取り外せる。
今まで、いくつものフジの特別編を見てきたが、アイデア勝負に勝ったという意味で、最も見て損はなかったと思う。
これをいってはおしまいだが、“本編の全9話” より面白かった。
あとがき
惜しいのは、これ “本編の全9話” を見た人なら面白いと感じると思いますが。
今回だけ見た視聴者は、回想シーンが時間軸に対してバラバラに挿入されているので分かりにくいと思います。
まっ、この平均視聴率なので、特別編だけのご新規さんより、常連客用だったと思うことにします(笑)
で、妙子(若村麻由美)は、どうなったの???
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/18233/
【これまでの感想】
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