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ばらかもん (第11話/最終回・2023/9/20) 感想

ばらかもん

フジテレビ系・水曜22時枠『ばらかもん』
公式サイトWebsiteX(旧Twitter)InstagramTikTok

第11話/最終回『ハートフル島コメディ、ついに最終回』の感想。

なお、原作の漫画・漫画・ヨシノサツキ「ばらかもん」は未読、テレビアニメ(2014)も未鑑賞。



なる(宮崎莉里沙)に父親の優一郎(岡田義徳)からスマートフォンが届いたが、一度も話していないという。清舟(杉野遥亮)や美和(豊嶋花)らは、なるの思いを気にかける。週末、清舟は書道教室で指導に燃えていた。そんな清舟になるが「先生はもう書かないの」と無邪気に尋ねる。一方、アイドルのゆな(椛島光)とカメラマンのアキオ(今井悠貴)が、田舎に泊まる企画で島を訪れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:漫画・漫画・ヨシノサツキ「ばらかもん」
脚本:阿相クミコ(過去作/マルモのおきて、カインとアベル、後妻業、推しの王子様) 第1,2,5,6,9,最終
   金沢達也(過去作/不倫食堂、ナンバMG5) 第3,4,7,10
   上原莉恵(過去作/初テレビドラマ?) 第8
演出:河野圭太(過去作/マルモのおきて、危険なビーナス、推しの王子様) 第1,2,5,9
   植田泰史(過去作/受験のシンデレラ、新宿セブン) 第3,4,6,最終
   木下高男(過去作/警視庁いきもの係、#ゴシップ彼女が知りたい本当の○○) 第7,10
   北坊信一(過去作/危険なビーナス、ドクターホワイト) 第8
音楽:眞鍋昭大(過去作/姉ちゃんの恋人、PICU、合理的にあり得ない)
   宗形勇輝(過去作/おいハンサム!!、カナカナ、受付のジョー)
主題歌:Perfume「Moon」
※敬称略



番組最後のダイジェスト版にゲストがワンカットも無い!

番組最後の「最新話を無料配信」の “僅か 15秒間” のダイジェスト版を見れば、今回の本質が見えてくるのだが。

その中に、ネット動画撮影の企画『突撃!田舎生活!』で五島列島にやって来た売り出し中の若手アイドル・ゆな(椛島光)とカメラマン・アキオ(今井悠貴)が “僅か 1カット” も残っていない!

このことからも、作り手だって、今回のゲストのくだりは不要だと分かっているのだ。

というわけで、“大人の事情” によって、最終回が一番ダメだった『ばらかもん』の感想を書いてみる。

なるが清舟に"きっかけ"を与えるだけで成立する話でしょ?

繰り返すが。

演者には申し訳ないが、黄ゆなとアキオのくだりが “蛇足” だったことは序盤の次の琴石なる(宮崎莉里沙)のセリフで明確だ。

なる「先生は もう 字 書かないの?」


察しのよい読者様はお気づきだと思う。

生徒が増えない書道教室を何とか盛り上げようとする展開から、なるが半田清舟(杉野遥亮)に “きっかけ” を与えるだけで成立するのだ。

いや、むしろ、“連ドラ” の “最終回” としてまともに考えれば、清舟となるの関係の変化や成長を集大成として最大の見どころにすべきだった。

いや、ゲストのパートがなくても今回の流れが成立することは、ゲストが自然にフェードアウトしたことからも証明できる。

確かに、「東京から来た人」という部分を最終回で強調したかったのは理解できる。

でも、話の腰を折るというか、盛り込まないほうがストレートに伝わるのに、わざわざ盛り込んだのが本当に残念だ。

笑いあり涙ありのハートフル"日常"島コメディー

苦言は、これくらいにして… と。

最終回のゲスト部分も、無かったことにして… と。

最近のフジテレビのドラマとしては、全話を通して悪くなかった。

子役もあざとく利用せず、動物に逃げることもせず、恋バナでお茶を濁すこともせず。

五島列島の自然と村の人たちとの交流に徹底的にこだわって描き。

まさしく、慣れない田舎暮らしの洗礼を受けながら、書道家として、人として少しずつ成長していく青年の、笑いあり涙ありのハートフル “日常” 島コメディーだった。

とはいえ、毎度毎度、<挑戦して失敗して何かを得てまた挑戦して>の繰り返すばかりで、あまり前進しないのはどうかと思うが…

今作の"世界観の広げ方"は評価したい

それでも私が今作を評価したいのは “世界観の広げ方” だ。

主人公が独走するわけでもなく、脇役は脇役で勝手に動くわけでもなく。

「人は、ひとりで生きていけない」のように、主役も脇役も “同じ世界観を作っている人々” との位置づけを最終回まで踏襲した。

この点でも、先日終わった同局の『真夏のシンデレラ』や『この素晴らしき世界』とは雲泥の差があると思う。

そんなわけで、最終回さえ無駄を削いでブラッシュアップしたら、もっと褒める感想が書けただけに残念だ。

あとがき

こういうのを『夏の月9』で放送したら良かったと思います。

まっ、終わったのでいいかな。

今作は、子役をはじめ若い俳優さんたちがすごく頑張ったと思います。

みんな個性的で、今後のドラマ出演に期待したいです。


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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