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連続テレビ小説「らんまん」 (第123回・2023/9/20) 感想

連続テレビ小説「らんまん」

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:WebsiteNHK高知局応援ページ東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報X(旧Twitter)Instagram

第123回〔全130回〕第25週『ムラサキカタバミ』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


大正12年9月1日。万太郎(神木隆之介)の図鑑はついに完成しようとしていた。万太郎は、永守がいる神戸に旅立つ準備を、寿恵子(浜辺美波)と千歳(遠藤さくら)は、いつものように昼食の準備をしていた。その時―、関東大震災が発生。火災も起き、各地で甚大な被害が出る。大畑印刷所で働く虎鉄(濱田龍臣)は、大畑(奥田瑛二)と共に消火活動に。万太郎、千鶴(本田望結)たちは持てるだけの標本をもって渋谷へと避難する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7,12,13,18,19,25
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8,16,21
   深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ) 第9,10,14,20,24
   渡辺哲也(過去作/マッサン、ひよっこ、なつぞら、青天を衝け) 第11,17
   石川慎一郎(過去作/カムカムエヴリバディ/第18週のみ) 第15,23
   小林直毅(過去作/鎌倉殿の13人/第37回のみ) 第22
   廻田博思(過去作/「らんまん」植物担当の助監督) 第24
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略



"3つのエピソード" に、それぞれ良かった部分がある

あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)

「ようきんしゃったなぁ」のみんなぁも、ご常連のみんなぁも、あしが管理人の “みっきー” やか!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人の “みっきー” です!)

どこから感想を書こうか…

特に書くことがなくて困ってしまう…

それくらいに、「で、明日は何を描くの?」って感じ…

なぜ、そう感じてしまうのか?

今回で盛り込まれた “3つのエピソード” に、何の関連性も感じないからだ。

但し、“3つのエピソード” に、それぞれ良かった部分があるので、そこも注目してほしい。

万太郎の "日常描写" の根本は「また来たき」

一つ目は「万太郎、植物採集に行く」のくだりだ。

ここ数日は、万太郎(神木隆之介)が植物採集に行く映像が多めだ。

きちんとした服装で、まるで恋人のように植物に優しく語り掛ける。

標本づくりなんて、今回は解説のセリフまで盛り込む、サービス精神も。

そう、この万太郎の姿こそ、今作が視聴者に印象付け必要がある。

しかし、残念なのは “ここ数日は” なのだ。

むしろ、たま~に植物採集に行く度に、新種を見つける印象のほうが強い。

今回の次のセリフが良かった。

万太郎「おお… ハハ。また来たき」


結局、万太郎の “日常描写” の根本は「また来たき」だと思う。

何度も何度も同じ場所に通って、草花の変化を肌で感じて、その結果として運命的に新種と巡り会う。

こんな簡単なことを、「ヤマザクラ」以降はほぼやってこなかったのが今作。

ラスト8回でようやく分かったということか(苦笑)

"コトナたち"変化が、物語の流れの中で適切に説明された

二つ目は「万太郎と寿恵子の初孫登場」のくだりだ。

前回のラストで結婚して、もう小学生手前くらいの年齢の初孫・虎太郎(森優理斗)が登場。

森優理斗クンは、「6歳の万太郎」を演じた子役ちゃんだ。

前段の「万太郎、植物採集に行く」のくだりとほぼ関係ない。

まあ、ぎりぎり植物採集で重なっていることにしておくが。

このくだりでも良い描写があった。

“コトナたち” の時間経過による変化が、物語の流れの中で適切にセリフで説明された。

別に、“コトナ夫婦” の新婚生活を描いてから初孫を描けというつもりはない。

万太郎の植物への思いが、孫に伝わるなんてホームドラマとしては実に良いこと。

"ヤマザクラ"の前後から、エピソードの取捨選択に失敗した

だったら、 “大人の事情” も分からなくもないが。

綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)の屋台とか必要だったの? ってこと。

その分の尺で、槙野家を丁寧に描いていれば、誰が「ツル」で「モモ」なのか描写できたと思う。

結局、「ヤマザクラ」の前後から、エピソードの取捨選択に失敗したと思う。

それでなくても、ネタを盛り込み過ぎて整理整頓すらできていないのに。

それこそ、第8週あたりまで、万太郎と竹雄が上京してきて、寿恵子(浜辺美波)と再会し、十徳長屋で生活を始めた辺りまでは、エピソードの取捨選択はそれなりにできていた。

だから、十徳長屋の住人一人ひとりが個性的に見えたし、それなりの愛着も感じられたのだ。

槙野夫妻にとって最重要人物でもある大畑を雑に扱い過ぎ!

三つ目は「関東大震災、発生」のくだりだ。

別に、初孫が初登場の回に盛り込む必要なんてないと思うが。

盛り込むことは否定しない。

でも、なぜ、今、唐突に大畑義平(奥田瑛二)?)

前回登場したのは、7月17日放送の第73回/第15週『ヤマトグサ』のころだったか?

老けメイク含めて、いろいろ言いたいことはあるが。

槙野夫婦の仲人でしょ?

印刷関係の恩師でしょ?

虎鉄(濱田龍臣)の働き口の… でしょ?

だったら、義平の妻・イチ(鶴田真由)や義平とイチの娘・大畑佳代(田村芽実)との家族ぐるみのお付き合いなんかも盛り込むべきだったのでは?

「峰屋」が腐造で倒産するとか、マキシモヴィッチ博士を頼りにロシア行きだどうのこうのとか。

そういう、結果的に万太郎の物語にほぼフィードバックさせないエピソードに尺を割くなら… といいたい。

実際の牧野富太郎博士も、61歳の時に関東大震災を経験し…

もう、次回を含めて、残り7回だから書いてしまおう。

嫌な人は「あとがき」へ。

実際の牧野富太郎博士も、61歳の時に関東大震災を経験している。

当時は、渋谷に住んでおり、東京の下町よりは地震も火災も被害は大きくなかったとの記録がある。

そして、膨大な量の植物標本は、永守徹(中川大志)のモデルである神戸の資産家である池長孟が買い取って、神戸に保管されていたので大きな被害はなし

もちろん、自宅にあった書籍や標本はそれなりの被害にはあったが。

そこで震災の経験によって、牧野博士は自分の本や図鑑や標本を守るために、渋谷から更に東京郊外へ引っ越すことを決意

震災から3年後、大正15年(1926)に妻の壽衛さんが見つけてきた土地、現在の東京都練馬区東大泉に家を建てた。

因みに、この東大泉の自宅跡地を一般公開したのが、今の「練馬区立牧野記念庭園」。

新居を建てた翌年、大正16年(1927)には、牧野富太郎は東京帝国大学から「理学博士」の学位を得た。

そう、65歳にして、ようやく学問上の呼び名として「牧野博士」が誕生するのだ。

このころから、寿衛さんは体調の不良を訴えるようになり。

身体が思わしくない壽衛さんを東京に残して、牧野博士は仙台に植物採集に向かう。

その仙台の地で植物分類学者人生の中で、重要な “あの” 植物と出合う…

あとがき

悪くないんですよね。

でも、ここまでの “流れ” が “ほぼ箇条書き” なため、感情移入しづらいです。

やはり、中盤からのエピソードの取捨選択の失敗があとを引いてますね。

ホント、序盤のころは、うまくやり繰りしていたのに…

みっきーの植物図鑑(第129回)

今回は、先日行って来た山梨県甲州市勝沼でのブドウのお話。

サニールージュ

このブドウは「サニールージュ」

「巨峰」の血を受け継いだ「ピオーネ」に、「デラウェア」の血を受け継いだ「レッドパール」を交配した品種。

サニールージュの特徴は、写真のように房の中央の軸から果実までの果梗が短いので、ぎゅっと密集した塊のような房になるものが多いことです。

巨峰のジューシーさと甘味に、デラウエアの皮がツルっとむけるので食べやすいですが、デラウエアよりも巨峰のように実がしっかりしており食感が楽しめます。

また、ワイン醸造にも使われる北米産のラブルスカ種なので、グレープジュースのような甘い特徴的な香りもあります。

お店で見つけたら、買って食べてみてくださいね。

今回は、先日終わってしまった「神社の杜を守る運動」にちなんで、サザンオールスターズ45周年記念新曲三部作のラストの曲をご紹介させてください…


結びに

ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。


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【これまでの感想】

第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 
第8週『シロツメクサ』
36 37 38 39 40 
第9週『ヒルムシロ』
41 42 43 44 45 
第10週『ノアザミ』
46 47 48 49 50 
第11週『ユウガオ』
51 52 53 54 55 
第12週『マルバマンネングサ』
56 57 58 59 60 
第13週『ヤマザクラ』
61 62 63 64 65 
第14週『ホウライシダ』
66  67 68 69 70 
第15週『ヤマトグサ』
71 72 73 74 75 
第16週『コオロギラン』
76 77 78 79 80 
第17週『ムジナモ』
81 82 83 84 85 
第18週『ヒメスミレ』
86 87 88 89 90 
第19週『ヤッコソウ
91 92 93 94 95 
第20週『キレンゲショウマ』
96 97 98 99 100 
第21週『ノジギク』
101 102 103 104 105 
第22週『オーギョーチ』
106 107 108 109 110 
第23週『ヤマモモ』
111 112 113 114 115 
第24週『ツチトリモチ』
116 117 118 119 120 
第25週『ムラサキカタバミ』
121 122

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連続テレビ小説『らんまん』第123回

内容いつものように植物採集を行い、長屋に帰ってきた万太郎(神木隆之介)万太郎が孫に、話をしていると。。。。敬称略作、長田育恵さん最近。。。“なぜか”。。万太郎の植物採集の映像が多い今作。本来なら、それが“普通”のハズなのだが。もの凄く違和感を覚えるのが、今作の悪いところ。功罪の罪だ。ほんと、異様だよね。。。。普通のハズなのにね!!ってか。前回ラストで結婚したばかりなのに、もうすでに。。。。“...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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