連続テレビ小説「らんまん」 (第121回・2023/9/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:Website、NHK高知局応援ページ、東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報、X(旧Twitter)、Instagram
第121回〔全130回〕/第25週『ムラサキカタバミ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
逸馬(宮野真守)が連れてきた資産家の永守(中川大志)は、万太郎(神木隆之介)の図鑑の出版や標本の保存に投資をしたいと申し出る。そして、季節は夏から秋へ―。竹雄(志尊淳)、綾(佐久間由衣)、藤丸(前原瑞樹)は酒蔵を買い取り沼津へと移ることに。万太郎もある決意を固める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7,12,13,18,19,25週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8,16,21週
深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ) 第9,10,14,20,24週
渡辺哲也(過去作/マッサン、ひよっこ、なつぞら、青天を衝け) 第11,17週
石川慎一郎(過去作/カムカムエヴリバディ/第18週のみ) 第15,23週
小林直毅(過去作/鎌倉殿の13人/第37回のみ) 第22週
廻田博思(過去作/「らんまん」植物担当の助監督) 第24週
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略
9月限定「芋栗まんじゅう」
あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)
「ようきんしゃったなぁ」のみんなぁも、ご常連のみんなぁも、あしが管理人の “みっきー” やか!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人の “みっきー” です!)
妻が北海道にいる助産師学校時代の友人に会いに行くために、友人らと旅行中。
今日が最後の “独身生活” なのだが。
その間、朝夕の家庭菜園の世話や食事や掃除や洗濯をやりつつ、ブログも書いて。
更に、仕事と遊びもやって。
ホント、毎日コロナと戦いつつ病院で勤務している妻に感謝しかない…
午後は、義母のところへ、昨日買っておいた「成田の銘菓・黒平まんじゅう」の9月限定「芋栗まんじゅう」を持って行こうと思う。

これ、「みっきーの植物図鑑」の “ネタフリ” なので、“回収” をお楽しみに!
とまあ、本編の感想がなかなか思いつかないから、お饅頭だけにお茶を濁したわけだが(苦笑)
先週まで展開は"放置"してエピソードをパ~っと並べました
いつもの月曜日なら “説明三昧” のはずだが。
どうしても、更に風呂敷を広げて、フリーマーケットで売りたいものがあるようだ。
“連ドラの連続性” としても、“物語の流れ” として、先週まで展開は “放置” して、エピソードをパ~っと並べました… そんな感じだ。
先日から続いている案件ではあるが、明らかに説明不足
口が酸っぱくなるほどに言い続けているから、「また唾が出てきちゃったよ」とお嘆きの方には申し訳ないし。
「また、史実を書くの?」と呆れる方もいると思うが。※史実は後程…
今回の前半に盛り込まれた、主人公・万太郎(神木隆之介)が神社合祀に首を突っ込む過程で大学を辞めるくだり。
そもそも論として。
先日から続いている案件ではあるが、明らかに説明不足。
まあ、何となく南方熊楠(実在の人物)が神社合祀に反対して、その流れで神社の杜が無くなるのは植物がかわいそうだから… って感じになっているが。
これ、渋谷界隈の神社合祀の歴史をそれなりに知っているか、相当に好意的な脳内補完か、自前の創作で納得しちゃってる人以外は、「なんで、そうなったの?」ではないか。
やはり、“本編” に、それもラスト2週に盛り込むなら、もう少し “連続性” を担保するためにも、丁寧に説明する必要があるし、不自然な流れにしない工夫が必要だったと思う。
要らないときには説明過剰で、必要な時に説明を省くって、もはや “伝える” ことを無視して、描きたいことだけ描いているとしか思えないが。
牧野博士が大学を辞めた理由は、神社合祀ではない
で、史実を書くから、読みたくない人は次の章に進んで構わない
万太郎のモデルである牧野富太郎博士が大学を辞めた理由は、神社合祀ではない。
以前にも書いたが、徳永(田中哲司)のモデルである東京帝国大学理科大学の村松教授によって辞めさせられたのだ。
理由は諸説あるが、牧野博士の自由さを疎ましく思ったのか、嫉妬したのか、そんな理由で牧野博士に定期を抱いて、ついに辞めさせた。
また、寿恵子(浜辺美波)のモデルである壽衛さんも、史実では渋谷で待合茶屋を経営して家計を支えていた。
でも史実では、牧野博士と壽衛さんは別居しており、村松教授の妻・よしさんがなぜか見合い話を勧めた。
寿衛さん一筋の牧野博士は当然断るが、そのことを村松教授が憤慨していたと自伝に書かれている。
まあ、「自伝」だから、自分がいいように書くだろうから、話半分としても。
とにかく、この「神社合祀に首を突っ込む過程で大学を辞める」は、脚本家の創作、フィクションなのだ。
史実にないことを盛り込みたいなら、もっと分かりやすく、つじつまを合わせてから盛り込んでほしい。
先週、唐突に登場した早川逸馬と永守徹はどうなったの?
脚本家だから、好き勝手に史実をアレンジしても、創作しても構わないが。
先週、唐突に登場した旧友の早川逸馬(宮野真守)、出資者の永守徹(中川大志)はどうなったの?
そういうこと。
もちろん、酒蔵を開くため沼津へと移り住むことになった竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)、そして藤丸(前原瑞樹)はどうなったの?
まだ、竹雄たちは直接、主人公にかかわるエピソードでないから無視しても構わないが。
最低限、永守の出資話がどうなったのかを描かないと、万太郎が大学を辞めて、どれくらい家計が厳しくなるのか、よく分からないのだが。
長々と巨大化した子供たち"コトナ"の演説大会をやられても
永守のその後を無視して、今作が今回で盛り込んできたのは、一人前の口をきくようになった巨大化した子供たち “コトナ” の演説大会だ。
いつもどおりに、好意的な脳内補完で、成長した子供たちも両親に自分の意見をいえるようになった… と受け入れることもできるが。
そもそも、誰が「モモ」で「ツル」なのかも分かりにくいのに。
先週から、唐突に “コトナたち” が偉そうにピーチクパーチク自己主張したところで、なんのこっちゃ? なのだが。
まあ、“大人の事情” で、まだまだ “コトナたち” を登場させたいのは分かるが。
せめて、本当の意味での “万太郎の良き理解者たち” “万太郎の応援団” である、波多野(前原滉)や藤丸(前原瑞樹)を登場させて。
万太郎を応援する姿を描いて、それを見て “コトナたち” も「応援します」で良かったと思う。
もちろん、報道で神社の杜の植物を守る… を聞きつけた大窪(今野浩喜)や逸馬が来訪しても良かったと思う。
やはり、残り2週になったのだから、万太郎の家族置いてけぼりの独断行動に、それなりの説得力を持たせないと、「また独走?」「また借金?」と見えてしまうと思うが。
あとがき
りん(安藤玉恵)が千歳(遠藤さくら)に十徳長屋の差配人をお願いするくだりですが。
もう少し大家さんとの関係を事前に描いてくれていたら…
いや、それ以前に、千歳が、第一子の悲しい現実のあとに赤ちゃんの長寿を願い “千歳” と名付けたことや。
幼少期の千歳が、若いころのりんや噺家・牛久亭 九兵衛(住田 隆)と一緒に遊んで “家族みたい” だったこと。
こんな回想を交えながら “コトナ” になっていれば、少しは感動できたでしょうに。
まあ、この程度でも、勝手に創作して感動しちゃう人もいるでしょうけど…
結局、「連続テレビ小説」なのに “不連続” なのが… あれ? デジャブ??(笑)
みっきーの植物図鑑(第127回)
先日に行った野山に生えていた「自生のクリ(栗)の木の実」です。

ほら、完全な “回収” でしょ(笑)
クリでも、栽培品種の原種で山野に自生するのは、シバグリ(柴栗)、ヤマグリ(山栗)と呼ぶそう。
スーパーマーケットで売っているクリより、一回り大きかったです。
クリの実が色づいてくると、秋の訪れを感じますね。
結びに
ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/18226/
【これまでの感想】
第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 土
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 土
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 土
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 土
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 土
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 土
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 土
第8週『シロツメクサ』
36 37 38 39 40 土
第9週『ヒルムシロ』
41 42 43 44 45 土
第10週『ノアザミ』
46 47 48 49 50 土
第11週『ユウガオ』
51 52 53 54 55 土
第12週『マルバマンネングサ』
56 57 58 59 60 土
第13週『ヤマザクラ』
61 62 63 64 65 土
第14週『ホウライシダ』
66
67 68 69 70 土
第15週『ヤマトグサ』
71 72 73 74 75 土
第16週『コオロギラン』
76 77 78 79 80 土
第17週『ムジナモ』
81 82 83 84 85 土
第18週『ヒメスミレ』
86 87 88 89 90 土
第19週『ヤッコソウ
91 92 93 94 95 土
第20週『キレンゲショウマ』
96 97 98 99 100 土
第21週『ノジギク』
101 102 103 104 105 土
第22週『オーギョーチ』
106 107 108 109 110 土
第23週『ヤマモモ』
111 112 113 114 115 土
第24週『ツチトリモチ』
116 117 118 119 120 土
第25週『ムラサキカタバミ』
- 関連記事
-
- 転職の魔王様 (第10話・2023/9/18) 感想 (2023/09/19)
- 真夏のシンデレラ (第11話/最終回・2023/9/18) 感想 (2023/09/19)
- 連続テレビ小説「らんまん」 (第121回・2023/9/18) 感想 (2023/09/18)
- VIVANT (第10話/最終回79分スペシャル・2023/9/17) 感想 (2023/09/18)
- 連続テレビ小説「らんまん」 (第24週/土曜日版・2023/9/16) 「土曜日版」の感想と今週分の総括 (2023/09/16)