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連続テレビ小説「らんまん」 (第85回・2023/7/28) 感想

連続テレビ小説「らんまん」

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:WebsiteNHK高知局応援ページ東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報TwitterInstagram

第85回第17週『ムジナモ』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


ムジナモの開花から4か月―。徳永(田中哲司)はドイツへと旅立ち、大窪(今野浩喜)は助教授となった。田邊(要潤)は、恩人である森有礼(橋本さとし)が文部大臣になったことで、女学校の校長に就任。槙野家では、寿恵子(浜辺美波)が第2子を授かり、園子が元気に動き回る中、万太郎(神木隆之介)はムジナモの研究に没頭。そしてついに、精密に描かれた植物画と論文が完成。それを見た田邊(要潤)は…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7,12,13
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8,16
   深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ) 第9,10,14
   渡辺哲也(過去作/マッサン、ひよっこ、なつぞら、青天を衝け) 第11,17
   石川慎一郎(過去作/カムカムエヴリバディ/第18週のみ) 第15
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略



ほぼ"屋内専門"だった寿恵子より、ずっと良い…

あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)

「ようきんしゃったなぁ」のみんなぁも、ご常連のみんなぁも、あしが管理人の “みっきー” やか!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人の “みっきー” です!)

ここ最近の今作では珍しく、今週では普通になった “諸般の事情” による寿恵子(浜辺美波)の出番は閉塞的、孤独感が漂う場面が多いを払拭する演出から始まった。

まあ、演出だけでなく、脚本にも外出するシーンにはなっていると思うが。

アバンタイトルから、寿美子は “屋外” で、その後に “室内” も入れて。

今度は、身重の身体で、1歳3か月の園子を連れて、出歩くのもどうかと思うし。

かなり唐突に田邊家や聡子(中田青渚)を盛り込むのもどうかと思うが。

とはいえ、夫の仕事の邪魔をしないように “屋外” を選択すると捉えれば、決して悪くない。

とにかく、先週までの寿恵子が “夫を支える” といいつつも、ほぼ屋内専門だったから、無いよりはマシだ。

やはり、“連ドラ” なのだし、寿恵子にとっては “冒険中” なら、もう少し積極的に外に出て、いろいろやったほうが良かったと思う。

終わったことだが。

田邊が万太郎に東大への出入りを禁ずる一連の演出が秀逸!

今回で最大に評価しなければいけない演出は…

万太郎(神木隆之介)の精密に描かれたムジナモの植物画と論文を目にした田邊(要潤)が、万太郎を東大の植物学教室への出入りを禁ずる場面の一連の演出だ。

9分過ぎから自宅で植物画を描く万太郎、石版印刷をする万太郎に、これまでの田邊をはじめとする植物学教室の面々との回想シーンをコラージュして盛り込んだ。

それも決して “懐古主義” を前面に押し出したノスタルジックな仕立てではなく、万太郎の視点から見た万太郎の年表的な仕立てだ。

要するに、万太郎が「あの時は良かった…」と思うようなカットを細かくつなげたということ。

この、万太郎が「あの時は良かった…」と思うような映像をつないで印象付けた上で、田邊の非情ともいえる決断が際立つのだ。

田邊の視点で描かれるムジナモの植物画のどアップのカメラワークも、まるで田邊が舐めるように、いや、まるで間違い探しでもやってやろうといわんばかりの視点でカメラが動く。

だからこそ、見終えた田邊の大きな頷きが恐ろしく見える。

そして、轟音と共に、紙が折り畳まれる音、そして冊子にはに使わない分厚い辞書が閉じたような効果音。

非情な宣言のあとは、田邊が「自分より万太郎を評価する人々」のカットのコラージュだ。

田邊の苦笑をスローモーションで描くことで、短時間のコラージュの中でじわじわと田邊の心が決まっていくさまが、ひしひと伝わる。

ここの、過去のカットの編集、植物画のどアップ、俳優陣の表情など、タイトな撮影スケジュールの朝ドラの演出としては、最近では見たことがないくらいに、渾身の演出といって良いと思う。

だって、ここからが、東大の後ろ盾を失った万太郎の “新たな冒険” が始まるわけだから、“連ドラ” として、視聴者に強烈な印象付けが必要で、それを見事にやったと思う。

事の良しあしは、運命や時代によって相対的に変わるもの…

もう一つ言いたいのは…

以前にも書いたが、万太郎に<牧野富太郎>というモデルがいるが、田邊にも<矢田部良吉>というモデルがいる。

牧野富太郎博士側から書かれた伝記などでは、矢田部教授は “敵(かたき)” のように描かれている人物だ。

しかし、牧野博士の本当の人生を調べてみると分かるが、意外と牧野博士は想像以上の自由奔放な人で、第8回(4/12)の感想にも書いたが “永遠の自然児” と呼ばれたくらいに、子ども時代からやりたい放題の人だったのだ。

だから、むしろ、矢田部教授が牧野博士(当時は、博士ではない)をクビにした選択は、至極当然という意見も多い。

何が、言いたいのかというと。

善悪や、良いとか悪いとかの基準は、法律で決まっていることは別にして、様々な状況や環境で変わる、意外と曖昧なものだということ。

一方の側から見たら悪人でも、別の方向から見たら善人である可能性は十分にあるってこと。

これは、ドラマなどの感想も同じだと思う。

もちろん、好み、好き嫌いはある。

しかし、それらを含めて、何かと比べて良し悪しを語っているに過ぎない。

例えば、たまたま前夜に見た作品に感動して、今の作品の評価を下げることだってあるのだ。

「だから。何を言いたいの?」と、思われるかもしれない。

結論を言っちゃうと、人間関係は勧善懲悪というより、相対的な尺度、例えば、同じ時代に出会ってしまったから悪役に見られることだってあるし、時代が変わればヒーローになる人だっているってこと。

今作がどこまで史実を落とし込むか分からないが、牧野博士や矢田部教授を含めた当時の植物学界や政財界のことを考えると、善悪では分けきれない、複雑に入り組んだ人間ドラマが描かれるのを期待したいと思う。

制作統括の言い訳を読むと、いろいろ見えてくる…

総合カルチャーサイト『リアルサウンド』は、かなり制作者側に寄り添った記事(「提灯記事」とは、いいません)が多いので、読む際は注意が必要なサイトだ。

そのことを踏まえた上で、今作の制作統括のネタ晴らし(言い訳)を読んでみるのもアリだと思う。

『らんまん』“厳しい現実”はどう描かれる? 後半のポイントを制作統括に聞く|Real Sound|リアルサウンド 映画部
https://realsound.jp/movie/2023/07/post-1385812.html

しかし、全部読むのは面倒という人のために “私のフィルター入り” で少し紹介しようと思う。

そもそも、企画段階では、“長屋” のシーンはもっと短かったそうだ。「万太郎と寿恵子が結婚したら出て行く設定だった」と。

そうなると、初期段階の脚本では、個々の長屋の住人について掘り下げた設定があまりなかったと考える。

そして制作統括は、「脚本を進めていくうちに “長屋” が長くなった」と。

きっと書いていくうちに長屋の住人たちに愛情が湧いたのだろう。

それで当初には無かった出番が与えられたと考えれば、今週水曜日の福治とゆうの語らないも納得できる。

因みに、制作統括は、「第20週で長屋の住民は出て行き、自分の部屋を研究室に拡大する」と。

朝ドラ『まんぷく』(NHK/2018年度後期)っぽい展開になるようだ。

また、図工・野宮を演じておられる亀田佳明さんは、脚本の長田氏のお気に入りで、長田氏が制作統括に売り込んだとも書いてあった。

まあ、ある意味、どうでもいい情報ばかりだが、この記事から分かるのは、制作統括が当初に想像していたドラマとは少々違った作品になっており…

そのことを自身を含めて「いろいろつながっていませんが、納得してね」と願っているように感じることだ。

あとがき

今回、今週は、最近は描写が雑だった今作を良かったころのように復活させた感じですね。

約1か月ぶりに「見て良かった」と思える1週間でした。

そして、未だに総話数は不明ですが、今回でほぼ全体の7割が終了しました。

残り3割ということで、最終章に向かって思い切って舵を切ったのが今週だったと思います。

あとは、冒険の結末がどうなるかですが。

それ以外に、峰屋の経営、綾と竹雄、白梅堂、田邊家などなど、描いたけど “続き” があまり描かれない案件が多いので、そこがどうなるか気になります。

とにかく、“回収” なんていいませんから、いったん描いたのなら “その後” を描いてください!

みっきーの植物図鑑(第84回)

夏に比べると春は咲く花が多いので、紹介し忘れていたカワイイ花をご紹介します。

マツバギク

ハマミズナ科 マツバギク属の多年草の「マツバギク(松葉菊)」です。

南アフリカ原産だけに、高温多湿に強く、鉢植えは水やりが必要ですが、地植えなら水やり不要という猛者

とにかく、どんどん増えていくので増え過ぎに注意が必要です。

マツバギクの花言葉は、「のんびり気分」「怠惰」「忍耐」「無邪気」「可憐」です。

グランドカバー(土面を隠す草花)としてもよく使われる “横に広がって増える” 性質が由来のようです。

結びに

ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。


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【これまでの感想】

第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 
第8週『シロツメクサ』
36 37 38 39 40 
第9週『ヒルムシロ』
41 42 43 44 45 
第10週『ノアザミ』
46 47 48 49 50 
第11週『ユウガオ』
51 52 53 54 55 
第12週『マルバマンネングサ』
56 57 58 59 60 
第13週『ヤマザクラ』
61 62 63 64 65 
第14週『ホウライシダ』
66  67 68 69 70 
第15週『ヤマトグサ』
71 72 73 74 75 
第16週『コオロギラン』
76 77 78 79 80 
第17週『ムジナモ』
81 82 83 84

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連続テレビ小説『らんまん』第85回

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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