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連続テレビ小説「らんまん」 (第70回・2023/7/7) 感想

連続テレビ小説「らんまん」

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:WebsiteNHK高知局応援ページ東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報TwitterInstagram

第70回第14週『ホウライシダ』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


万太郎(神木隆之介)は、新種の名付け親になる方法について相談をしようと、里中(いとうせいこう)がいる博物館へ向かう。すると、たまたま居合わせた伊藤孝光(落合モトキ)を紹介される。シーボルトの助手を務めた伊藤圭介の孫と聞き、万太郎は大盛り上がり!しかし、会話の流れで田邊が発表しようとしている“トガクシソウ”の話をすると、孝光は怒って部屋を出ていってしまう。トガクシソウを巡って波乱の予感!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7,12,13
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8
   深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ) 第9,10,14
   渡辺哲也(過去作/マッサン、ひよっこ、なつぞら、青天を衝け) 第11
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略



良い部分が増えたからこそ気になる部分が目立ってしまう…

あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)

あしが管理人の “みっきー” やか!
(私が管理人の “みっきー” です!)

最初に断っておくが、前2週と比べると良くできているため、今週は好意的に見ている。

そう、あくまでも “好意的” に見ているのだ。

従って、月曜日から気になっている部分は数々あった

そこで今回の感想では、あくまでも “良くできている” と評価しているからこそ、気になる部分も併記しようと思う。

前回の佑一郎の助言の直後に "博物館訪問" の方が…

前回で佑一郎(中村蒼)が万太郎(神木隆之介)を訪ねて十徳長屋へとやって来た。

田邊(要潤)の横暴な物言いに悩いんでいた万太郎に次のように言った。

佑一郎「博物館の先生方を頼ってきたがじゃろう?
 聞いてみたら えい。
 万太郎には 教授が全てじゃないじゃろう?」


というわけで、今回は万太郎が博物館にやって来た。

そこで、申し訳ないが早速気になる点だ。

これ、なぜ前回の佑一郎の助言のあとに、今回の訪問のシーンを直結しなかったの? だ。

きっと、脚本も演出も “枕” を入れたかったのだろう。

朝ドラとしては若干下品な描写ではあるが、ホームドラマらしい描写の一環として “新婚夫婦” を連想させるエピソードで、悪くないと思う。

ただ、ドラマとして、物語として、流れとして考えれば、佑一郎の助言の直後に訪問の方が明らかに自然でスムーズだったと思う。

終わったことだが…

史実を知った方が"フィクション"としての面白味が増すこともある

さて、今回の “トガクシソウ” のエピソードだ。

これまでも、今作は‘日本の植物分類学の父’と呼ばれた牧野富太郎博士をモデルに “フィクション” が構築されている。

先に言っておくが、今作は “フィクション” だから、「史実と違う」「事実はこうだった」と語るのは野暮なことだ。

しかし、私の考えは、こうだ。

確かに野暮だが、時と場合によって、人によって、史実や事実を知った方が、より “単なるフィクションではない” ことに気づいて、更に興味が湧くと思うのだ。

例えば、ある有名な商品の誕生ヒストリーを知ると、余計に好きになるみたいな。

だから、比較して優劣をつけるのではなく、「そういうことがあったんだ!」程度に読んでいただきたい。

もちろん、人によって… だから、読みたくない人は「次の章」まで飛んでも構わない。

「トガクシソウ "破門草事件"」について

というわけで、“トガクシソウ(戸隠草)” だ。

今回のエピソードは、現実に遭った「トガクシソウ “破門草事件”」に由来している。

超簡単に書くと、まず登場人物(劇中と史実)を紹介しよう。

伊藤孝光(落合モトキ):東京大学教授の伊藤圭介の孫で東京大学植物学教室に出入りを許されていた破門草学者の伊藤篤太郎。
マキシモヴィッチ:実際に存在したロシアの植物学者
田邊(要潤):東京大学植物学教室の初代教授・矢田部良吉

篤太郎は、叔父の伊藤謙が1875年(明治8年)に「トガクシソウ」を戸隠山(長野県長野市)で採集。

小石川植物園に植栽した標本を、1883年(明治16年)にマキシモヴィッチに送った。

マキシモヴィッチは、1886年にロシアの学術誌に「メギ科ミヤオソウ属の一種」として発表した。

一方の東大教授の矢田部は、1884年(明治17年)に戸隠山でトガクシソウを採集し、小石川植物園に<植栽>した。

2年後の1886年(明治19年)に花が咲き、1887年(明治20年)にマキシモヴィッチに標本を送り、鑑定を仰いだ。

すると、ところ、翌年の1888年(明治21年)3月、マキシモヴィッチは「これはメギ科の新属のようだから、Yatabea japonica Maxim. の学名をつけたいから、正式な発表前に花の標本を送ってほしい」と回答。

ここで注目すべきは、学名に「Yatabea」と “矢田部” が入っている点だ。

篤太郎は、一連の矢田部の動きを聞き、既に自分が発表したトガクシソウが “新種” であること、新属名に「Yatabea」が入る予定を知る。

篤太郎は焦って、同年の10月(7か月後)に、トガクシソウをイギリスの植物学雑誌に新しい学名をつけて発表した。

結局、伊藤家の主張が正当となり、マキシモヴィッチによる「Yatabea japonica Maxim.」は無効となった。

そして、矢田部は一連の出来事を知って激怒し、篤太郎を植物学教室の出入り禁止処分(破門)にした

このことから、「トガクシソウ」は俗に「破門草」と呼ばれることになった…

このような史実が、劇中での次のセリフにつながっていたのだ。

孝光「教授の戸隠草ではない!」


聡子の問いに優しく丁寧に答える田邊の強靭な決意と切なさ

さて、今週はもう登場しないと思っていた田邊彰久の妻・聡子(中田青渚)が再登場。

聡子「どうして シダがお好きなのですが?」


今回は女子会ではなく、夫との夫婦のやり取りで、サブタイトル『ホウライシダ』の本当の意味での回収だ。

田邊「シダ植物は 陸の植物の覇者だった。
 シダは 地上の植物の始祖にして 永遠なんだ」


新種の発見も、学名に自分の名前がつくのも、誰よりも先、一番最初でないとかなわない。

その “最初” を続けることで覇者になれる。

とにかく、何事も “最初” “一番” でないと気が済まない田邊の強い意志と同時に…

やがてあとから花を咲かせる(目立った業績を残す)者が登場しても、自分の “種” となるような優秀な後継者が現れなくても、始祖として残り、永遠だと思う切なさ、儚さを表しているドラマチックなやり取りだ。

なぜ寿恵子は「夜」「枕」「寝る」ばかりなのか?

ここからは、再び気になる点だ。

どうしても気になってしょうがないのが、寿恵子に関連する描写だ。

竹雄から言われた… のは、どうでも良い。

なぜ、前回に続いて「夜」「枕」「寝る」なのか?

寿恵子が万太郎の健康管理をしているのを描きたいなら、「寝てください」よりも、せっせと健康に良い食事を作るとか。

寿恵子が万太郎を支える姿を描きたいなら、一緒に植物採集をするとか、内職する場面を入れればいい。

寿恵子が万太郎の妻であることを強調したいなら、掃除や洗濯に励む姿を描けばいい。

夫婦生活を強調したいなら、一緒に食卓を囲む姿を描けば良い… のでは?

私が考え過ぎだとは思うが、枕描写はちょっと下衆な気がするし。

老若男女が見る “朝ドラ” だから、もっと清々しく明るく “朝” に相応しい描写、表現があると思うのだが。

あとがき

もしかすると、脚本家さんが寿恵子パートをどう描くのか迷ったのかもしれません。

今週に入って、史実に基づくエピソードが続いているので、モデルがいる朝ドラとしては “そっち” を強調したくなるのは当然だと思います。

でも、寿恵子パート、夫婦パートも入れなきゃいけないから、付け加えている印象です。

前2週よりも “行間” があるのは、とても良いことです。

ただ、行間が広すぎて、行間の前後を埋める接着剤のようなものが “ほぼ無い” ので、雑に見えてしまっているのです。

それこそ、博物館シーンから十徳長屋シーンに切り替わった時に、「里中先生に勇気をもらった万太郎ですが、寿恵子の堪忍袋の緒はとっくに切れていました」のナレーションでもあれば、印象はだいぶ違ったと思います。

やはり、早く3週間前に戻って欲しいです。

そして、みんなで見守りつつ、応援しましょう!!!

そうそう、“枕” と “聡子” が「土曜日版」でどのように編集されるのか楽しみです。

みっきーの植物図鑑(第66回)

暫く中断すると宣言した『みっきーの植物図鑑』ですが、続いてます(笑)

今回は、今朝の遊歩道で撮影した木の実です。

何かお分かりですか?

ヤブツバキの実

ツバキ科ツバキ属「(藪椿)」の実です。

公園や遊歩道でも良く見かけるヤブツバキは、東アジア原産の常緑の小高木で、葉っぱにツヤがあるので「照葉樹林(しょうようじゅりん)」ともいいます。

ツヤの正体は、自分を乾燥から守るためにある葉の表面のクチクラ層(角質層)が発達して光沢の強い深緑色になります。

ヤブツバキの花は鮮やかな赤い花を冬から春に咲かせますが、実は初夏につき始めて、夏になると赤くなり、野山を彩ります。

ヤブツバキの花、思い出せない人はこちらで「ああ」って思うと思いますよ。

ヤブツバキの花
©写真AC

結びに

ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。


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【これまでの感想】

第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 
第8週『シロツメクサ』
36 37 38 39 40 
第9週『ヒルムシロ』
41 42 43 44 45 
第10週『ノアザミ』
46 47 48 49 50 
第11週『ユウガオ』
51 52 53 54 55 
第12週『マルバマンネングサ』
56 57 58 59 60 
第13週『ヤマザクラ』
61 62 63 64 65 
第14週『ホウライシダ』
66  67 68 69

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連続テレビ小説『らんまん』第70回

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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