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連続テレビ小説「らんまん」 (第55回・2023/6/16) 感想

連続テレビ小説「らんまん」

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:WebsiteNHK高知局応援ページ東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報TwitterInstagram

第55回第11週『ユウガオ』の感想。

 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


いち早く万太郎の釣書を持っていきたい大畑(奥田瑛二)だが、仏滅の日では縁起が悪いとイチ(鶴田真由)に止められ、翌日、大安の日の早朝に白梅堂へと向かう。この日は、舞踏練習会の発足式でもあった。高藤家でダンスを披露した寿恵子(浜辺美波)は、高藤(伊礼彼方)の申し入れをきっぱりと断り、会場を飛び出す。寿恵子が向かった先は…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。



原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8
   深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ) 第9,10
   渡辺哲也(過去作/マッサン、ひよっこ、なつぞら、青天を衝け) 11
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略



5分過ぎても主人公を登場させないとは、思い切った構成

あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)

あしが管理人の “みっきー” やか!
(私が管理人の “みっきー” です!)

冒頭から “やってくれるなぁ” だ。

普通の演出なら、主題歌明けは一瞬んだけクロミ(黒色の背景)を入れて、着物のどアップからフェードインするのに、あえて着物の柄が見える程度の明るさを保って短くフェードイン。

この時点で、今作を注意深く見ている人なら、すぐに着物と帯の色柄が前回に登場した大畑印刷所の娘・大畑佳代(田村芽実)のモノだと分かるはずだ。

ちょっと、西部劇で荒野の用心棒が登場するイメージで、砂埃を舞いあがらせて、もったぶることなく、背中の持ち主を明かす…

佳代がのれんをくぐる感じも、どことなく西部劇のガンマンが酒場のスイングドアをグイっと押し開けて入ってくる感じで、ワクワクさせる。

馬車の、馬のいななきなんて、完全に狙っている(笑)

そして、仏滅から大安への切り替えもコミカルな雰囲気で、以前に書いた今作にほしい “遊び心” “緩さ” が盛り込まれた。

それにしても、5分が過ぎてもオープニング映像にしか主人公を登場させないとは、思い切った構成だ。

画面にいない万太郎の存在を常に感じさせる脚本と演出に

そしてお日様が上がると「釣書を持参する日」と「舞踏練習会の発足式」が同日であることを、さり気なく強調

更に、今作の “さり気なく” は続く…

例えば、次の高藤(伊礼彼方)が自分の思いを演説する場面。

高藤「この場にいる 私たちこそが 民草を 導いていくのです」


ここでは、「民草」というキーワード。

また、高藤の言い分に反論する寿恵子(浜辺美波)のセリフ。

寿恵子「父が西洋に なじもうとしたのは
 よその国に出ていくためではありません。
 分かり合うためです」


ここには「西洋」「よその国」というキーワード。

要するに、画面にいない万太郎(神木隆之介)の存在を常に感じさせる脚本と演出になっているということだ。

最近のドラマは、とにかく登場人物は画面に映す傾向が強い

最近のドラマでは、タイパ重視で早送り視聴者が増えているから、どうしてもセリフではなく映像で分かりやすく作る傾向が強い

従って、例えば二人が電話をかけあうシーンで、昔ならひとりだけ映して、もう一人は声だけの編集をやっていた。

しかし最近は画面を二分割して二人を同時に画面に移す編集が圧倒的に多い。

それこそ、「LINE」の画面を利用するなんて、正に見た目で誰が参加しているのか、何を言っているのかかが、一目瞭然になるから安易に使うのだ。

さり気なく存在を感じさせる… こそが今作らしさ

話を今作に戻そう。

今作、特に今週の脚本、そして演出がやって来たのは、“あざとく”… いない存在を感じさせるのではなく、“さり気なく”… いない存在を感じさせることだ。

まず、直接的に万太郎の映像を盛り込まないことで、「寿恵子がたいへんな時に、万太郎は何をしているの?」と視聴者の気をもませる。

更に、笑顔で走る寿恵子の表情と、残り1分10秒で登場した時の “普段の万太郎” の表情の対比。

そして「あっ ユウガオのお姫様!」で振り返ると、目をパッと見開いて、ここは完全に一度ホワイトアウト(一瞬だけ画面が白色に飛ぶ)させてお姫様登場だ。

このホワイトアウトを効果的にするために、そして、佳代と寿恵子を敵対関係に印象付けないために、冒頭の佳代はフェードインしなかった(黒が印象付けられるから)と思う。

なかなかキメの細かい演出だ。

寿恵子の物語としても秀逸な仕上がり

そして、称賛すべきは、主人公の万太郎を感じさせつつも、今回のほぼ主人公といって良い寿恵子の物語もしっかりと描いてきたことだ。

寿恵子「どうして… 生まれかわらなくちゃ いけないんですか?
 私のままで なぜ いけないんですか?」


このセリフで、今週で描いてきた、万太郎とのすれ違いによって感じていた疎外感や孤独感をある意味で回収し。

クララ(アナンダ・ジェイコブズ)や、高藤の妻・弥江(梅舟惟永)、その他の女性たちの立場や尊厳などもちゃんと回収した。

もはや、天晴れ! というべき仕上がりだ。

「女性主人公(ヒロイン)の朝ドラ」として見てみると…

そして、敢えて “見方” を変えてみよう。

それは、いつもの朝ドラらしく、「女性主人公(ヒロイン)の朝ドラ」として今作、今週、今回を見てみるのだ。

そう、菓子屋に妾の子として生まれたヒロインが、のちの “植物学の父” となる男性と結婚し、二人三脚で生きる物語として見てみるのだ。

そうすると、今週なんて、ヒロインがいよいよ自我に目覚めて覚醒する1週間だといえると思う。

もちろん、万太郎の物語もしっかり作り込まれている。

更に、万太郎と寿恵子のすれ違い、行き違い、距離感が丁寧に描かれているからこそ、1週間を締めくくる金曜日なのに、ラスト1分しか万太郎が出なくても成立するし、むしろ効果的に魅せることができたと思う。

あとがき

神木隆之介さんの負担を減らすという意味でも、「万太郎がいなくても成立するカタチ」が使えるのは有効な作戦だと思います。

それにしても、今週の演出担当の渡辺哲也さんはサブではありますが、『ひよっこ』『なつぞら』での評価の高い週を担当されているので、流石の安定感といって良いと思います。

それでも、ここまで11週、4人の演出家が担当していますが、週単位での差が少ないのが良いと思います。

やはり、「演出部」としての統一感が図られているということだと思います。

みっきーの植物図鑑(第48回)

ほぼ毎朝、周囲を歩く霊園にどっさりと(笑)咲いている花です。

でも、半径2キロ以内には、霊園付近でしか見かけないという珍しい花です。

名前は、「ハルシャギク(波斯菊)」で、別名は「ジャノメソウ(蛇目草)」です。

原産地は北アメリカなのに、名前には「ハルシャ(波斯)=ペルシャ(今のイラン)」がありますが、ペルシャでは自生しない…

「ジャノメソウ(蛇目草)」の由来は、花の中心が赤くて輪のように見えることから、ヘビの目のようでもあり、日本古来の「蛇の目模様」に似ているから…

明治時代に園芸品種として渡来、タネによる繁殖力が強く、あちこちで野生化した外来種。

そういえば、霊園の周囲の道端にも咲いていました…

花言葉は、黄色と赤の花が鮮やかなので「いつも陽気」です。

ハルシャギク

結びに

ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。


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【これまでの感想】

第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 
第8週『シロツメクサ』
36 37 38 39 40 
第9週『ヒルムシロ』
41 42 43 44 45 
第10週『ノアザミ』
46 47 48 49 50 
第11週『ユウガオ』
51 52 53 54

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連続テレビ小説『らんまん』第55回

内容万太郎(神木隆之介)の釣書を手に、白梅堂を訪れた大畑(奥田瑛二)仏滅を回避し、大安に訪れた、その日は、舞踏練習会発足式の日。舞踏練習会の発足式で、寿恵子(浜辺美波)は。。。。敬称略作、長田育恵さん今作って、こういう“見せ方”が、特徴的だよね。今回のエピソードを見ていて、何度も。。。。何度も。。。。“アレ?”って、感じたのは言うまでも無い。そう。主人公・万太郎が登場しない!!今作の“らしさ...

ユウガオのお姫様>『らんまん』第11週

​​​​​​​​​​​対比的に描かれてきた万太郎と寿恵子 それぞれが自分の生きるべき道を見出した時 2つに分かれていた世界が一つになる― 朝ドラの恋話としては、かなり良い出来 …と思うのは私だけ? 夢に向かう道と恋話とを綺麗にドッキングさせた …と言えると思う (多くの朝ドラは逆に分離しがちだったよね) …ひじゅにですが何か? ​「私のままで何故いけないんですか?」​by寿恵子 ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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