日曜の夜ぐらいは… (第6話・2023/6/4) 感想

ABCテレビ・テレビ朝日系・『日曜の夜ぐらいは…』
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第6話・ラテ欄『悔しいって思うのって…いいことですよね3人友情物語』の感想。
翔子(岸井ゆきの)が理想的なカフェ物件を見つけ、サチ(清野菜名)、若葉(生見愛瑠)、みね(岡山天音)も加わり視察に行くが、一足違いで借り手がついてしまう。一同はがっかりしつつも、これまでと違い悔しさを感じている自分達の変化に気づく。4人はこの気持ちをばねに、改めて前に進むことを決意。後日、賢太(川村壱馬)にカフェのコンサルタント料200万円を振り込む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:岡田惠和(過去作/ビーチボーイズ、ひよっこ、最後から二番目の恋、少年寅次郎)
演出:新城毅彦(過去作/あすなろ白書、イグアナの娘、南くんの恋人) 第1,2,6話
朝比奈陽子(過去作/昼上がりのオンナたち、全力で愛していいかな?) 第3,4話
高橋由妃(過去作/「アンサング・シンデレラ」最終回、「ナイト・ドクター」第9話) 第5話
中村圭良(過去作/家政夫のミタゾノ(4))
音楽:日向萌(過去作/孤食ロボット、デイジー・ラック)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」
企画・プロデュース:清水一幸(過去作/のだめカンタービレ、最高の離婚、問題のあるレストラン)
※敬称略
一歩だけでも "枠" からはみ出す勇気があれば…
中盤に、サチの母親・邦子(和久井映見)と若葉の祖母・富士子(宮本信子)のこんなやり取りがあった。
富士子「自分のために利用しているんだな。ごめん!」
邦子「どんどん利用してください!
ご利用 ありがとうございます!」
いわゆる、“共助” ってことなのだが。
高齢者と身体障がい者とレッテルを貼るのが一番良くないのは十分承知しているが、敢えて例えとして書いてみる。
世の中、あまりにも周囲に気を遣い過ぎて、いつの間にか窮屈な日々になっているような気がする。
そんな日々でも、一歩だけでも “枠” からはみ出す勇気があれば、自分にも相手にとっても、ちょっぴり開放的なひと時がやってくる… そんなことを言っているように感じだ。
「ピーナッツでも食べながら…」と『日曜の夜ぐらいは…』
この、邦子と富士子の関係性にいているのは? と、考えていたら、目に入ってきたのがサチ(清野菜名)の家のソファーに畳んでおいてあった「漫画『ピーナッツ』のタオルケット」だ。
漫画『ピーナッツ』は、米国のチャールズ・M・シュルツによる漫画で、50年近く連載され、アニメにもなり、作中に登場する犬のキャラクター「スヌーピー」が有名な作品だ。
細かいことは省略するが…
●邦子がスヌーピーで、富士子がウッドストック…
●サチが、冷静沈着だけど優しくて、重い病気の友達思いの「ライナス」みたいで…
●翔子(岸井ゆきの)が、“いつも妥協しないヒーロー” の「チャーリー」みたいで…
●若葉(生見愛瑠)が、「なぜ学校に行かなきゃいけないのか?」と悩み、悩み尽くすと投げやりに「Who cares?(誰が気にするの?)」と言っちゃう「サリー」みたいで…
●みね(岡山天音)が、作中で唯一の黒人キャラでメッチャ穏やかな人の「フランクリン」みたいで…
まっ、こんなのどうでも良いのだが(笑)
ついでに書いちゃうと、原作者は否定しているが、漫画の『ピーナッツ』というタイトルは、「ピーナッツでも食べながら、気軽に読める漫画」にしたいという意味が込められていると、出版社等は宣伝した。
「ピーナッツでも食べながら…」と、『日曜の夜ぐらいは…』、どこか共通点があるように感じるのは私だけだろうか?
今回の中心人物は、若葉だったような…
さて、本編の感想だ。
今回の中心人物は、若葉だったような気がする。
若葉「人として かなり低めで 安定していたわけなんですけど…」
富士子「日曜の夜に死にたくならない人は幸せだと思う」
若葉「敷居の低いお店を目指したいと思っていまして」
結局、3人の中で、最も生活を変化させ、気分的にも変わった若葉の言動によって、祖母の富士子、富士子によって久美子も、サチたちも化学反応が起きたのが今回だったと思う。
あれこれ今作について語るのは野暮のような気がするからあまり書かないが…
とにかく、不動産屋が「三急エステート」だから “サンキュー” って感じで、いい物件を持ってきたのかな(笑)
このまま「カフェ・サンデイズ」が成功するのを見てみたい…
あとがき
「サンデイズ」と聞くと、オッサン世代だとNHKの伝説のアイドル音楽番組『レッツゴーヤング』(1974-1986)の番組オリジナルグループ「サンデーズ」(表記が微妙に違う)を思い出した人もいたのでは?
それと、私自身、賃貸物件の大家(東京で)と、店子(千葉で)の両方の立場なので、「賃貸物件は早い者勝ちではなく、大家さんとの “ご縁” が大事」って思います。
さて、ようやく希望物件に出会えた今回、次からどんな展開になるのか?
どちらにしても、涙あり、笑いあり、じわ~~っともあり、ほんわかもあり… で、次回も楽しみです。
最後に、なんと今作のサントラ盤の発売(Amazonは特典付き)が決まりました、パチパチ
ヨシフクホノカさんによるジャケットのイラストも素敵です!
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17962/
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