連続テレビ小説「らんまん」 (第9週/土曜日版・2023/6/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:Website、NHK高知局応援ページ、東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報、Twitter、Instagram
第9週『ヒルムシロ』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
いつか日本中の植物の名を明かし植物図鑑を作りたい、という夢を掲げた万太郎(神木隆之介)は、その第一歩として、植物学雑誌の出版を目指していた。一方、寿恵子(浜辺美波)は元薩摩藩士の富豪・高藤(伊礼彼方)から誘いを受け、舞踏練習会に参加することとなった。そして、万太郎も田邊教授(要潤)の誘いで高藤家のサロンへ行ったところ、ばったりと寿恵子と出会う。田邊から植物学雑誌を作ることの許しを得られたものの、どうも頭の中から寿恵子のことが離れず、仕事に身が入らなくなってしまった万太郎。長屋の住人である、りん(安藤玉恵)、えい(成海璃子)、ゆう(山谷花純)の3人の女性に励まされ、万太郎は自分の気持ちを伝えようと白梅堂へ向かうが・・・
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8週
深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ) 第9週
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略
大雨で、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます…
あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)
あしが管理人の “みっきー” やか!
(私が管理人の “みっきー” です!)
昨日から今朝にかけて、線状降水帯による大雨で、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
亡くなられた方もいらっしゃいます。
謹んで、哀悼の意を表します。
また、私の住む千葉県北西部の○○市には、夜中に洪水警報が発令され、今も市内の一部地域に土砂災害警戒区域に警戒レベル4「避難指示」を発令中です。
私の家は海や川から離れている上に、比較的高台にあるので、洪水の被害はありませんでしたが、大雨と強風で、妻が大切に育てていた “キュウリ” の枝が折れてしまいました…
ようやく、花が咲いて小さなキュウリが育ってきたのに。
ほかにもキュウリの苗はあるので、折れた枝は水に差して生き返らせるつもりです。
皆様も、貴重な週末ですが、無理なさらずにお過ごしください…

"高知パート" が残ったことが意外過ぎると同時に…
今週の「土曜日版」で驚いたことが、二つある。
一つは…
N「そのころ 峰屋は 苦境に立たされていました」
こんなナレーションによって残された “高知パート” だ。
僅かと言うべきか、数多と言うべきか、約1分十数秒間 “も” 盛り込まれたといって良いだろう。
残った "高知パート" に驚いた、二つの理由…
驚いた理由も二つある。
一つは、これまでも書いてきたが、“ドラマ”、特に “連ドラ” では “主人公が生きる世界” を常に見せるべきだと思っている。
主人公が今どこでどうやって生きているのかも重要なことだが、主人公にまつわる人たちも今どうやって生きているのかも描く必要があるのだ。
だって、今の主人公が存在できるのは、主人公を生かしている人たちの日々の営みがあるからだから。
従って、ダイジェスト版ではあっても、本編に盛り込んだのなら、土曜日版にも残すことで “主人公が生きる世界” が踏襲されると思う。
二つ目の理由は、今週は、「雑誌創刊」と「恋バナ&プロポーズ」という主人公の人生にとって、のちに振り返ると一大イベントが二つも盛り込まれたから、“高知パート” を残す尺がないと諦めていたからだ。
しかし、実際には本編中に、度々 “銘酒「峰乃月」” や “峰屋の当主” や “若” が登場するのだから、しっかりと盛り込むべきなのだ。
前作では、主人公の実家の東大阪よりも、母の実家である五島列島を強調していたが(苦笑)
というわけで、「土曜日版」に “高知パート”、特に、峰屋で奮闘する姉の綾(佐久間由衣)を強調したことで、上京してきた万太郎(神木隆之介)と、そして同じ女性キャラの寿恵子(浜辺美波)と生き方を比較することにもなって、世界観が広がったのは言うまでもない。
「雑誌創刊」よりも「恋バナ&プロポーズ」を強調した編集
もう一つの驚きは、「雑誌創刊」よりも「恋バナ&プロポーズ」を強調した編集になっていたことだ。
万太郎と恋バナのダイジェスト版を見ているかのようだ。
その分、引っ込んでしまったのが「雑誌創刊」のエピソードだ。
植物学教室の大窪講師(今野浩喜)のくだりを含めて、必要最小限だけ残してほぼすべて削除された。
恐らく来週は、「ここへは… しばらく 参りません!」と言わせたから、万太郎は「雑誌創刊」で印刷所を描いて、‘一方、寿美子は…’と言った感じで「恋バナ」を元薩摩藩士の実業家・高藤(伊礼彼方)絡みで描くのだろう。
要は、「雑誌創刊」と「恋バナ」の両輪で物語が進みますよ… というメッセージだったと思う。
あとは、次週がどんなバランスで両輪を描くのか楽しみだ。
あとがき
さり気なく「ヒルムシロ」が盛り込まれましたね。
水曜日分の感想に書いたとおり、「ヒルムシロ」の名称については、万太郎のモデルである牧野富太郎博士が述べた「迩言(じげん)を察するを要す━(一般の人が使う名前や呼び名から推測することも必要である━)」につながる大事な要素でもあります。
でも、あまり強調し過ぎずに、言葉遊び風に「ヒルが乗っかるヒルムシロ~…」くらいに扱ったほうが良かったように思います。
そして、今週が第9週ですから全体の「1/3」が終わり、今月末には第13週を迎えると「半分」を過ぎることになります。
今のところ、不満はなく心地良ささえ感じるので、嬉しい限りです。
引き続き、読者の皆様と一緒に応援したいです。
みっきーの植物図鑑
一昨日、近所の畑でタマネギの収穫をしていたので、お願いして撮影しました。
「秋に植えて、冬越しできれば、初心者でも育てられますよ」と教えてもらいました。
でも、賃貸戸建ての猫の額ほどの庭ではさすがにタマネギは…(笑)
買ってきた長ネギは土の中に入れて保存しますけどね。

結びに
ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/17958/
【これまでの感想】
第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 土
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 土
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 土
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 土
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 土
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 土
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 土
第8週『シロツメクサ』
36 37 38 39 40 土
第9週『ヒルムシロ』
41 42 43 44 45
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