日曜の夜ぐらいは… (第5話・2023/5/28) 感想

ABCテレビ・テレビ朝日系・『日曜の夜ぐらいは…』
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第5話『嬉しかった。死ぬまでわすれないな』の感想。
「3人でカフェを開く」という共通の夢を得て、サチ(清野菜名)は新鮮な気持ちでアルバイトをし、翔子(岸井ゆきの)もカフェ情報を収集するなど浮き浮きした毎日。一方、家と工場との往復を繰り返す若葉(生見愛瑠)は取り残されたような気分になっていた。そんな中、翔子は絶縁状態の兄・敬一郎(時任勇気)の訪問を受け、サチはカフェプロデューサーの賢太(川村壱馬)と再会する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:岡田惠和(過去作/ビーチボーイズ、ひよっこ、最後から二番目の恋、少年寅次郎)
演出:新城毅彦(過去作/あすなろ白書、イグアナの娘、南くんの恋人) 第1,2話
朝比奈陽子(過去作/昼上がりのオンナたち、全力で愛していいかな?) 第3,4話
高橋由妃(過去作/「アンサング・シンデレラ」最終回、「ナイト・ドクター」第9話) 第5話
中村圭良(過去作/家政夫のミタゾノ(4))
音楽:日向萌(過去作/孤食ロボット、デイジー・ラック)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」
企画・プロデュース:清水一幸(過去作/のだめカンタービレ、最高の離婚、問題のあるレストラン)
※敬称略
"3人" 以外のキャラクターを含めた転機が詳細に描かれ…
演演出担当が、今作は初担当の高橋由妃氏になり、あちこちに “イマドキ” な映像処理が増えて、“中華料理店” だけに少々面食らってしまったが(苦笑)
気にならない人は気にならないレベルなんだろう…
さて、オリジナル脚本だから、筋書きも結末も全く見えないわけだが、それこそがオリジナルの醍醐味だ。
そんな中で、前回では、“ドラマ”、“連ドラ”、“登場人物たち” のそれぞれが向かうべき行き先が描かれた。
そして今回では更に、メインの “3人” 以外のキャラクターを含めた転機が詳細に描かれた… という感じだ。
人間を描く "ドラマ" として、一段と "深煎り" に!
それだけではない。
前回までは、“3人” が同一の方向を向いて進んで行くように思ったが、確かに「一緒にカフェをやりたい!」は同じでも、三者三様の「やりたい!」があり、それらは当然にノットイコールではなく、微妙な差異まで丁寧に描かれたのが、この第6話。
従って、人間を描く “ドラマ” としては、一段と “深煎り(敢えて‘深入り’にしない)” になった。
実は、これが大事なことだ。
だって、“3人” が同時に変化して一つの目標に向かってしまったら、“3人” である必要がないからだ。
その意味でも “補欠” の加入は連ドラの後半に突入するにあたって良い “味変(あじへん)” になったと思う。
とにかく、日曜の夜ぐらいは… ドラマでしか見られないとしても “優しく尊い世界” を見るのはいいものだ…
あとがき
みね(岡山天音)を加入させたことで、なお一層物語に厚みが増した感じですね。
それにしても、若葉(生見愛瑠)と祖母・富士子(宮本信子)の即決、ぶっちゃけ、順応性、スゴ過ぎです(笑)
さて、予告編を見て… カフェプロデューサーの住田賢太(川村壱馬/THE RAMPAGE)って、どっち???
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