帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし (第7話・2023/5/27) 感想

テレビ朝日系・オシドラサタデー『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』
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第7話『星空の下の約束☆』の感想。
なお、原作の漫画、津村マミ『コタローは1人暮らし』(小学館『ビッグコミックス』刊)は、既刊9巻(2022年6月30日現在)は既読。
編集者の矢野(戸塚純貴)から、狩野(横山裕)が連載する漫画誌の休刊の知らせが舞い込む。移籍先は調整中だが、突然の休業に慌てた狩野はアルバイトを開始。だが、その事実をコタロー(川原瑛都)には黙っていてほしいと佑(松島聡)らに頼み込む。そんな中、コタローは幼稚園教諭の花輪(西畑大吾)と道でばったり再会。一方で、狩野はコタローに責められる夢を見て…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画、津村マミ『コタローは1人暮らし』
脚本:衛藤凛(過去作/前作、のだめカンタービレ、偽装不倫、NICE FLIGHT!)
演出:飛田一樹 (過去作/俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?) 第1,5,7話
樹下直美(過去作/前作、オトナ高校、未解決の女シリーズ、東京独身男子) 第2,3話
相沢淳(過去作/ゆとりですがなにか、獣になれない私たち) 第4話
小野浩司(過去作/真夏の少年~19452020、先生を消す方程式。) 第6話
音楽:篠田大介(過去作/前作、きょうの猫村さん)
主題歌:関ジャニ∞「未完成」
※敬称略
狩野の"無償の愛"が生み出す… コタローと新たな"家族観"
今回の見どころであり、“連ドラ” としての大きなターニングポイントになったのが…
中盤での純喫茶『ピュアウォーター』での狩野(横山裕)と元狩野の編集担当で小学者の副編集長・福野(大倉孝二)と美月(山本舞香)の次のやり取りだったと思う。
福野「子供には 親が苦しんでいる姿を
見せたくないっていう ある種の… 親心なのかな」
狩野「親心…? いや… 俺は違いますよ」
美月「狩野さん。これ 私からのおごり!」
何となく、コタロー(川原瑛都)に対する “親心” が芽生えていることに気づきつつも認めたくない、認められない、認めるわけにはいかない狩野が、福野の問いに否定したのを見て、美月が微笑む場面だ。
背景に、劇伴「ひとりにしないよ - Piano Version - 」が流れたから間違いないだろう。
「狩野どのの事を信じると決めている」と一足先に “信頼関係” を芽生えさせたコタローに、ようやく狩野が追いついた。
そして、ついに “その瞬間” がやってくる気配が…
いよいよ佳境に入っていくのに期待したい。
あとがき
“1人暮らし” の子供なのに… 甘えないし、頼らないけど、信じることだけは大人顔負けで全力のコタローから信じられたことに、正面から応えようとする狩野の成長が描かれ始めた今回。
これこそが、この実写ドラマ版の主人公が狩野で構成されていることの面白さであり醍醐味だと思います。
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【これまでの感想】
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