連続テレビ小説「らんまん」 (第8週/土曜日版・2023/5/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク:Website、NHK高知局応援ページ、東京もご当地!首都圏の「らんまん」情報、Twitter、Instagram
第8週『シロツメクサ』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
東京大学に通い始めた万太郎(神木隆之介)は、標本の整理などを楽しくこなす一方で、学生たちから部外者扱いを受け落ち込んでいた。竹雄(志尊淳)から喝を入れられ、元気を取り戻した万太郎は、東京の草花をもっと知ろうと、倉木(大東駿介)の案内で植物採集をすることを思いつく。泥だらけでイキイキとした表情で大学にやってくる万太郎。その姿を見た学生の波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)の気持ちは少しずつ動き始めるのだった。そんなある日、白梅堂へ立ち寄った万太郎は寿恵子(浜辺美波)と会話をする中で、いつか日本中の植物の名を明かし植物図鑑を作りたい、という新たな目標を見つける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:長田育恵(過去作/マンゴーの樹の下で、群青領域、旅屋おかえり)
演出:渡邊良雄(過去作/ゲゲゲの女房、花燃ゆ、まんぷく) 第1~3,6,7週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん) 第4,5,8週
深川貴志(過去作/とと姉ちゃん、半分、青い。、カムカムエブリバディ)
音楽:阿部海太郎(過去作/恋せぬふたり)
撮影:西鍵真治(過去作/カーネーション、マッサン、べっぴんさん、まんぷく)
照明:前田藍里(過去作/大阪発地域ドラマ「アオゾラカット」)
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
植物監修:田中伸幸(現・国立科学博物館、高知県立牧野植物園[2000-2015])
制作統括:松川博敬(過去作/篤姫、てっぱん、カーネーション等の演出担当、エンディングカット)
※敬称略
各地で地震が多いので、防災用品のチェックもしましょう!
あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
(私のブログに、よくぞいらっしゃいました。)
あしが管理人の “みっきー” やか!
(私が管理人の “みっきー” です!)
昨夜は、スマホから緊急地震速報がけたたましく鳴ったと思ったら、突然揺れだして、テーブル上の未開封の1リットルの炭酸水のペットボトルがゆらゆら揺れたと思ったら床に落ちるほどの地震でした。
千葉県北西部は「震度3」でしたが、かなり大きな横揺れで、張ってあったお風呂の水も零れてました。
最近は、各地で地震が多いので、お互いに注意しつつ、防災用品のチェックもしましょう!
濃厚な1週間をどうやって約 15分間に納めるか至難の業
「土曜日版」を見始めて最初に感じたのは…
まだ今週の月曜日は、万太郎(神木隆之介)と、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)は “他人行儀” だったんだ… ってこと。
金曜日には、ほぼお互いが “頼れる仲間” みたいになるわけだから、1週間の内容がどれだけ盛りだくさんで、濃厚だったのかが分かる。
きっと、演出、編集担当も、濃厚な1週間をどうやって約 15分間に納めるか至難の業だったと思う。
だって、あれも、これも、「やっぱり、カットしちゃうか…」な編集だから。
ナレーションでうまく省略した部分
そんな中で、うまく省略したのが、次のナレーション(N)のくだり。
N「竹雄の似顔絵を きっかけに 野宮と打ち明けた万太郎…」
神木隆之介さん自らが書いた「竹雄の似顔絵」を入れ込んで、画工・野宮(亀田佳明)の説明は省いて、野宮を植物学教室と田邊教授(要潤)のこだわりや先進性を説明する係に利用した。
やはりここは、万太郎がいろんな意味で植物画に目覚めることを強調することが大事だからだ。
主人公の夢、未来につながるエピソードが強調された編集
さて、「本編」では、木曜日の 7分過ぎから始まった「万太郎が久し振りに白梅堂に立ち寄るシーン」だが、「土曜日版」でも 7分過ぎから始まった。
「土曜日版」のほぼ半分を木曜日と金曜日分に割いていることからも、今週が万太郎が寿恵子(浜辺美波)と会話をする中で、いつか日本中の植物の名を明かし植物図鑑を作りたい、という新たな目標を見つけることを強調したいことが分かる。
まあ当然だが、これは万太郎と田邊との関係性よりも、主人公の夢、未来につながるエピソードだとの判断の結果だ。
最近の朝ドラでは、主人公の夢や未来を “紆余曲折” しておけば “物語” になると勘違いしている作品が多い中、こうして、しっかりと提示してから進めるのは好感が持てる。
なんでも、“どんでん返し” をすれば良いってものではないってことだ。
これなら「土曜日版」だけ見ている視聴者も満足では?
そして、白梅堂のあとの牛鍋屋と元薩摩藩士の実業家・高藤(伊礼彼方)のくだりは、どこを削ったの? といった感じ。
もちろん、クララ(アナンダ・ジェイコブズ)のピアノ演奏シーンがバッサリカットされたわけだが。
それよりも強調していたのが「四つ葉のクローバー」だ。
やはり、徹底的に “主人公の夢、未来につながるエピソード” を優先した取捨選択がされている。
そして、万太郎と田邊の違い、田邊の万太郎への複雑な心境も、ちゃんと押してきた。
「週5放送の本編」を全日見た人なら、かなり物足りないと感じるかもしれない。
しかし、本当の意味で、主人公の物語のみの “ダイジェスト版” であり、“まとめ” になっている。
これなら「土曜日版」だけ見ている視聴者も、置いてけぼりを食らうこともないし、今作を楽しめるに違いない。
あとがき
予告編の内容には触れませんが、「えっ、どうなるの?」「おいおい、それってどういうこと?」の連続でしたね。
本当に “先が見たくなる朝ドラ” になっており、満足度が高いです。
また、6~7月は NHK番組モニターで『らんまん』が担当番組になるので、思いっきり作り手さんたちに思いを伝えられます(4、5月もリポートは送りました)
この調子で、楽しく清々しい朝ドラが続くのを期待します。
みっきーの植物図鑑
昨日、通院の途中で立ち寄った、以前にもご紹介した千葉県船橋市にある「坪井近隣公園」で撮影しました。
この公園では、ボランティアの人たちが貯水池を利用してホタルの育成をやっています。
それで、こんなに水がきれいなんですね。

その貯水池の横の草むらで咲いていたのが下の花です。

ホタルの生息地にふさわしく、「ホタルブクロ(蛍袋)」と呼ぶそう。
初夏から夏の前半にかけて “釣り鐘形の花” を茎に多数咲かせます。
桜の頃に行った時は咲いていませんでしたので、季節の移ろいを感じました。
皆様も、あの花を見ると「季節が変わったなぁ」と思う草花はありませんか?
結びに
ほなな~!また来とうせ。
それでは、また来てね。
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/17940/
【これまでの感想】
第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 土
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 土
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 土
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 土
第5週『キツネノカミソリ』
21 22 23 24 25 土
第6週『ドクダミ』
26 27 28 29 30 土
第7週『ボタン』
31 32 33 34 35 土
第8週『シロツメクサ』
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