2009
Jul
31
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企画提案書として「政党マニフェスト」を考えてみた
今日の夕方の各党からの正式マニフェスト発表を直前にし、今朝のワイドショーの激論コーナーでも、相変わらず耳障りの良い美辞麗句を並べ、相手の揚げ足取りをやっていた。
◆企画コンペ◆
企業がイベント開催すると際に、相見積りを取るために企画コンペが開催されることがある。参加する限りはコストとコンセプトを最大限に生かした企画提案書と見積書を作り上げるのが私の仕事なのです。
◆マニフェストを国民への企画提案書と考えてはどうだろう。◆
そこで、総選挙を“国民がこれからの4年を託す政党を選ぶ企画コンペ”と考えたらどうだろう。一社で分厚い企画書を出す企画屋もあれば、実は下請け孫請けに丸投げ見え見えな企画書、小さな企画屋が共同で作った企画書もあるだろう。もちろん、見積書だって、ネジ一本まで書いてあるものもあれば、一式いくらってのもあるだろう。
◆美辞麗句と装丁がきれいな企画書は怪しい◆
経験上、美辞麗句と美しい写真や右上がりな図表で埋め尽くした企画書は中身が薄いか、実現性が低いと相場が決まっている。内容に自信があれば、A4一枚で済むことは明白。だから、私の作る企画書は枚数が少ない。だが、大手広告代理店の分厚い企画書でないと不安なお客さまもいらっしゃる。ここが企画書づくりの難しいところ。
◆国民も暇じゃない◆
しかし、実際には何十頁もある企画書(マニフェスト)をじっくり読むほどお客様(国民)は暇でないし、優れた企画(政策)なんて幾つもあるはずがない。明朝には各党からのマニフェストが並ぶだろうが、表紙や装丁や美辞麗句に惑わされてはいけない。
◆迷ったら立候補者に聞いてみよう◆
迷ったら、分厚い企画書を出した広告会社に、クライアントが必ず質問する事を立候補者に聞こう。「いくらで何をやってくれるの?」
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