連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第118回・2023/3/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第118回〔全126回〕/第25週『未来を信じて』の感想。
※ 本作は、2023年2月10日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
「こんねくと」では笠巻(古舘寛治)が講師となり定期的に行っている子どもへの技術教室が行われていた。その後で、舞(福原遥)は笠巻になにわバードマンにいた刈谷(高杉真宙)が「空飛ぶクルマ」作りに取り組んでいると話す。そして舞は御園(山口紗弥加)に、「こんねくと」も何か協力できないかと相談し、空飛ぶクルマが実用化されれば東大阪にも大きなチャンスだと言う。笠巻はそれを聞き、技術教室と同じで未来への投資だなと、相づちを打つ。
---上記のあらすじは[Yahoo!ニュース]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~17,19~22,24週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11,18,23,25週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3~5,7,13~15,21週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10,17,18,24週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12,19,22週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」助監督、特集ドラマ「ペットにドはまりして、会社辞めました」) 第20週
小河久史(過去作/「スカーレット 本編」助監督、「おちょやん 総集編」助監督) 第23週
大野陽平(過去作/夜ドラ「ここは今から倫理です。」第6回のみ、朝ドラ「ちむどんどん」第9週のみ) 第25週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
ご案内
今作の感想は、既に一度離脱しております。
従いまして、今後は管理人が最終回まで完全予想した内容をもとに書きますので、下記を読んでいただいていないと分からない場合があります。
連続テレビ小説「舞いあがれ!」※今後の感想について(暫定版)
「技術教室」と「オープンファクトリー」との違いが曖昧…
申し訳ないですが、今日は超忙しいため、いつも以上に「分かる人だけ分かればいい感想」ってことでご了承ください。
金曜日の放送で…
舞「会社として 子供たちに
ものづくりのよさを伝えていきたいと思てまして」
。。。と、始まった「技術教室」だが。
個人的には、今一つ「オープンファクトリー」との違いがモヤモヤしたままである。
面倒だから種明かしをしておくと、下記がネタ元だと思う。
NPO法人 東大阪地域活性化支援機構の社会教育支援事業「モノづくり体験教室」
https://npo-higashiosaka.org/?page_id=53
私が見つけたネタ元が正しければ、やはり “ほぼオープンファクトリー” ではある。
ただ、「オープンファクトリー」は、地域住民に工場を知ってもらうのが目的で。
「モノづくり体験教室」は、モノづくりの啓発を推進することを目的だから明確な違いがある。
で、モヤモヤする原因は幾つもあるが、一つは「騒音問題」の顛末が宙ぶらりんだからだ。
それこそ「住民の人たちは IWAKURAを含めた教場を利貸してくれるようなりました」のナレーションでも入れれば、「技術教室」が別物だと分かるが、まあ “メイン” は風呂敷は畳まないので…(苦笑)
「こんねくと」は「IWAKURA」の子会社でしょ?
別に、今さら揚げ足取りや粗探しをするつもりは毛頭ない。
しかし、今作が一応 “連ドラ” であるなら、最低限の “つながり” は描いてほしいのだ。
例えば、「こんねくと」は「IWAKURA」の子会社だ。
だったら、東大阪のモノづくりを体験させるなら、親会社「IWAKURA」から現役バリバリの職人を連れてくることこそが、子会社、いや “元営業エース” の裏技であり、「こんねくと」だからこそできる「技術教室」なのでは?
それこそ、「笠巻さんも参加するから」ってことで、愛弟子の結城(葵揚)や、笠巻がやったねじ製造の講習会の自主的参加者だった土屋(二宮星)ら若手も加わったら良かったと思う。
ただ、そうなると、親会社との交渉などの幾つかのシーンが増えて「残り2週」を超えてしまうのは明らかだ。
だから、メイン” からの引き継ぎ事項である、とにかく笠巻(古舘寛治)を再登場させて「舞ちゃん、スゴイ!」と「未来への投資」を言わせよ! を完了するために無理やりに「空飛ぶクルマ」エピソードの中に盛り込むしかなかったのだろう。
本当に、佃氏が気の毒だ。
佃氏の脚本、大野氏の演出は決して悪くない
ただ、前回も書いたが、佃氏の脚本、大野氏の演出は決して悪くない。
まず、主人公の “空を飛びたい” の夢や思いを、スランプ中の夫である貴司(赤楚衛二)妻へ優しさを通して、本編に組み込んでいる。
更に、“メイン” が避けがちな… 母・めぐみ(永作博美)らを交えての家族の語らいや、刈谷(高杉真宙)たちとの上下関係を含んだやり取りを、登場人物たちの “言葉” によって、しっかりと “気持ち” を伝えようとしているのが伝わってきた。
前回では、ややアングルやサイズに変化がないといったカメラワークや編集も、今回のように「しっかり見せる」目的なら、むしろ奇を衒わない演出に見えるし、何よりも “ホームドラマ” らしくて好感が持てる。
特に評価したいのが、御園(山口紗弥加)の描き方だ。
先日、「大事な御園のリアクションが映っていない」と苦言を呈したが、今回の舞(福原遥)と御園は、ちゃんと “バディ” に見えた。
社長をうまくコントロールしつつ、前に立てて、「こんねくと」には必要不可欠な人材に見たのだ。
付け加えるなら、笠巻を交えたやり取りなんて、あざとさも強引さもなく、自然な感じの今後のネタ振りに見たし。
やはり、“メイン” のように妙なこだわりがない分、描くべきことが明瞭だから整理整頓できるのだろう。
従って、「技術教室」ですら無駄遣いせず、今後の展開の “フラグ” としてうまく活用できたのだと思う。
あとがき
着々と最終回に向かっているって感じですね。
おまけ
今朝は腰痛がひどくて…
でも妻も担当の理学療法士さんも「あたなの腰痛は動いて血行を良くした方がいい」ってことで、歩ける範囲で川辺まで行きました。
曇り空の中でしたが、スイセンに似たすら~っと葉に、スズランのような下向きのベル形の花が可愛らしい「スノーフレーク」が咲いていました。
花言葉の「純潔」、「汚れなき心」に癒されます…

★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17781/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69 70 71 土
第16週『母と私の挑戦』
72 73 74 75 76 土
第17週『大きな夢に向かって』
77 78 79 80 81 土
第18週『親子の心』
82 83 84 85 86 土
第19週『告白』
87 88 89 90 91 土
第20週『伝えたい思い』
92 93 94 95 96 土
第21週『新たな出発』
97 98 99 100 101 土
第22週『冒険のはじまり』
102 103 今後の感想について(暫定版) 104 105 106 106 土
第23週『飛躍のチャンス』
107 108 109 110 111 土
第24週『ばんばの歩み』
112 113 114 115 116 土
第25週『未来を信じて』
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