連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第113回・2023/3/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第113回〔全126回〕/第24週『ばんばの歩み』の感想。
※ 本作は、2023年2月10日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
めぐみ(永作博美)は五島の信吾(鈴木浩介)から聞いた話をもとに、祥子(高畑淳子)が軽い脳梗塞になり入院したと舞(福原遥)に説明する。めぐみが取り急ぎ五島に向かうというと、舞も行きたいという。貴司(赤楚衛二)が歩の世話はちゃんとするからと、二人を送り出す。五島の病室で再会する舞とめぐみと祥子。祥子は見舞いに来てくれたことに礼を言うが、まだ手足の痺れがとれないとこぼす。
---上記のあらすじは[Yahoo!ニュース]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~17,19~22,24週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11,18,23週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3~5,7,13~15,21週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10,17,18,24週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12,19,22週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」助監督、特集ドラマ「ペットにドはまりして、会社辞めました」) 第20週
小河久史(過去作/「スカーレット 本編」助監督、「おちょやん 総集編」助監督) 第23週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
ご案内
今作の感想は、既に一度離脱しております。
従いまして、今後は管理人が最終回まで完全予想した内容をもとに書きますので、下記を読んでいただいていないと分からない場合があります。
連続テレビ小説「舞いあがれ!」※今後の感想について(暫定版)
感想は、そう簡単に"粗"は洗い流せません!
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
今日はぬっかですもんねー。春ん来たごっちゃよ
(今日は暖かいですね。春が来たみたい)
昼ごろになってポカポカ陽気になってきましたが、千葉県北西部の今朝は真冬のように寒い上に雨降りで。
それで 9時ごろ晴れたので洗車をしたら、10時ごろからまたザーザー雨で。
それで、『すきすきワンワン!』の感想を投稿し終えて、本日二度目の洗車を終え、花粉や黄砂もきれいに洗い流しました。
ってことで、結婚した 33年前に今は無き千葉県館山市の植物園「南房パラダイス」で買ったポット苗のラベンダーが今年もきれいに咲いたので、洗車仕立ての愛車と一緒にパチリ。

でも、感想はそう簡単に “粗” は洗い流せません!
困った時だけ、冠婚葬祭の時だけ祥子を登場させるから…
さて、どうやら “メイン” は、‘ばんば’こと祥子(高畑淳子)は “生涯現役” で周囲のそれを望んでいたが、冷酷にも‘ばんば’にも “老い” は訪れて… と、やりたいようだ。
しかし、プロの脚本家先生に言うのも気が引けるが、本当にエピソードの筋書きが稚拙すぎると思う。
もしも、本気で上記のことを描きたいなら、次の事前準備をしておかないとダメだと思う。
●東大阪に住む主人公たちが、常に祥子を心配している状況
困った時だけ、冠婚葬祭の時だけ、都合よく登場させるだけだから、そもそも舞(福原遥)もめぐみ(永作博美)も本気で心配しているように見えないのだ。
なぜ、わざわざ「船の仕事中に倒れた」設定にしたの?
そして、私が言いたくないのに稚拙だと申し上げたのには理由がある。
それは、ご丁寧に要らぬお世話で「船の仕事中に倒れた」設定にしたことだ。
めぐみ「ばんばはな 船着き場で お客さん降ろしたあと
急に めまいがする 手がしびれるて 言うたんやて」
“メイン” は気づいていないか、気にもしていないと思うが。
昨今、高齢ドライバーの安全運転が話題になっている。
決して、一律に高齢者は運転免許を返納すべきだとも思わないし、ここで社会問題を議論するつもりもない。
しかし、高齢者の安全運転が話題になっているのは事実であり、むしろ祥子の「めぐみ丸」が座礁や転覆しなくてよかったと… やめておこう。
要するに、ご丁寧に要らぬお世話で「船の仕事中に倒れた」設定にするから、思いつかなくてもいいことを考えてしまうのだ。
"船の仕事中に" 倒れる必要なんてなかった
そうしない作戦なんて簡単だ、そう「家で倒れた…」だけでいいのだ。
いや、もっと簡単で違和感がなくて納得しやすい設定もあるから、ご披露しよう(笑)
例えば、舞が出産する際にめぐみが社長業で忙しいから、身重の孫の出産の手伝いに五島から来ていた時に倒れればよかったのだ。
ほかにも、「物産展」のくだりの時にみんなと一緒に来て打ち上げの時に… とか。
所詮、多少のご都合主義が許される “ドラマ” なのだから、ご丁寧に要らぬお世話で “船の仕事中に” 倒れる必要なんてなかったのだ。
既に久留美が長崎県の病院でフライトナースになっていれば
いや、もっとベストな「こうしておけばよかったのに… 講座」で言うなら…
もっと早い段階で、久留美(山下美月)を長崎県の病院で “フライトナース” をやっている設定にしておいて。
五島列島の、例えば山中さくら(長濱ねる)がジャムを受け取りに行ったら祥子が倒れていて 119番通報して、フライトナースの久留美が「あの‘ばんば’が!」とドクターヘリで直行し、無事に搬送が終わって久留美が舞に一報でよかったのだ。
マジで!
そして一気に悠人(横山裕)、梅津勝(山口智充)と雪乃(くわばたりえ)、佳晴(松尾諭)にも伝わって、みんなで心配… こそが “ホームドラマ” なのでは?
久留美がフライトナースになるタイミングなんて…
また、久留美がフライトナースになるタイミングなんて、いくらでもあったと思う。
舞と貴司のプロポーズや結婚、貴司の出版、ブログ開設など、久留美以外のキャラクターの分岐点の時に「私も…」でよかったと思う。
ご丁寧に要らぬお世話で、舞の出産を待ってから送別会なんて筋書きにするからおかしくなるのだ。
どうせ、何を書いたって、途中で投げ出すことは百も承知なのだから…
"連ドラ"としては「おっちゃんとおばちゃん」が正解では?
これ以上は馬鹿馬鹿しいからやめておきたいが、折角書き始めたからもう一つ。
歩を心配した舞が貴司(赤楚衛二)への電話を切った時に、めぐみに次のように言う。
舞「お義父さんとお義母さんが来てくれはったって(字幕ママ)」
文字面は間違っていない。
でも、私はこの台詞を聞いて引っ掛かりを感じた。
確かに、勝と雪乃は義理の両親だから「お義父さんとお義母さん」なのは間違いない。
でも、舞にとっては義理の両親より前に、「窓を開けたら数秒で貴司」の物件の関係であり、ご近所で馴染みのお好み焼き屋の「おっちゃんとおばちゃん」ではないのか!?
だから、ここは主人公を “冷たい人” や “人でなし” に感じさせないためにも、勝と雪乃への親愛の情を態度で見せる描写として、「おっちゃんとおばちゃんが来てくれはったって」が断然、正解だったと思う。
このような適切な愛情表現をやらないから、前回で病室に勝と雪乃が見舞いに来て「ありがとう。この子に会わしてくれて」とやったところで、ご丁寧に要らぬお世話となるから微塵も感動しないのだ。
あとがき
別に箇条書きにする必要もありませんが。
下記がサクッと思いつく宙ぶらりん状態のエピソードと放送週の一覧です。
●主人公舞の発熱(アイス騒動) ※第7週『パイロットになりたい!』
●五島の観光再生 ※第19週『告白』
●一太の恋愛 ※第19週『告白』
●営業のエースがのけた後のIWAKURAの現状 ※第23週『飛躍のチャンス』
●オープンファクトリー ※第21週『新たな出発』
●タカシの地方での短歌教室 ※21週『新たな出発』
●短歌集を出版する編集者・リュー北條 ※第20週『伝えたい思い』
●IWAKURAの山田と営業の藤沢交際中 ※第21週『新たな出発』
●「こんねくと」の指輪以降の現状 ※今週月曜日
第23週以外、全部 “メイン” が書いては放置案件…
流石に、ここまで風呂敷広げて畳まないのはいかがなものかと思いますが。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17766/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69 70 71 土
第16週『母と私の挑戦』
72 73 74 75 76 土
第17週『大きな夢に向かって』
77 78 79 80 81 土
第18週『親子の心』
82 83 84 85 86 土
第19週『告白』
87 88 89 90 91 土
第20週『伝えたい思い』
92 93 94 95 96 土
第21週『新たな出発』
97 98 99 100 101 土
第22週『冒険のはじまり』
102 103 今後の感想について(暫定版) 104 105 106 106 土
第23週『飛躍のチャンス』
107 108 109 110 111 土
第24週『ばんばの歩み』
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