連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第111回・2023/3/10) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第111回〔全126回〕/第23週『飛躍のチャンス』の感想。
※ 本作は、2023年2月10日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
「こんねくと」を佳晴(松尾諭)が訪れ、もう一度きちんと津田道子(たくませいこ)にプロポーズをしたいと言い出す。御園(山口紗弥加)が、ここは恋愛相談所ではないと言うと、佳晴は指輪を作って欲しいと答える。実は津田は金属アレルギーで、アクセサリーを全く身に着けていない。佳晴はそんな道子でもつけられる指輪を作って欲しい、それを渡して正直な気持ちをぶつけたいと話す。
---上記のあらすじは[Yahoo!ニュース]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~17,19~22週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11,18,23週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3~5,7,13~15,21週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10,17,18週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12,19,22週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」助監督、特集ドラマ「ペットにドはまりして、会社辞めました」) 第20週
小河久史(過去作/「スカーレット 本編」助監督、「おちょやん 総集編」助監督) 第23週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
ご案内
今作の感想は、既に一度離脱しております。
従いまして、今後は管理人が最終回まで完全予想した内容をもとに書きますので、下記を読んでいただいていないと分からない場合があります。
連続テレビ小説「舞いあがれ!」※今後の感想について(暫定版)
「空飛ぶクルマ」開発に取り組むエンジニアたちの「挑戦」
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
今日はぬっかですもんねー。春ん来たごっちゃよ
(今日は暖かいですね。春が来たみたい)
昨日、下記のニュースを見つけました。
興味のある方は見てみてください。
きっかけは津波をひいた町を見た『衝撃』東京-大阪間を1時間で結ぶ「空飛ぶクルマ」機体開発に取り組むエンジニアたちの「挑戦」試作機のテストフライトに密着 | 特集 | MBSニュース
月曜日と金曜日の脚本は、"メイン"の影響を受けやすい
前回の感想では、多少ではあるが今週担当の脚本家・佃良太氏を褒めたが。
今回は少々ややこしい話をしないといけないから、まずはそこから書いてみる。
当事者に確認したわけではないから、あくまでも一般的な「連ドラの作り方」として。
いわゆる “メイン” の脚本家か、シリーズ構成担当のような役割の人が、全話の構成を考える。
要するに、“メイン” が様々なアイデア、登場人物や舞台の初期設定、プロット(おおまかなあらすじ)を考えるってこと。
それらを盛り込んだ「全体の設計図」をもとに、各脚本家が自分が担当する部分を書いていくわけだ。
だから、「朝ドラ」ならば、1週間の細かい表現などは “サブ” にそれなりの裁量があるが。
特に、月曜日は先週の展開を受ける必要があるし、金曜日は次週の展開につなげる必要があるから、この両日については “メイン” の影響を受けやすい。
このことを、頭の隅っこに置いて、これからの感想を読んでほしい。
「こんねくと」は、ほぼ「便利屋」でいいのか?
まず、冒頭から佳晴(松尾諭)が意味不明なことをいう…
佳晴「ここ 何でも作ってくれるんやろ?」
う~ん、私が真剣に見ていないからだと思うが。
いつから「こんねくと」は一般客の “作ってほしい” を随時受け入れていたのか???
もう、これが “アリ” だと、ほぼ「便利屋」でしかないのだが。
御園はん、流石にこれをいっちゃあ、おしまいでっせ!(笑)
しかし、佳晴の台詞は次の御園(山口紗弥加)がいう台詞に比べたらかわいいものだ…
御園「指輪なら 専門店に行った方が いいんじゃないですか?」
御園はん、流石にこれをいっちゃあ、おしまいでっせ!(笑)
この台詞が、今作が「こんねくと」で描いてきたこと、描こうとしていることを全否定していることにお気づきだろうか?
ちょっと分かりにくいかもしれないから丁寧に書いてみる。
まず、御園のこの台詞が今作で “アリ” だとすると…
先日に描かれた、金網ハンモック、パンチングメタルランプはおろか、今回で描いたチタン製指輪も、アクセサリーも、次のように言わざるを得ないのだ。
ハンモックも、ランプも、インテリアやアウトドアメーカーが作った方が いいんじゃないですか?
そういうことだ。
餅は餅屋、船は船頭に任せよ、仏の沙汰は僧が知るの如し…
更に今回がやった愚かなことは、指輪やアクセサリーを利用したことだ。
確かに、指輪を含めたアクセサリー全般でも「材料」は商品を選択する際の一つの基準にはなると思う。
特に金属アレルギーがあるならなおさらだ。
そして今作の「東大阪の技術を生かす商品を作る」という展開を考えれば、チタンにこだわるエピソードを完全に否定はしない。
しかし、ハンモックやランプと違い、一般的にアクセサリーの類は、材料よりも「デザイン性」や「センス」が、買う人や使う人の “好み” に合うかどうかではないのか?
だから、有名メーカーは “ウケるデザイン” のために “デザイナー” を抱えて商品開発しているのでは?
それこそ、最近なら有名メーカーでなくても、ハンドメイドのクリエーターが作ったファッション、アクセサリーなどを普通のお店では売っていない商品を扱う通販サイト「Creema」などが人気なのだと思う。
要するに、大量生産品だろうが、一点ものだろうが、アクセサリー商品は “デザイン” や “センス” が大きく問われる商品なのだ。
なぜ御園にデザイン関連の設定を作らなかったのか解せない
しかし、更に困ったことにものづくりの情熱にあふれている我妻花江(久保田磨希)に次のことを言わせてしまった。
我妻「あんたら アイデアだけは 毎回ええなぁ」
「アイデアとデザイン」でなく「アイデア」だけにしたところに、佃氏の情けを感じるが(苦笑)
これ、視聴者が主人公がデザインしたランプやアクセサリーを買いたいかどうかを問うてるわけではない。
ここでダメ元で「こうしたらよかったのに… 講座」をやってみよう。
簡単なことで、御園に何でもいいから “デザイン” に関連する過去の設定を盛り込むだけでよかったと思う。
取って付けたようだが… 趣味が絵を描くことでもいいし、大学は美大やデザイン学校に通っていたとか。
何なら、取材で知り合った仲のいいインテリアコーディネーターやイラストレーターがいるでもいい。
主人公がアイデア担当なら、御園をデザイン担当にするべきだったと思う。
もちろん、本音は「こんねくと」を起業する時に主人公がデザイナーを採用するべきだったのは言うまでもない。
今週の小河久史氏の演出も全く持っていただけない
ついでに書いちゃうが。
前回でも言及したが、今週の小河久史氏の演出も全く持っていただけない。
今回も「指輪なら 専門店に行った方が いいんじゃないですか?」という御園が “腕組み” していた。
我妻との会話の際は腕組みしていないのに。
こういう、ちょっとしたダメな演技指導のせいで、ますます御園が主人公に寄生しているだけのお調子者で役立たずにしか見えないのだ。
佳晴は普通に働いて貯金してプロポーズすればよかっただけ
前回で「佳晴を、ここまで “クズ” に描く必要もなかったとも思う」と書いた。
今回を見て、“メイン” が佳晴であれこれやりたいがために、不要な設定を盛り込むから支離滅裂になるのだ。
普通に働いて津田道子(たくませいこ)にプロポーズするだけでよかったのだ。
佳晴「舞ちゃん、婚約指輪は作れない?」
舞「おじさん、一点ものだと高くなりますよ」
佳晴「お金は貯めてある。だから作ってほしい」
舞「できるだけ安く作ってみます!」
で、よかったと思う。
結局、今回の「こんねくと」の商品開発も、いつも通りにコスト、販売価格を度外視しているのだ。
あれだけ、お金、お金… と描いていたのに。
あとがき(その1)
あらっ、予想通りに来週には赤ちゃん誕生ですね。
それも、なんと性別まで当たっちゃった(笑)
あとがき(その2)
もう、“メイン” が何を書くかなんて、ほぼお見通しですよ。
結局、“メイン” が自分のパートだけ好き勝手に膨らませる割に、“サブ” には「プロット重視」させるから、どんどんチグハグになっていくのです。
来週は「五島列島は私が書きたい!」だから、桑原亮子氏が書くので、またチグハグになると思いますけど。
あとがき(その3)
さて、おっちゃんのプロポーズに娘はともかく部外者が “主人公だけ” の理由で立ち会うなら、御園も… とか。
おっちゃんがラガーシャツでプロポーズするのは許容しても、手紙と指輪をパンツの中って… とか。
まあ、粗探しをすれば、いくらでも出てくる出てくるので、やりませんけど。
あとがき(その4)
いよいよ、残りもあと3週ですよ。
一度は心が折れましたが、皆さんと一緒になんとか完走できるかも?
ということで、来週も当ブログへこんねくと! ( ´ー`)ふぅ...

今朝(3/10)にアスファルト舗装から出て来たツクシ
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17754/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69 70 71 土
第16週『母と私の挑戦』
72 73 74 75 76 土
第17週『大きな夢に向かって』
77 78 79 80 81 土
第18週『親子の心』
82 83 84 85 86 土
第19週『告白』
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第20週『伝えたい思い』
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第21週『新たな出発』
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第22週『冒険のはじまり』
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第23週『飛躍のチャンス
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