100万回 言えばよかった (第8話・2023/3/3) 感想

TBS系・金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram、LINE
第8話『消えてもいいよ…別れの予感』の感想。
悠依(井上真央)を襲った犯人は特定されたが、依然、莉桜(香里奈)の行方は分からない。直木(佐藤健)は悠依を守れなかったことで落ち込む。一方、譲(松山ケンイチ)は直木の‘幽霊パワー’をはねのける方法を知り、再び悠依や直木と過ごせるように。そんな中、莉桜と彼女を連れ去った希也(永島敬三)が発見されると同時に直木を殺した証拠も見つかり、事件は解決すると思われたが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?、朝ドラ「おかえりモネ」)
演出:金子文紀(過去作/恋つづ、逃げ恥、俺の家の話) 第1,2,5話
山室大輔(過去作/天皇の料理番、グランメゾン東京、テセウスの船、アトムの童) 第3,6,8話
古林淳太郎(過去作/理想ノカレシ) 第4話
渡部篤史(過去作/チア☆ダン、レンタルの恋) 第7話
音楽:河野伸(過去作/おっさんずラブ、恋つづ、知ってるワイフ、俺の家の話)
主題歌:マカロニえんぴつ「リンジュー・ラヴ」
※敬称略
無駄が多過ぎたような…
先週までは「今期の連ドラでベスト3に入るかも?」なんて期待十分で見ていたのだが。
やはり、一言…
無駄が多過ぎた… と、思う。
じっくりと人の生き方や生きざまを描く作品にはなっている
第1話の感想の時から書き続けているが。
今作は、残された時間を考えるようになる(なった)世代の人たちに向けて「あなたは人生で‘やり残したこと’をどうするのか?」を問いつつ、人生の応援歌でもある… との思いは変わっていない。
だから、昨今の “ドラマ”、特にプライムタイムの “恋バナの連ドラ” が、13歳~49歳の女性をターゲットにした “胸キュン路線” でなく、じっくりと人の生き方や生きざまみたいなものを描く作品だとも思っている。
次回から、ようやく見たかったところにたどり着きそう
しかし、そもそも上記のような “ドラマ” を作りたいならば、悠依(井上真央)と直木(佐藤健)と魚住譲(松山ケンイチ)がいれば十分に成立するはずだ。
そこに、池澤英介(荒川良々)が加われば、いくら他のキャラクターが登場したところで、池澤が一番怪しいのは見ての通りなわけで(苦笑)
従って、こういう表現を今作には使いたくないが、「やっぱり、こうなるよねぇ」なのだ。
だから、直木の死を含めて今作で扱っている事件の真相については、池澤が真犯人かどうかは別にして、あとは既出の登場人物でまとめてくると思う。
ラスト2回に新キャラを登場させる可能性もゼロではないが…
となれば、残るは悠依と直木の恋バナの行方がどうなるのか? の一点だけが見どころだ。
いや、当初からそこを見たかったのだから、次回からようやく見たかったところにたどり着きそうってことになるが。
とにかく、悠依と直木と譲を描いたほうがよいと思う
なぜ今回は、こんなに回りくどい言い方をするのか?
それは、次回が最終回ではないからだ。
次回が最終回なら、「あとは、恋バナの結末が気になってしょうがない!」と感想を締め括れる。
でも、この状態から少なくとも “2話も” あるのだ。
それでなくても、今回だって宋夏英(シム・ウンギョン)のくだりにそれなりに尺を割いた)。
別に描くなとは思わないが、とにかく “メイン” である悠依と直木と譲を描いたほうがよいと思うのだ。
例えば今回の終盤にあったような、直木が幽霊ならではの手段で悠依を救えるかどうかみたいな描写を少しでも散りばめてほしいのだ。
あとがき
ごめんなさい、今回の感想は歯切れが悪かったです。
やはり、「やっぱり、こうなるよねぇ」と同時に、「そこは広げなくても、いいだけどなぁ」なんですよ。
だから、今回は評価しづらいです。
また当ブログ的に言いますと、山室大輔さんの演出回(第3話と第6話もそうでした)は全体的にごちゃごちゃした感じになるので、そこもちょっと…
でも、宋夏英が医師の設定である理由や、幽霊・樋口(板倉俊之(インパルス))がなぜ必要なのか? を含めて、ますます「先が見たくなる連ドラ」になったのは間違いありません。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17734/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
- 関連記事