警視庁アウトサイダー (第9話/最終回・2023/3/2) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』
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第9話/最終回『涙の結末』、EPG欄『最終回~ついに10年前の真相が判明…衝撃のラスト!!』の感想。
なお、原作の小説・加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)は未読。
10年前の殺人事件の真相に近づいた英児(西島秀俊)は窮地に立たされていた。その英児の前に意外な人物が現れる。光輔(濱田岳)が事件を解決して家族を取り戻すと改めて誓う一方、母の真由(石田ひかり)と話した直央(上白石萌歌)は複雑な思いを抱え、英児に連絡することができない。そんな中、雄一(斎藤工)と‘正義’について語る有働(片岡愛之助)はさらなる策を講じ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)
脚本:髙橋泉(過去作/映画「凶悪」「ミュージアム」「ソラニン」、TVドラマ「わにとかげぎす」)
脚本協力:朝倉燎子(過去作/「恋はDeepに」、「六本木クラス」のリサーチ担当) 第3~最終話
演出:木村ひさし(過去作/99.9-刑事専門弁護士-シリーズ、シェフは名探偵) 第1,2,5,7,最終話
向井澄(過去作/「シェフは名探偵」第5話と最終回のみ演出) 第3,4,8span style="color: #e20000;">話
日高貴士(過去作/「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」第7話のみ演出) 第6話
音楽:末廣健一郎(過去作/逃げるは恥だが役に立つ、私の家政夫ナギサさん)
主題歌:山下達郎「LOVE‘S ON FIRE」
エグゼクティブ・プロデューサー:服部宣之(過去作/となりのチカラ、トモダチゲームR4)
※敬称略(「日高貴士」の「高」は「はしごだか」)
風呂敷を広げずに、描いてきたことから結末を導いた最終回
真由「コロコロと一緒よ! 広く考えなくていいの。
あなたから見える範囲でいいの」
正に、この台詞の通りの作品だ。
思ったほど風呂敷を広げずに、描いてきたことから結末を導いた。
そんな感じの最終回だった。
分かりやすく「結末」を提示したのは十分に評価できる
今作は、放送前から総和数〔全9話〕を掲げて番宣していた。
それは、10話まで放送すると最終回が、TBS放送予定の『WBC2023 開幕戦 日本vs中国』とブッキングして視聴率が下がるのを予想したからに違いない。
従って、一般的な〔全10話〕なら、もう少し余裕を持って描けたであろう “縦軸” が第5話を境に少々雑な展開になってしまったのが悔やまれる。
しかし、〔全9話〕を考えれば、結末としては強引さは否めないとしても、結末に至る “謎解き” の部分を含めて分かりやすかったのはよかった。
やはり、連ドラとして最終回まで見てくれた視聴者に「結末」を分かりやすく納得できるように提示するのは正しいことだから、これはこれで十分に評価できる。
脚本、演出、俳優が連携していた作品として面白かった
また、この感想を呼んでいる人は該当しないかもしれないが…
今作は、小ネタを含めた、いわゆる「木村ひさしワールド」の超個性的な演出があって、そこが “評価の分かれ目” にはなったと思う。
しかし、所詮は “好み” の問題だから、民放ドラマなのだからイヤなら…って話だ。
個人的には、脚本と演出が小ネタを含めてちゃんと連携を取れていたし、それを演じ切れる俳優陣を揃えているので、当初の企画をしっかり映像化できていたと思うし、最終回まで踏襲したのはよかったと思う。
あとがき
テレ朝としては、同局の人気シリーズに作り上げていきたいようですが、視聴率的にはどうかな? って感じですね。
私は、テレ朝の刑事ドラマらしくて、続編も悪くないと思いますが…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17730/
【これまでの感想】
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