連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第102回・2023/2/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第102回〔全126回〕/第22週『冒険のはじまり』の感想。
※ 本作は、2023年2月10日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
舞(福原遥)たちはオープンファクトリーの成功を祝い、うめづで工場の社長たちと打ち上げを行う。そこに居合わせた小堺(三谷昌登)が、自分たちみたいな弱い工場にとっては目障りだと舞たちに難癖をつける。別の工場を営む曽根(井之上チャル)が舞に、小堺はひし形金網の製造工場を経営しているが、年々注文が減っていて厳しい状況にあることを告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!ニュース]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~17,19~22週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11,18週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3~5,7,13~15,21週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10,17,18週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12,19,22週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」助監督、特集ドラマ「ペットにドはまりして、会社辞めました」) 第20週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
先週の感想で一部に誤りや誤解を招く表現があったので…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風邪を引かないようにね)
先週の感想で一部に誤りや誤解を招く表現があったので、修正加筆できるところはやりました。
ってことで、読んでいない方のためにちょっとだけ説明をします。
「オープンファクトリー」のくだりですけど…
●参加していたのはパネルに顔写真があった「7社のみ」
●工場見学&解放は、各工場で開催
●ものづくり体験会場は「IWAKURA」でなく、摘路西公園前にある摘路イトラビルの2階
●模型飛行機を見て子供を連れて来たいと言っていた工場主は俳優名も配役名もクレジットなし
では、週末の大量のアゲ記事への称賛コメントとは一線を画して、当ブログは少数派閥ですが頑張りま~す!
町おこし関連の市職員の名刺は結構オリジナリティーがある
先週の金曜日では馬鹿馬鹿しくて言及しなかったが。
粗探しをするつもりはないが、「こういう現実もある」ってお話。
ネット上や非公開希望コメントにも「役人の名刺に個人のイラストなんて入れるの?」との疑問があったが。
私の経験談からすると、「普通にアリ」である。
特に、地域産業や町おこしや観光に関連する部署の役所の職員は、支給品の名刺では味気ないってことで、自腹で名刺を作っている人もいるし、一定の自由度を職員に与えている自治体もあるのが現実だってこと。
それくらいに、地方のことしか知らないが熱心な職員さんはたくさんいると思う。
関連部署の役人が「酒の席」で乾杯発声までやるのは…
このような私だから、前回ではスルーしてしまったから今回で言及しておかなければいけないこと。
それは、先週末も描かれた「うめづ」での「打ち上げ会」だ。
まあ、浪速大学の准教授が参加するのは “あくまでもゲスト(協力者)” としてならギリギリでアリだと思う。
しかし、担当・関連部署の役人が「酒の席」にいて、更に乾杯発声までやるのは、まずもって解せない。
経験上、私が所属していた NPO内にも市長直属の観光推進課の職員の人がいたが、関連業務の仕事の打合せに参加する際は “役人” として出席していたし、打ち上げの酒の席には「市民から誤解を招く恐れがあるから」と欠席していた。
当然、NPOの仲間でもあるから、NPOの新年会や忘年会には “仲間” として参加していたが。
これ、数年前の話だから、劇中の時代と変わらないと思う(東大阪市が特別にザルなら別だが)
なぜ、"7社以外"の社長さんたちも打ち上げで飲んでるの?
更に、敢えて脚本家と演出家が月曜日になっても盛り込んできたから、私も「打ち上げ会」について、もう少し書いてみる。
前段で書いた通り、今回のイベントの参加企業は「7社のみ」である。
しかし、「会」にはご覧のとおり「7社以外」の社長たち? が多数映っている。
まあ、「今回は参加しなかった近隣工場の社長さんたち」ってことなのだろうが、なぜ “一緒に” 飲んでるの?
全く、意味が分からん!
えっ? 東大阪市の工場街のアイドル、舞ちゃんに会いたいから?
だったら、せめて「ものづくり体験会場」で手伝う(それこそ、近所の子どもたちを連れて来るとかね)などの描写があって、「今度はうちもガッツリ参加させてもらいます」なら “一緒” に飲むのはアリだと思うが…
めぐみを参加させるだけで、印象は違ったと思う
まあ、そんなことは小さなことだ。
いよいよ、本題に入る。
今作に 1ミリも感情移入はしていないが、あんな雰囲気のところでなぜ飲んでいるのか知らないが…
ひし形金網を作っている小堺(三谷昌登)だけに、つい心のひし形が歪んで声を出して怒りたくなる気持ちは察する(苦笑)
だって、新聞記者から入れ知恵があって、サークル関係者の役人と准教授の協力があったから成功しただけで、“二代目社長” でもない主人公・舞(福原遥)が偉そうに音頭を取ったような態度を見せられたら、私だって腹が立つと思う。
そもそも論でいうなら、「会」に “二代目社長” である めぐみ(永作博美)も参加しており、参加者たちが「今回は舞ちゃんのおかげで成功したようなもんや!」と舞を担ぎ上げればよかったと思う。
そして、小堺は、いい気になってる “めぐみと舞” の母子に嫌味をぶつけるだけでよかったのだ。
それを、これ見よがしにヒロイン特権であれこれ手柄を持たせるから(いつものことだが) “舞アゲ” が “舞サゲ” にしかならないのだ。
「町工場の活気」に結び付けるのは、整合性無視も甚だしい
さて、主題歌明けも、不可思議な描写が続く…
舞「町工場に活気が戻ったらええなって 思ってたんですけど」
あの~~~~~ぉ、桑原氏は自分が書いた先週分を忘れちゃったのか?
それとも「連続テレビ小説」とは名ばかりで「不連続テレビ小説」なのか??
幾度も書いて恐縮だが、そもそも、この現状に至る原因として「東大阪市の工場騒音問題」があったのだ。
で、近隣住民が工場の音を “騒音” だと感じるのは工場のことを知らないこと、そう「住民の無知が原因」です… と、勝手に理由付けをやったのは “メインの脚本家と演出家” なのだ。
そして、更に “メイン” は「無知な住民に工場を知ってもらう」を “主人公の挑戦” と “主人公の目的” にすり替えたのだ。
でもって、その延長線上に “メイン” は、短歌を知ってもらうってことの一つとして「短歌教室」を盛り込み、なにわバードマンを匂わせるために「模型飛行機」まで登場させたのでは?
いくらなんでも、「7社が参加したオープンファクトリーの成功」のが “町工場の活気” と結び付けるのは、強引とか無理やりをはるかに超越して、非合理的思考であり、整合性無視も甚だしいと思う。
"オモチャ"の単語を適当に盛り込み過ぎるから…
ただ、なぜ “メイン” が、このような展開を平気で書けるのか? の予想はつく。
金曜日分に書いたから詳しくは書かないが、「オープンファクトリー」同様に、「町工場の活気」という遊びたくてしょうがない “オモチャ” を手に入れたから、使いたくてしょうがなくて盛り込んだのだ。
これまでだって、“メイン” に限らず今作には…
ボルト試作のプロジェクト「IWAKURA・夢プロジェクト」
「品質マネジメントシステム」や「JIS Q 9100」
「インサイダー取引」
五島列島の「ヤング釣りフェスタ」や「物産展」など
その時点でストーリー展開上では不要とは言わないまでも、主人公・舞の物語に直接的に関係のない “単語” を盛り込んで、その言葉を使った短編エピソードを作り、それを分割させて日替わりで盛り込んで、描いたつもりで進んできたのだ
だから、殆どの短編エピソードが尻切れトンボで終わっては、次の単語へ進むから、つながりが無くなってしまうのだと思う。
新婚のはずの舞が貴司より曽根(二代目)といるほうが多い?
先週から気にはなっていたが、今週(月曜日だけだが)顕著になったので書いておこうと思う。
それは、新婚のはずの舞が夫の貴司(赤楚衛二)と一緒にいる印象よりも、「曽根金型製作所」の曽根(二代目)(井之上チャル)と仲良くしている印象が強いのが気になってしょうがない。
別に、新婚生活を描いてほしいなんて思わないが、完全に “舞の経営コンサルもどき” と “貴司の売れっ子歌人” のパートが別々に動いているのが解せない…
あとがき
今回で唯一よかったのは、舞が自ら小堺の工場に行って写真をもらい、発案したこと。
出しゃばり過ぎなのは、今に始まったことではないですし。
おかげで、営業そっちのけで “経営コンサルもどき” の話になってますけど(苦笑)
おまけ
「土曜日版」の感想にチラリと書いた “そっとサプライズ” ですけど
本家ブログだけですが、離脱準備モード中ではありますが、まだ期待は捨てていないことの意思表示をしてみましたよ。
お気づきになりましたか?
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17714/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
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第7週『パイロットになりたい!』
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第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
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第10週『別れと初恋』
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第11週『笑顔のフライト』
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第12週『翼を休める島』
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第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
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第16週『母と私の挑戦』
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第17週『大きな夢に向かって』
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第18週『親子の心』
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第19週『告白』
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第20週『伝えたい思い』
92 93 94 95 96 土
第21週『新たな出発』
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第22週『冒険のはじまり』
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