連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第21週/土曜日版・2023/2/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第21週『新たな出発』の「土曜日版」の感想。
※ 本作は、2023年2月10日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
2015年3月。舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)の結婚を祝うパーティーがノーサイドで開かれる。祖母の祥子(高畑淳子)や木戸(哀川翔)、信吾(鈴木浩介)、さくら(長濱ねる)など五島の人々や、なにわバードマンの先輩・由良(吉谷彩子)や航空学校の矢野倫子(山崎紘菜)も駆けつけた。久留美(山下美月)の父・佳晴(松尾諭)に伴われて悠人(横山裕)もやって来る。兄との久しぶりの再会を喜ぶ舞。それをめぐみたちは温かく見守る。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~17,19~21週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11,18週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3~5,7,13~15,21週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10,17,18週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12,19週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」助監督、特集ドラマ「ペットにドはまりして、会社辞めました」) 第20週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
呆れと怒りと情けなさ満載でお届けします…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風邪を引かないようにね)
今日の夕方、千葉県北西部はちらちらと雪が舞いました…
舞…
「土曜日版」の感想は、今回が最後になるかもしれません。
それくらい呆れてしまったから、こんな遅い時間の投稿になったわけです。
従いまして、呆れと怒りと情けなさ満載でお届けします…
"違和感満載" とは正にこのことで…
とにかく、「土曜日版」だからといって、特に感想はない。
ただ、まず序盤の結婚のくだりだが…
“違和感満載” とは正にこのことで…
●全部、お父ちゃんのおかけで…
●近所のチャペルがある結婚式場で…
●IWAKURAや取引先、親戚や友だちを呼んで結婚式と披露宴を挙げ…
●もちろん、八木、大河内教官も参列したでしょう…
●一旦、父の遺影を家に持ち帰り、感謝の意を伝えて…
●今度は馴染みの店「ノーサイド」で…
●内内でパーティーをやっているとところに…
●問題児のニーニーがバツが悪そうに入ってきて…
… ようには見える(苦笑)
「土曜日版」の内容にしたいのなら、最初から…
最初からこんな感じの印象にしたいのなら…
結婚式当日の朝、実家で主人公と貴司が仏壇に手を合わせて「お父ちゃん、ありがとう」、「お父さん、行ってきます」と言って…
前作『ちむどんどん』のように結婚式のシーンは丸々カットして…
めぐみのテーブルに浩太の遺影を置いておくだけでよかったのでは?
いやいや、そもそもの話をするなら、結婚式も披露宴も二次会もなしで。
それこそ “メインの脚本家と演出家” がお得意の<すっ飛ばし芸>で…
月曜日の冒頭を<遺影を抱えた記念写真一枚>で済ませて、御園記者も市役所もなしで、舞ちゃんがニッコリ笑顔で次のように宣言して、メインタイトルでよかったと思う。
その後も、役人の「御社と特定されているわけではありません」も削除されて。
その上、「勉強会のあとの懇親会」が「勉強会」にすり替えられているし
プロ、NHKの朝ドラのスタッフとしての矜持はないのか?
いや、当ブログの「土曜日版」の感想をこんな時間にもかかわらず読んでくださっているのだから、もっと真剣に書いてみる。
私は “メイン” も “サブ” もプロのクリエーターであると信じているし、リスペクトしているつもりだ。
そして、私もプロのクリエーターの端っこの端くれだと自負もしているから、敢えて書かせていただく。
プロとして、NHKの朝ドラのスタッフとしての矜持はないのか? と。
私は朝ドラの「土曜日版」は、総集編であり、ダイジェスト版であり、本編(月曜~金曜の5回分)を見ていない人のための助けだと思って見てきた。
だから、多少の軌道修正や印象操作は許容範囲としてきた。
だから、今回の様々な “すり替え” や “印象操作” については、終わることができる。
しかし、全体の構成については、ハッキリ言わせていただく。
エピソードも主人公も、何の脈略もなく"全部入り"で終了?
これ、本編のほぼすべてのエピソードが短く切り刻まれて詰め込まれていた。
「えっ? いつもそうでしょ?」
そうでは ないのだ。
いつもは、すべてのエピソードの中から重要なエピソードを選んで、そこを広げる形で尺を埋めつつ、削除した部分によって生まれた違和感を払拭するために辻褄合わせのナレーションを追加して、まとめているのだ。
でも、今回は違う。
まず、手抜きをしたのか知らないが、「エピソードの選択」をやらずに “全部入り” にした。
その上、主人公の出演シーンについては、ほぼすべてを盛り込んだ。
これによって、前述のように、「何となく … のように見える」カタチには仕上がっていた。
しかし、もはやストーリーは箇条書き以下で、連続性に著しく乏しい限りだし。
映像的には説明にすらなっておらず、ただのヒロインの出番を繋げたにすぎず…
いやぁ、流石に完パケ(「完全パッケージ」の略で、完成品のこと)を見た時に、試写室で「これは、まずくない?」の声が出なかったのか知りたいくらいの代物なんだが…
あとがき
この「土曜日版」が、受信料を収めている視聴者に見せられる映像として誇れる作品ならば、もう今作の作り手たちは “物語” を描くつもりないってことですよ。
「舞ちゃんの魅力満載のプロモーションビデオ」、「インパクト重視の IWAKURAの採用動画」でも作っているつもりなのでは?
もう、本編なんて放送する価値も意味もないと思いますが…
おまけ
あまりに _| ̄|○ ガックリしたので…
今夜は久し振りに「ギムレット」を作って飲もうと思います。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~〔全8回〕 (第6話・2023/2/23) 感想
それと、明日、第102回の感想を投稿した場合は、そっとサプライズをやろうかなって思案中です…
休日なので、コメント欄は暫し閉鎖しておきます…
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/17711/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69 70 71 土
第16週『母と私の挑戦』
72 73 74 75 76 土
第17週『大きな夢に向かって』
77 78 79 80 81 土
第18週『親子の心』
82 83 84 85 86 土
第19週『告白』
87 88 89 90 91 土
第20週『伝えたい思い』
92 93 94 95 96 土
第21週『新たな出発』
97 98 99 100 101
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