連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第19週/土曜日版・2023/2/11) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第19週『告白』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
悠人(横山裕)がインサイダー取引をした疑いがあるとテレビで報道され、雪乃(くわばたりえ)はすぐにめぐみ(永作博美)に連絡する。めぐみが電話をするが悠人は出ない。舞(福原遥)も何度も悠人のスマホを鳴らすが連絡がつかない。IWAKURA には問い合わせが殺到し、会社の前には報道陣も集まり始める。めぐみは社員たちに迷惑をかけると頭を下げるが、社員たちはこれまで通り仕事をしようと舞やめぐみを励ます。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~17,19週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11,18週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3~5,7,13~15週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10,17,18週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12,19週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
まず、「本編」の内容を"おさらい"してみる…
まず、本編を見た人は分かると思うが、見ていない人のためにちょっとだけフォローしておくと。
本編では、木・金曜日に「五島列島チーム」を集結してしまった影響もあって、今週は “一太の恋バナ” の印象が強くて、他のエピソードは添え物的になっていた。
●だって、悠人(横山裕)については望月父娘が自宅で開放しちゃったことで、内容よりも違和感が強かったし。
●貴司(赤楚衛二)だって、話が進んでいるのかいないのかハッキリしないでウロチョロだし。
●主人公・舞(福原遥)の恋の予感にしたって、柏木(目黒蓮)の時ですら恋心が曖昧だったからピンボケ状態だし。
●一太(若林元太)だって “キャラが人懐っこい” から見られるが、所詮はピンポイント登場の脇役の一人に過ぎないし。
●結局、主人公はすべてのエピソードに顔を出し首を突っ込んではいるものの、IWAKURAの求人広告のネタですが、居なくても成立するくらいに存在感は薄いし、存在の必要性すらほぼ無い…(困)
これが、今週の「本編」だったのだ。
「土曜日版」は、"悠人と主人公の兄妹物語"になってる!
しかし、この「土曜日版」ときたら…
想像以上に、悠人を押して押して押しまくり。
もしかして、今週の編集担当は「悠人担」か… と、思うくらいだ(笑)
更に、思えば意外と出番が多かった久留美(山下美月)をうまく利用して、久留美の “幼なじみ” で “親友” ってことで舞と貴司を久留美に紐づけさせて描いてきた。
この編集のおかげで、前半の悠人のくだりと後半を合わせると、「兄を気遣う心優しき妹」と「幼なじみや親友を励まし、自分のことは二の次の殊勝なヒロイン」の物語… に、見える!!!(凄)
恐らく、来週は「自分のことは二の次の殊勝なヒロイン」が動く展開になるから、その下ごしらえとしての「土曜日版」による印象操作、いや軌道修正だと思うが。
「土曜日版」でやれるなら、なぜ「本編」でやらなの???
私は、この「土曜日版」が悪いとは思わない。
むしろ、繰り返し書いているとおり、舞は “先頭を切っていくタイプではなくて、周りにいる人を感じながら幸せになることを一緒に見つけて、難局をどう乗り越えていくか一緒に考えていくヒロイン” であることを主軸にしたネタの連鎖になっているから、むしろ “こっち” が “良い” とすら思っている。
一太とさくら(長濱ねる)推しの私としては、「五島列島チーム」の場面自体も少ないし、物産展があったことを含めて集結した印象が薄まっているのは残念だが、いま描くべきは「東大阪チーム」だから、これは間違っていない。
また、「本編」でたいへん気になっていた「幼なじみ or 親友」のこともいい塩梅に曖昧に誤魔化しているため、久留美が舞のことをいつも心の底から心配している “幼なじみ & 親友” のように見えて終わったのも悪くない。
そう、「土曜日版」でやれるなら、なぜ「本編」でやらなの??? ってことだ。
あとがき
「週5放送の本編」を見ている人は「土曜日版」は見ない人が多いでしょうから、毎週「土曜日版」で修正しないで、最初から「本編」でやればいいと思います。
もしかすると、「本編」の撮影・編集中は、その前後の週の脚本が未完成で “つながり” が見えていないけど、「土曜日版」の編集の時は全体の構成が見えている可能性もありますけど…
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/17669/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69 70 71 土
第16週『母と私の挑戦』
72 73 74 75 76 土
第17週『大きな夢に向かって』
77 78 79 80 81 土
第18週『親子の心』
82 83 84 85 86 土
第19週『告白』
87 88 89 90 91
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