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100万回 言えばよかった (第5話・2023/2/11) 感想

100万回 言えばよかった

TBS系・金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagramLINE

第5話『バレンタインデートは幽霊と』の感想。



悠依(井上真央)が自分と莉桜(香里奈)、殺された涼香(近藤千尋)が写った写真を手にする中、直木(佐藤健)は突然の胸の痛みに苦しんでいた。そんな折、悠依が襲われる事件が発生する。直木の葬儀が終わり、落ち込む悠依を励まそうと、直木は譲(松山ケンイチ)を通じて悠依をデートに誘う。広田家にあった写真の遊園地に行った3人だが、そこで悠依と直木はけんかになり…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?、朝ドラ「おかえりモネ」)
演出:金子文紀(過去作/恋つづ、逃げ恥、俺の家の話) 第1,2,5
   山室大輔(過去作/天皇の料理番、グランメゾン東京、テセウスの船、アトムの童) 第3
   古林淳太郎(過去作/理想ノカレシ) 第4
音楽:河野伸(過去作/おっさんずラブ、恋つづ、知ってるワイフ、俺の家の話)
主題歌:マカロニえんぴつ「リンジュー・ラヴ」
※敬称略



まえがき

個人的な事情で今日は3作品のドラマの感想を書く予定なのだが、ブログに割ける時間が少ないため、どれも「簡単感想」で済ませようと思ったのが。

あまりにも、今作が良いので、他を「超簡単感想」にして、こっちに全力投球してみる(笑)

火葬場シーンから遊園地、フリーフォール級の落差に感心!

前回で遺体が見つかり、謎の情勢も現れたから、いよいよ素材が揃ったところで、(恐らく)折り返し地点の第5話として一気に警察が動き出して事件捜査に拍車がかかると思いきや…

まさかの… 遊園地デートで観覧車、バレンタイン企画のカップルクイズ大会とは(驚)

いやあ、お葬式のシーンでじわ~っとしちゃった直後だけに、正にフリーフォール級の落差に感心してしまった。

やはり、やるなら徹底的に予想や期待を裏切ってこそ価値があるってわけだ。

もはや、俳優さんの演技力が成せる匠の技!!

今回で注目すべきは、松山ケンイチさんが佐藤健さんを演じていること。

いや、正しくは、松山ケンイチさんが演じる譲に佐藤健さんが演じる直木が憑依しているのを演じているわけだが。

ホント、ややこしい…(笑)

しかし、真面目に書くなら、松山ケンイチさんが「刑事・魚住譲」と「幽霊の鳥野直木」を完璧に演じ分けているのが素晴らしいのだ。

もちろん、譲と直木は全くキャラが違うから、キャラの違いを見(魅)せるのは松山さんクラスの演技力なら簡単なことだと思うが、スゴイのは「譲に直木が憑依している」ように見(魅)せることに成功していることだ。

もちろん、カット割りや編集のうまさもあるのだが、やはり俳優さんの演技力が成せる匠の技といってよいと思う。

「いいドラマ」は、どうしても演出を分析・解説したくなる

さて、「いいドラマ」というのは、どうしても演出を分析・解説したくなるので。

今回は、今作のメイン監督でもある金子文紀氏の演出を、私の勝手な推測で分析&解説してみる。

そもそも、金子文紀氏といえば、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS/2016)のメイン監督でもあって、放送当時は毎回演出を詳細に解説したものだ。

というわけで、今回はさらりとやってみようと思う。

観覧車のカットに秘められた"黄金比"に注目!

まず、注目したいのが、悠依(井上真央)と直木が観覧車に乗っているところをカゴの外から撮影したカットだ。

「L字」が “黄金比”
©TBS

ご覧の通りに画面が「L字」に切り抜かれたような構図になっており、その「L字」が “黄金比” になっているのだ。

黄金比は “最も美しいといわれている比率” で、近似値では「1:1.618」、「5:8」という比率になる。

身近なところにも黄金比はあって、例えば、一般的な「名刺」のサイズである55×91mm、クレジットカードなどのカード類も黄金比に近い「1:1.58」、また世界的企業である、Apple社とGoogle社のロゴも、黄金比。

美しいだけでなく、見慣れているため “しっくりくる” のである。

このゴンドラのカットも、本来は緊張と喜びなど複雑な心理状態の二人を描く場面だから、あえて「赤と白」で明るい色調にしたうえで「黄金比」を作ったと思う。

普通は同じ画角(サイズ)の被写体のカットは直結しない!

もう一つは、下の画像である。

直木の火葬場でのアップ、直木の遊園地でのアップ、直木が憑依した譲のアップ、その譲に怒る悠依の4カット
©TBS

直木の火葬場でのアップ、直木の遊園地でのアップ、直木が憑依した譲のアップ、その譲に怒る悠依の4カット。

これ放送上では4つが矢印の順番で “ほぼ直結” されていた。

これがスゴイと思うのは、普通は同じ画角(サイズ)の被写体のカットは直結しないのだ。

なぜなら、違いが分かりづらくなるから。

しかし、敢えて似たような画角で登場人物の顔を連続させることで、特に前の3つについては「自分のからだが焼かれるのを見る直木」、「譲に憑依した直木」、「直木が憑依した譲」の “3人” がごちゃ混ぜの印象になって “憑依” を映像化させつつ、更に悠依まで同じ画角にすることで、“3人” が運命共同体のように描く効果があったと思う。

今作は映像的な"差し色(アクセントカラー)コーデ"がうまい

3つ目と4つ目は、どちらも「3人のショット」だが、注目すべきは “カラフルな色遣い” だ。

カラフルな色遣い
©TBS

カラフルな色遣い
©TBS

しかし、今作はこのカットに限らず、全体的に色がカラフル… というか、いわゆる「差し色(アクセントカラー)コーデ」がうまい。

しかも、主要な登場人物たちの衣装は意外に地味な服装を多めにして、ロケ地やスタジオセットの小物などで差し色を取り入れている。

このことで、俳優さんたちの演技を見ることに集中できつつ、映像的に明るさを感じさせることで、作品全体を重く暗い印象にし過ぎない効果をもたらしていると思う。

まあ、どれも私の勝手な思い込みや推測だが、興味を持ったら見直してみると「なるほどね」と感じると思う。

今作においては… いわゆる"考察"ってのは野暮だと思う…

さて、最後の全体の感想を。

とにかく、どんどん事件が複雑になっている。

それに伴って登場人物も増えている。

しかし、ミステリーとして、いい塩梅で “ヒント” をチラ見させてくれているため、素直に楽しめている。

そう、今作においては… いわゆる “考察” ってのは野暮だと思うから、やらない。

いや、考察するのではなく、ミステリーの謎解きを譲と一緒に楽しみつつ、直木と悠依の “大人の恋の結末” を静かに見届ける… ことができる人が楽しめる “ドラマ” だと思う…

あとがき

今期の連ドラでは、今作と、日本テレビ系・シンドラ『すきすきワンワン!』が演出を語りたい “ドラマ” になっています。

皆様からのリクエストなくても演出の解説はやっちゃいます!

でも、応援していただけると嬉しくなって頑張れます…


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★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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